棋院海外室Go日記

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40勝3敗!

2011-10-31 19:56:35 | 日記
タイトルの数字(40勝3敗)一体何の数字だと思いますか(思いましたか)?

実は、日本棋院院生アンティ君(フィンランド人)のEクラスでの総合成績です
ダントツトップの成績(途中、22連勝)を収め、
早くもDクラス昇進を決めました(因みにEクラス2位は25勝19負でした。)



最初の頃は、環境の違いや対局マナー(対局中扇子を持ったり、足を組んだり等)
について院生師範から注意を受け、多少戸惑いもあったようですが、
段々と慣れてきて、今では院生生活を楽しんでいるようにさえ見えます。

因みに普段(手合いが無い日)の勉強法は、詰碁や棋譜並べが中心のようです。
最近は棋院の売店で購入した「秀行百名局」の棋譜並べをしているとか。

さて、昨日と一昨日、昇進後、初めてDクラスで対局(7局)、
結果は全勝(内中押し勝ち6局)でした

この快進撃はどこまで続くのか、今後がますます楽しみですね






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囲碁ガールの仕掛け人

2011-10-26 10:16:00 | 日記
先日、英国人の知人から「六本木で世界をつなげる英語×囲碁」のイベントについて紹介され、
なかなか面白そうな企画なので、どんなものか週末そのイベントに参加してきました。




↑六本木の某カフェで英語×囲碁

そこで、話題のフリーペーパー「碁的」のプロデューサーで、「囲碁ガール」の仕掛け人と言われる方にお会いしました。
仕掛け人は建築設計会社を経営する松原さん(30代前半、アマ初段)。
さすがにビジネス感覚が鋭く、話しを聞いていて刺激になりました

今話題の「囲碁ガール」は「碁的」が火付け役となり世間一般に広まっているそうです。
「囲碁ガール」が今年の流行語大賞の候補にノミネートされるかもしれないとか!?

一般的に囲碁雑誌は、(ターゲットは当然碁打ちですから)碁の解説中心になりますが、
碁的は、碁を打つ若い女性(=囲碁ガール)の「スタイル」にフォーカスしているのが特徴的です。
例えば、囲碁ガールのファッションについてやスマ―トフォン(囲碁アプリ)を活用するクールな女性などが紹介されています。

そのイメージ戦略が当たり、おじさんやおじいちゃんの趣味という従来の碁のイメージを変えつつあります。
先日Yahooのニュースでも囲碁ガールが取り上げられた程。
既に70以上のマスコミから取材を受け、現在も毎週のように取材を受けているそうです

松原さん「このブームが一過性なものに終わることがないよう、まだまだ仕掛けていく」とのことでした。
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感動の後篇(チャイナ記)

2011-10-24 16:22:09 | 日記
チャイナ記後篇ではちょっとした「感動秘話」をご紹介したいと思います

帰国前日、日本青少年訪中使節団の「歓送宴会」がありました
その歓送会の「前日」、各分団に1つづつ出し物を披露(持ち時間10分)してほしいと要請がありました。


文化分団の中から「囲碁」を紹介してほしいという声が上り(*皆さんに碁の素晴らしさを知って頂いた証拠)
そのまま多数決で「囲碁」に決まりました。その時夜の9時過ぎだったと記憶しています。

と、そこまではよかったのですが、

これからプログラムの企画、台本、中国語訳の確認、大盤作成などの準備が待っています。
何よりショックだったのは中国側と各分団の責任者の夜のミーティングの中で、
「宴会の出し物で囲碁をやっても盛り上がらない」と否定的な意見が多数出たそうです
文化分団の責任者からその事を聞き、正直気落ちしてしまいましたが、
有難いことに文化分団の皆様から「みんなで協力するので囲碁をやりましょう!!」と力強い応援を受けました。
その時「後戻りできない、やるしかない!」と腹をくくることができました。

↓このように東京芸大の学生を中心に大盤解説用の碁盤と碁石を作成していただきました

大盤が完成したのは、なんと夜中の3時過ぎでした!

↑これが手作りの大盤(和紙製)です。

シナリオでは「基本ルールの説明」⇒「ポン抜きクイズ」⇒「初級者対局&大盤解説」という流れで・・・
それを10分でやらないといけないですから、かなりのスゴ技です。(実際は15分くらいかかりましたが)


結果は、大成功に終わりました
他の分団からは「囲碁をやってみます」という声が聞かれました。
聞くとところによると、出し物の中で「囲碁が一番良かった」と大好評だったそうです
みんなで掴んだ大逆転の勝利 ご協力頂いた文化分団の皆様には改めて感謝申し上げます。

1つになれた文化分団の皆様とは今後とも交流を続けていきたいので、近いうちに同窓会を兼ねて棋院で囲碁会を行いたいと思っています


最後は文化分団みんなで記念写真
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チャイナ記(前編)

2011-10-22 10:33:25 | 日記
珍しく少し真面目な話をしたいと思います

来年、日中国交正常化40周年を迎えます
先月、北京でSMAPのコンサートが行われたように、
今後さまざまな交流イベントが催されることでしょう。(*棋院でも現在企画中です。)

そんな中、去る8月外務省より「日本青少年訪中代表団」のご案内が海外室に届きました
政治(若手議員等)、経済(大手企業)、文化等各分野から総勢500名の青少年が訪中する事業で、
その「文化」分団に日本棋院から10名程度参加してほしいとのことです。

ということで、私も10月12日~18日の期間その団員の1人として訪中しました。
因みに、文化分団は日本棋院(4名)以外から茶道(裏千家)、華道(池坊)、東京芸大の学生などで計33名でした。






写真は「北京飯店」での歓迎レセプション式の様子

訪中団は北京、大連、長春(各2泊)を周りました。
上海が位置する南部より北部の方はまだまだ開発が遅れていると聞きましたが、
北東に位置する大連や長春でも高層ビルが立ち並び、急速に発展する中国経済の「ダイナミズム」を肌で感じました



■大連の「吉野家」

そろそろ「囲碁」に間連する話をしましょう。
私たちは、ただでは帰ってきませんよ~ しっかり囲碁普及も行ってきました
文化分団の皆様へ「入門教室」を開きました

■碁盤がないので、iPadを使って教えました!

■皆さん笑顔で楽しんでいます。写真中央は村上晶英二段

「囲碁に一生出会うことが無かったかもしれない」と皆さんとても感激されていました

次回後篇に続きます。
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衝撃デビュー

2011-10-03 15:55:06 | 日記
10月2日(土)より院生生活がスタートしました
フィンランドから来日したアンティ君のことです。
(フィンランドからは、初めての院生だそうです。)

そのアンティ君はデビュー戦で白星をあげ、土曜日すべての対局に全勝5連勝)、
翌日も午前に3連勝し、結局、2日間で「9勝」を上げる衝撃デビューを飾りました


緊張の院生初対局!と思いきや、とても落ち着いていたアンティ君。


手空きは院生師範との対局。

ある院生師範が、生徒全員に自身の入段試験での体験話をされていました。
入段試験期間中、あまりのストレスやプレッシャーの為、「手の皮がごっそりむけた」そうです
それだけプレッシャーがかかるのがプロ試験なのです。
「プロ試験の時に自分の力がすべて出せるよう、今から全力を出し切る訓練をしなさい!」とアドバイスされていました。
その瞬間、みんなの目の色が変わり、会場中にピリッと緊張感が走りました。

そんな厳しい世界に入ったアンティ君、自分の持てる力すべてを出し切って頑張ってほしいものです
みなさんも温かい目で応援してあげて下さいね。


ランチ中も時間を惜しんで、みんなで検討している様子。

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