goo blog サービス終了のお知らせ 

心にあおぞら ~be happy and smile~

日々過ごす中でのいろんな気持ちや大好きなものについて綴ります。
ときどきドリブログへのトラックバックをすることも♪

決戦の…

2009-06-04 23:59:07 | おしごと日記
金曜日!!!
が、明日また、やって来る。

先月のSTの前日から、私の金曜日は
「決戦は金曜日」になった。
きっかけはほんのささいなことなんだけどねぇ…

とある利用者さんのご家族が
よくいう「モンスター○○」みたいな感じの方で、
理不尽なことを言うわけじゃないけれど、
過保護や過干渉のような…過介護とでもいうんでしょうか?
ある意味、そのご家族の方自身の満足のため
みたいなところがある方なのです。

そのお宅には、ウチのスタッフが
ナース3名、リハ2名の計5名関わっていて、
その中のリハ担当の子がやったことが
ちょっとお気に召さなくて…
それ以外にも、ナースの対応の仕方でも気になることがたくさんあり、
ついにその日、大爆発を起こしたのでした

幸いなことに(?)私はそのご家族の方からは気に入られているようで、
もう一人のリハ担当と一緒に、ナースのまとめ役なるものを
まかせられてしまいました

トラブルの発端となってしまったリハの子は、
2週間だけ訪問をお休みすることになり、
明日からまた、復帰の予定。

私の訪問時間はその子のすぐ後なので、
なるべく早く行ってあげられると良いけれど…。

そんな訳で、最近の金曜日は、
ウォークマンにミニスピーカーをつなげて、
ドリしながらの運転です

じゃなきゃ、やってられないわぁ~

おばあちゃんとのお別れ

2009-05-18 23:17:49 | おしごと日記

今日で、今の仕事を始めてから半年が経ちました。

ただひたすらに、
日々の仕事をこなしていくだけの毎日だったけど、
最近、少しずつ余裕も出てきたような…そんな感じです。

病院を辞める前に思い描いていた状況とは、
少し違うこともあるけれど、
ここでしかできない経験をさせてもらっていると思っています。

でも、患者さん一人一人とじっくり向き合えると思っていたのは
その通りだったし、
病院のように常に何かに追われているような、
様々なリスクと隣り合わせなような、
緊迫した気持ちがなくて済むのは、精神的にもすごく楽です。


今日は、先月体験した97歳のおばあちゃんとのお別れを、
書いておきたいと思います。


そのおばあちゃんは寝たきりで、
娘さんの介護を受けて生活していました。

食事は、ほんの少しの量を娘さんから食べさせてもらっていて、
排泄はすべてオムツの中で。
手足は拘縮(関節が曲がったまま固まってしまうこと)して動かせず、
言葉も多少の意思表示はあるものの、
大抵はこちらの言うことを繰り返すだけ…。
まさに「老衰」という状態でした。

前任者からの引き継ぎで受け持つことになり、
オムツ交換などの清潔ケアや介護のアドバイスなどが、
主な看護の内容でした。

私は、それまでの病院での看護の知識や技術をフル活動して、
その人に合う最良の方法を考え、アドバイスをしましたが、
娘さんには「手が痛くて…」や「それはちょっと怖いから」などと言われ、
なかなか受け入れてもらうことができませんでした。

「この方法が良いのに、何でわかってもらえないんだろう?」と
思い悩んでいた時に、
他の訪問看護ステーションの同行見学研修があり、
「介護の主役は家族であって、
その人が一番やりやすい方法でなければ、良い方法とは言えない」
ということを学びました。

もちろん、安全・安楽であることは大前提だけれど、
介護をする人が負担になるようなことは、
無理にさせてはいけないのです。

このおばあちゃんとの関わりは、
在宅看護の基本的な考え方を知る大切な機会になりました。


そして、もう一つ経験することの出来た大切なことがあります。
そもそも、私が在宅看護を目指す大きなきっかけは、
祖父を自宅で看取ったことでした。

おじいちゃんの人生最後のわがままを叶えるため、
家族みんなで頑張ったことで、
病院でなくても最期を迎えることができるとわかりました。
外科病棟で働いていた私は、
病院で儚い最期を迎えるがん患者さんを看る度に、
「家での看取りだってできるのに…」という想いを募らせていました。

そんな想いを持って飛び込んだ今の職場は、
残念ながらそういう機会は少ない所で…。
でも、こういうことは望むべきことでもないし、
今の職場で自信が持てるようになったら、
それができる所へ転職すれば良いと思っていました。


