「どの泡盛にしますか?」と泡盛の銘柄を聞かれボトルで
泡盛が出てくる。これは、ここ十数年の事で、私が宮古島に来た
頃は、飲み屋で飲むのはほとんどがウィスキーだった。
それから確か、焼酎などが出るようになり今は、泡盛になっている。
米軍統治下が長かったので、ウィスキーが安かった。
レミーマルタンやヘネシーなどを回し飲みするのを見て、なんと
贅沢な・・・と思った事もある。
南方漁の漁師たちが、戻ってきた時などは、高価なウィスキーを
ラッパ飲みしながら飲み屋街を歩いている人も珍しくはなかった。
たまたま初めて入ったお店で、オールドパーを注文したら、
次からはオールドパーをずっと出し続けられたこともある。
別に好きで注文したわけではないのに、外でその飲み屋の
お姉さんに会うと「オールドパーのニィニィ」と呼ばれ
恥ずかしい思いをしたのも懐かしい思い出だ。
すっかり飲み屋街から足が遠ざかり、今はウィスキーを飲むことも
ない。
そう言えば、新聞に戸籍上江戸時代生まれの人が見つかったと
書いてあった。生きていれば160歳以上になる。
オールドパーのラベルは、ルーベンスが書いたトーマスバーと言う
人の肖像画で152歳まで生きた人らしい。沖縄でそんな人が
見つかれば、泡盛のラベルになるだろう。
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