スーパーやコンビニで買い物をして、お釣りに二千円札が出て来て
驚いている人がいる。本土では流通量が少なく二千円札が珍しいそうだ。
二千円札は西暦2000年に日本がホスト国となったサミットを記念して
作られた紙幣である。
通常紙幣には、偽造防止の観点から人物像が描かれてあるが、二千円札では
源氏物語の一場面と沖縄県の有名な建築物である首里城の守礼門が
デザインされている。
二千円札は2000年〜2003年で8億8000枚が発行され、2019年時点では約1億枚が
流通しているそうだ。ちなみに1000円札が41億枚、1万円札が99億枚、一万円札に
比べると流通量が少ない。
本土では普段見かける機会がほとんどないという。
しかし、銀行で両替すれば手に入れることは可能である。
沖縄ではATM から普通に出てくる。銀行の両替機で1万円札を両替すれば
5枚の二千円札が出てくる。最近では沖縄のお土産の一つとして二千円札を
持ち帰る人も多いという話を聞くこともある。
沖縄ではドルを使っていた時代があった。
オジィやオバァは20ドル札を使い慣れていたことから、沖縄では二千円札に
違和感なく溶け込むことができたといわれている。