このおばあちゃんは、ある日の食事中に誤嚥をして、
一時的に呼吸状態が悪くなったことがありました。

そのときの訪問は、本当にどうして良いかわからず、
主治医に電話をしたものの、
「で、どうしたいんですか?ご家族が不安なようなら往診しますが。」
といったぞんざいな答えが返って来るだけ。
一応、往診はしてもらいましたが、
「一時的なショック状態になりましたが、回復に向かっています。」
ということでした。

確かに、徐々に回復してはいるものの、
以前と比べるとだいぶ弱ってきていたので、
「夏までは持たないかもしれない。」と思っていました。


そんなある日の午後、その日の訪問が終わって戻ってくると、
“娘さんが呼吸が止まっているのを発見し、
お亡くなりになったそうです。”
というメモが貼ってありました。

その2日前に訪問したばかりで、
「また来週」って声をかけてきたのに…と思うと、
何だか信じられない気持でした。

それでも、状況を確かめたくて、
担当のケアマネージャーさんに電話をすると、
「『木が枯れていくように、最期を迎えたい』と
ご家族が希望されていたので、
そのように支えていただけて良かったです。
ありがとうございました。」
と言われました。

自分はそんなつもりは全くなくて、
ただ「どうしたら、この方法を受け入れてもらえるか?」
ということばかりを考えていたので、
思いがけない言葉に呆然としてしまいました。

病院であれほど慣れてしまったと思っていたお別れを
受け入れるまでには少し時間がかかりました。

でも、2日後に偶然、
そのおばあちゃんのお葬式の斎場の前を通ることができて、
それが「ありがとう」と言いに来てくれたような気がして、
ようやくそれを受け入れることができました。


一ヶ月後、ちょうど集金もあったので、そのお宅を訪ねました。
娘さんが気落ちしていないか、それだけがとても心配でしたが、
久しぶりに会う娘さんは、髪を切って、
おばあちゃんがいたときにはしていなかったお化粧をして、
にこやかに迎えてくれました。

お部屋にはまだオムツなどが残ってはいましたが、
ベッドはもうなくて、そこだけぽっかりと穴が開いたような…
でも、絨毯にしっかりとついたベッドの跡が、
もういないっていうことを実感させてくれました。

おばあちゃんのことを
「まだ不思議な気がする。長い旅行にでも行っているみたい。」
と話してはいましたが、
悲観的になっているという風でもなく、
少しずつ、前を向いて進み始めているような、そんな感じでした。


これから先、このような経験ができるかどうかはわからないけど、
ここで教えてもらえたたくさんのことを、
ずっとずっと大切にしていきたいと思っています。

最後に、97歳の大往生だったおばあちゃんのご冥福をお祈りします。
どうもありがとうございました。


お正月休み

2008-12-30 22:48:20 | おしごと日記

気が付けば、3週間もブログをお休みしてしまいました
仕事がメチャメチャ忙しいっていうことはほとんどなくて
ただ毎日の仕事をこなしていくのに精一杯で
家に帰ってくると疲れ切ってしまい、
週末も普段できないことをしながらダラダラ過ごしていると
あっという間に一日が終わってしまって…というような日々でした。

車の運転も、初日の一番最初の訪問先から道を間違えて迷ってしまい
遅刻してしまうという大失敗をやらかしました
ナビなんて素敵な機能は付いていないので、
その後すぐに道路地図を購入し、膝の上に地図を広げながら運転しています。
お陰で最近、ようやくいろんな道と道のつながりが理解できてきました。

会社の車にはナビが付いていないと書きましたが
ないものはそれだけじゃないんです
窓を開けるのは手動だし、サイドミラーも窓を開けて手で調節だし、
カーステはAMラジオのみだし…
一番驚いたのは、ガソリンスタンドでのこと。

GSは会社の斜向かいにある所が指定されているのですが、
ここ3年ぐらいセルフしか行っていないので「どうするんだっけ?」と戸惑いながら
「レギュラー満タンで。」と言ったら、スタンドのお兄さんは慣れた様子で
エンジンを切ってキーを外し、給油口のカギを開けたのです
カギで開ける給油口なんてあるんだと、感心してしまいました。

私の担当する利用者さんは現在のところ24人です。
中には他のスタッフと一緒に受け持っている利用者さんもいるので
私一人だけが訪問しているところは、そのうちの9人だけです。
寝たきりの人、認知症のある人、一人暮らしの人、老老介護の人などなど
それぞれが様々な問題を抱えていますが、
皆さん温かく迎えて下さり少しずつ関係が作れてきています。

それでも限られた時間と物品の中で
自分の持てる最良の技術と知識を提供していくことは本当に難しいことで
自分が行ったときはきちんとできても、それを維持してもらうのはまた別の問題だったりして、
そういった面だけでも、病院にいることのありがたみを感じてしまうときもあります。
何だかわかりにくいですね。
いずれ、具体的なお話ができたらと思います。

そんなこんなで3週間はあっという間に過ぎて、
今日から人生初のお正月休みです
病院にはお正月休みはあっても、病棟にはそんなものなかったので、
みんなで一斉にお休みに入るっていうことが、ものすごく新鮮です。

久しぶりにのんびり過ごしたいところですが
年賀状はまだ終わっていないし、カウントダウンライブに行くし、
担当のケアのまとめも作りたいし…と思ったら、なんだか忙しそう
でも、せっかくのまとまったお休みなので、しっかり満喫したいと思いま~す


土日も仕事!?

