KIMUKAZU blog

健康とiMacに関する情報
最近は天体観察と公園散策の情報

MAK127SPとSV305を用いた直焦点撮影(84)

2021-11-09 00:00:57 | 木星
(1)MAK127SPとSV305を用いた直焦点撮影概要
 ・撮影対象
  木星[9]
 ・機材
  望遠鏡:MAK127SP 1500mm F12[1-4]
  ファインダ:AstroStreet 8x50mm 90°正立像ファインダ
  イメージセンサ:SV305[5-8]
  架台:ポルタ経緯台
 ・画像処理
  パソコン:WindowsノートPC(Core i5 2.30GHz 、8GB、240GB-SSD)
  イメージキャプチャ:SharpCap4.0[10] 撮影時間:約30秒(約900フレーム)、aviファイル
  スタック処理:AS!3(AutoStakkert!3)[11] 取り込みフレームの品質上位50%をスタック
  Wavelet処理:RegiStax6[12-13] AS!3からの出力画像(tif)をWavelet処理
  後処理:ImageMagick[14] bmp→jpg変換、トリミング処理、GIFアニメ[21]合成処理

(2)木星の撮影結果(上が北)

2021-11-05 17:43~18:57 木星(等級:-2.4、視半径:20.8")[15]
SV305, MAK127SP 1500mm F12
SV305, Gain 300, Exp. 4.4ms, WB(B=267 G=128 R=208), 1920x1080, RGB24, 30fps
※約74分間で撮影した14枚の木星の画像(jpg)を、GIFアニメに合成(854x480)
 木星の自転による大赤斑[18]の移動、および、衛星イオ、エウロパ(木星への影を含む)、ガニメデ[19-20]の動きが確認できる。

・口径:127mm
・ドーズの分解能:0.91"[16]
・イメージセンサ分解能:0.80"相当[16]
(イメージセンサ画素ピッチ:2.9μm[17])

(3)まとめ
MAK127SPにSV305を取り付けて、木星の直焦点撮影を試みた。
今回、ShapCapのバージョンを3.2から4.0にアップグレードした。
また、撮影データのスタック処理にAS!3を用い、その後のWavelet処理にRegiStax6を用いた。
さらに、処理後の木星の画像を、ImageMagickを用いてGIFアニメに合成した。
その結果、木星の自転による大赤斑の移動、および、衛星イオ、エウロパ(木星への影を含む)、ガニメデの動きを、よりわかりやすく確認できた。

参考文献:
(1)Maksutov Cassegrains
(2)マクストフカセグレン式望遠鏡-Wikipedia
(3)Sky-Watcher-Wikipedia
(4)Sky-Watcher Global Website
(5)SV305デジアイピースの使用方法
(6)SVBONY SV305 取扱説明書
(7)Svbony SV305 Camera FAQ
(8)SVBONY
(9)木星-Wikipedia
(10)SharpCap
(11)AUTOSTAKKERT!
(12)RegiStax6
(13)RegiStax-Wikipedia
(14)ImageMagick
(15)今日のほしぞら
(16)望遠デジタルカメラの分解能-goo blog
(17)IMX290NQV
(18)大赤斑-Wikipedia
(19)ガリレオ衛星-Wikipedia
(20)Galilean Moons of Jupiter
(21)GIFアニメーション-Wikipedia
(22)MAK127SPとSV305を用いた直焦点撮影-goo blog
(23)MAK127SPとSV305を用いた直焦点撮影(2)-goo blog
(24)MAK127SPとSV305を用いた直焦点撮影(18)-goo blog
(25)カテゴリー 木星-KIMUKAZU blog
(26)特集 2021年 木星-天体写真ギャラリー
(27)木星-NAOJ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする