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遊星號とSV305を用いた直焦点撮影(2)

2020-08-05 17:07:09 | 惑星
天体望遠鏡:遊星號[1-2]にイメージセンサSV305[3-5]を取り付けて、木星[6]と土星[7]の直焦点撮影を試みた。

(1)遊星號とSV305を用いた直焦点撮影概要
遊星號にイメージセンサSV305を取り付け、ポルタ経緯台に搭載し、木星と土星の撮影を行った[8,16]。
SV305からの映像信号は、SharpCap3.2[9]を用い、WindowsノートPCに取り込んだ。
木星と土星の撮影は、ノートPCの液晶画面を見ながらピントを合わせ、SharpCap3.2のキャプチャ機能を用いてaviファイルを取り込んだ。
撮影時間は、木星では40秒程度、土星では10秒程度である。
取り込んだaviファイルは、RegiStax6[10]を用いて、スタック処理、および、Wavelet処理を行った[11]。

(2)木星の撮影結果

2020-08-03 21:51 木星(等級:-2.7、視半径:23.5")[12]
SV305, 遊星號 800mm F16
SV305, Gain 30, 露出 9.1ms, WB(B=235 G=100 R=131), 1920x1080, RGB24, 30fps
※RegiStax6でスタック処理のみ実施
※望遠倍率:213倍


※RegiStax6でスタック処理のみ実施
※ImageMagick[13]でトリミング


※RegiStax6でスタック処理、および、Wavelet処理実施
※ImageMagickでトリミング


※RegiStax6でのWavelet処理パラメータ例

・対物レンズ口径:50mm
・ドーズの分解能:2.32"[14]
・イメージセンサ分解能:1.50"相当[14]
(イメージセンサ画素ピッチ:2.9μm[15])

(3)土星の撮影結果

2020-08-03 21:56 土星(等級:0.2、視半径:9.2")[12]
SV305, 遊星號 800mm F16
SV305, Gain 30, 露出 101.1ms(Auto), WB(B=235 G=100 R=131), 1920x1080, RGB24, 30fps
※RegiStax6でスタック処理のみ実施
※望遠倍率:213倍


※RegiStax6でスタック処理のみ実施
※ImageMagickでトリミング


※RegiStax6でスタック処理、および、Wavelet処理実施
※ImageMagickでトリミング


※RegiStax6でのWavelet処理パラメータ例

・対物レンズ口径:50mm
・ドーズの分解能:2.32"[14]
・イメージセンサ分解能:1.50"相当[14]
(イメージセンサ画素ピッチ:2.9μm[15])

(4)まとめ
遊星號にSV305を取り付け、木星と土星の直焦点撮影を行った。
今後、x2バローレンズ搭載時の撮影[17-19]や、火星や金星の撮影を試みたい。

参考文献:
(1)スターライト・コーポレーション-Wikipedia
(2)アメリカン!遊星號(三脚台座1/4雌ネジ付)
(3)SV305デジアイピースの使用方法
(4)SVBONY SV305 取扱説明書
(5)Svbony SV305 Camera FAQ
(6)木星-Wikipedia
(7)土星-Wikipedia
(8)OLYMPUS E-PM2と遊星號を用いた直焦点撮影-goo blog
(9)SharpCap
(10)RegiStax6
(11)RegiStax-Wikipedia
(12)今日のほしぞら
(13)ImageMagick
(14)望遠デジタルカメラの分解能-goo blog
(15)IMX290NQV
(16)遊星號とSV305を用いた直焦点撮影-goo blog
(17)遊星號による天体観察(5)-goo blog
(18)(Registax) 使い方あってるのかなぁ?。遊星號で木星
(19)(初挑戦) 遊星號で木星

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