2008-12-08 00:14:56 | おしごと日記

土日のお休みもあっという間におしまい。
明日からはいよいよ一人立ちです。
とは言え、まだ同行するお宅も何件か残っているので
本格的な一人立ちは来週あたりからでしょうか?

昨日は本を探しに隣町へ…。
以前、看護の本のコーナーが充実した本屋さんが一軒あったのですが、
そのデパート全体がリニューアルしたときになくなってしまったのです。
別のビルの中の本屋さんが大きいので、淡い期待を抱いて行ってみたら…
嬉しいことに3mくらいの広~いスペースにずらっと看護コーナーがありました。

かれこれ30分以上はそこにいたんじゃないかと思います。
在宅看護の本とリハビリ看護の本、ナース向けのアロマテラピーの本2冊に
看護雑誌2冊の合計6冊、しめて1万6千円以上
専門書は高いんですよね…。しかも、重い
店員さんは紙袋を二重にして入れてくれました。

そして今日は、自分の車で訪問先の道順の下見へ…。
自分の住んでいる町でも、普段は裏道なんて使わないから
どこがどうやって繋がっているのか確認しながらのドライブ。

住宅街に入ったら迷ってしまって、犬の散歩している人に
怪訝な顔で見られてしまいました
そんなこんなで2時間以上走り回って、走行距離は40㎞
こんだけ走ってたら、どっか良いとこ行けるよね

貴重なお休みも、こんな感じで過ぎてしまい、もう日付が変わってる
しばらくはこんな日々でしょう。
とりあえず、風邪を引かないようにと、安全運転を心掛けて
今週も頑張りま~す


はじめの一歩

2008-11-29 19:12:33 | おしごと日記

はぁ…やっと、ここへ戻って来れました
2週間ぶりのブログUPです。
今までコメント頂いていた皆様。ず~っとほったらかしでゴメンナサイ
後ほど、ゆっくりコメントお返ししますね。


さてさて、そんな訳で、ナースになってからの新たな目標だった

    訪問看護の世界

に、足を踏み入れてしまいました

この2週間はまだ「同行」という形でいろいろな人に付いて回って
「在宅でのお仕事とは何ぞや?」を学んでいる所です。
一日の終わりには「同行レポート」なるものを書き、
まるで学生の頃に戻った気分です


私の働くステーションはリハビリに力を入れている所なので、
PT(理学療法士)さんやOT(作業療法士)さんの方がナースより多いのが特徴です。
なので、リハビリの同行もしましたし、
ケアマネージャーさんもいるので、ケアマネさんにも同行しました。

今まで知らなかった病院の外の世界に触れて、たくさんの驚きや発見があり
もっと病院でこうしておくべきだったと思うこともありました
この辺りは、いずれ書けたら良いなぁと思っています。

在宅の世界では「患者さん」ではなく「利用者さん」と呼びます。
以前は、この呼び方にすご~く違和感を感じていたのですが、
「患者」っていうのは病院での捉え方であって、
病気とともに生活している人を患者と呼ぶのは、
在宅ではおかしいのだとわかりました。

病気がある、ないではなく、その人そのものを看て行くことが大切なんだ
ということが、この2週間で学んだことです。
そのためには、病院とはまた違った観察力が必要で
勉強しなくちゃいけないことがたくさんあります。

来週からは少しずつ一人で訪問に行くようになります。
道も覚えなきゃいけないし、
利用者さんや御家族の方との関係も作らなくちゃいけないし、
もともと弱い腰は大丈夫かしら?…などなど心配事を挙げたらキリがないけど、
優しいスタッフの皆さんに教えてもらいながら、毎日楽しく頑張っています。

車での移動がメインなので、
キレイキレイな青空や夕焼けや紅葉なんかが見れるのがしゃ~わせ
デジカメはいつもカ~バンの底で~登場待ってる~状態ですが、
余裕ができたらここにUPできるような写真も撮ろうと思っています。


それではまたね
久しぶりついでに、テンプレートもクリスマスバージョンに変えてしまいました