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MILTOL200mmとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影(2)

2021-11-29 17:11:30 | 銀河
(1)MILTOL200mmとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影概要
 ・撮影対象(アンドロメダ座)
  アンドロメダ銀河(M31)[18]
 ・機材
  望遠鏡:MILTOL 200mm F4[1-2]
  ファインダ:SVBONY SV182 6x30 十字線入り90°正立ファインダー[3]
   ※MILTOLへのファインダ台座取付けは、参考文献[4]を参照。
  イメージセンサ:Player One Neptune-C Ⅱ(SONY IMX464 1/1.8型 2712x1538 2.9μm)[5-7]
  フィルタ:Player One UV IR-CUT 1.25"[8]
  架台:AZ-GTi赤道儀化マウント[13-16] 恒星追尾モード、プレートソルブと同期[17]
 ・画像処理
  パソコン:WindowsノートPC(Core i5 2.30GHz 、8GB、240GB-SSD)
  イメージキャプチャ:SharpCap4.0[9] Live Stack(fits)
  画像解析:マカリ[10-11] 画像演算(左右反転、回転)、fits→tif変換
  画像処理:ImageMagick[12] tif→jpg変換

(2)MILTOL200mmとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影結果

2021-11-25 20:39 アンドロメダ銀河(M31)G画像[18,19]
Neptune-C Ⅱ, MILTOL 200mm F4(UV IR-CUT)
Neptune-C Ⅱ, Gain 300, Exp. 4sec, WB(B=264 G=0 R=423), 2712x1538, RGB24, StackedFrames=75, Total Exp. 300sec
※M31を自動導入後、プレートソルブと同期を実施

・対物レンズ口径:50mm
・ドーズの分解能:2.32"
・イメージセンサ分解能:5.98"相当
(イメージセンサ画素ピッチ:2.9μm)
・倍率(FOV):x34(1.28°)

(3)マカリを用いた画像解析(R,G,B画像比較)

2021-11-25 20:39 アンドロメダ銀河(M31)
左:B画像、左中:G画像、右中:R画像、右:RGB画像

(4)まとめ
電視観望(Electrically-Assisted Astronomy:EAA)を目的に、MILTOL200mmにNeptune-C Ⅱを取り付け、AZ-GTi赤道儀化マウントに搭載して、アンドロメダ銀河(M31)の直焦点撮影を試みた。
都内の明るい星空であっても、プレートソルビング技術を応用することで、目的とする天体を、容易に望遠鏡視野へ導入できた。
また、ライブスタック機能を活用することで、暗い天体であっても良好な画像を撮影することができた。
さらに、カラーイメージセンサで撮像した画像について、R画像、G画像、B画像を比較した。
今後、撮影対象のスペクトル特性に合わせ、さまざまな光学フィルターを用いて撮影を試みたい。

参考文献:
(1)MILTOL 200mm F4レンズ
(2)テレスコープ 200mm F4レンズキット
(3)SVBONY SV182 6X30 十字線入り 90°正立ファインダー 90°直角プリズム ブラケット付属
(4)【お詫びと訂正】~MILTOLのファインダー台座の件 2020/08/06-中川光学研究室ブログ
(5)Neptune-C II USB3.0 Color Camera (IMX464)
(6)SONY IMX464LQR
(7)Player One - Cameras and Astrophotography
(8)S-series UV IR-CUT 1.25″ Filter
(9)SharpCap
(10)すばる画像解析ソフト-Makali`i-配布サイト
(11)マカリ:Makali`i 超入門編(マニュアル)
(12)ImageMagick
(13)AZ-GTi赤道儀化マウント-goo blog
(14)AZ-GTi赤道儀化マウント(2)-goo blog
(15)AZ-GTi赤道儀化マウント(4)-goo blog
(16)AZ-GTi赤道儀化マウント(5)-goo blog
(17)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(6)-goo blog
(18)アンドロメダ銀河-Wikipedia
(19)山田 卓 著、肉眼・双眼鏡・小望遠鏡によるほしぞらの探訪<<新装版>>、発行所 地人書館、2017年4月15日新装版第1刷、pp.217-224.
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