おばVAN日記帳 ~明日は誰に逢えるかな?~

鳥さん、虫さん、野の花。朝焼け、夕日、月の光。世界は、愛おしい者たち、美しい時で満ち溢れている。

ナガサキアゲハの幼虫たち、その後

2021年11月12日 12時04分54秒 | 虫さん
本日は青芋虫100%
お嫌いな方は、即刻退避下さいませ!
動画までありますから~(笑)




まず最初は、
10月の終わり頃に見つけた、
3頭のナガサキアゲハの幼虫たち。
ご近所の慣れた方に託したのだけれど、
その経過報告が・・・

あの時すでに終齢だった子は、
数日前に蛹になったそうだ。



ただ、糸掛けに失敗して、
宙ぶらりんになっちゃったので、
ビーカーの中に・・・(笑)

中齢だった子も、
小さいながらも終齢になり、
そして蛹になる準備を始めたらしい。



1番ちっちゃかった若齢幼虫は、
駄目だった・・・ とのこと。


あの子たちは、
慣れた方に託したのだから、
私が心配することはなにもない。
それなのに~~~!




先週の初め、
ナガサキアゲハの幼虫2頭を見つけていた。

終齢幼虫は、
寄生バエに卵を産み付けられていた。
翌日、どうしているだろ~?と、
探したけれど、見当たらなかった。
蛹になるべく移動したのだろうか?
寄生バエの卵が孵化する前に、
最終脱皮を済ませてしまえば、
助かる可能性もあるのかも知れない。

中齢幼虫の方は、
前日と同じ葉っぱの上でじっとしていた。
そして、その翌日も、そのまた翌日も、
同じ葉っぱの上にいた。
その葉っぱには、
幼虫にかじられた痕跡がない。
この子、全然食べてない?
と不安になった。

そして、土日を挟んで今週の月曜日。
急激に冷え込み、冷たい雨も降り始めた。
さすがにあの子、駄目かも・・・
そう思いつつも、見に行った。

やっぱり同じ葉っぱの上。
極小のハエが、その体に止まっていた。
ああ、やっぱり駄目だったか~と、
そのハエを指で払ったら、
オレンジ色の臭角を出して威嚇した。
この子、まだ生きてる!

もうこの子、保護するしかないっしょ!



夏みかんの新芽の部分を引きちぎり、
それに乗っけて連れて来た。



この子が動くの、初めて見たかも~(笑)







自宅に連れ帰ったら、ウ〇チを数個。
ちゃんと食べてくれたようだ。
でもその後、また動かなくなり、
飼育ケースに貼り付いた状態が続いた。

翌、火曜日の朝、
ケースの中を覗いたら・・・



蓋を外した際の衝撃が、
お気に召さなかったのか、
臭角をピロピロピロ~ン。

帰宅後も、張り付いたまんまだった。
それが、水曜日の夕方まで続いた。

水曜日の夕方、たまたま見ている時、
ケースに貼り付いた状態から、
上半身を大きくのけぞらせ、
クネクネと左右に振り出した。
私は、蝶の幼虫が脱皮をする瞬間は、
今まで見たことがなかったので、
その動きがまるで断末魔のように見え、
このまんま落っこちて、
死んでしまうんじゃないか?
と、ドキッとした。

食い入るように見ていたら、
薄皮状のものがシワシワと・・・
ああ、脱皮しているんだ~!
見入ってしまって、
動画撮るのも忘れてしまっていた。



脱皮直後。
まだ脱皮殻が、お尻の所にくっついている。



ちっちゃいけれど、終齢になれたね。




まだ目玉模様はハッキリとはしていない。



さ~、これからいっぱい食べて、
もっと大きくならなきゃね!
君は、蛹になったら、
来年の春までは寝るんだろうから、
その分も蓄えなきゃ!

脱皮後は、また張り付いたまんま、
ぼ~っとしていた。

翌朝見たら・・・





ムッシャムッシャと食べていた。







目玉模様もハッキリして、
うん、終齢らしくなった。


ばあや、ご飯の調達、頑張るからね~!