棋院海外室Go日記

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ベテランの強さ

2011-09-30 15:09:26 | 日記
来春、中国広州で開催される第33回世界アマチュア選手権戦の日本代表選手を決める本戦が、
先日、日本棋院(市ヶ谷)で行われました


(写真:日本代表を決める会場の様子)

ご存知の方も多いかと思われますが、来年の日本代表選手は、
ベテランの中園清三さん(61才)に決まりました。
中園さんは今夏のアマ本因坊戦でも優勝を飾り、最近絶好調

海外では10代、20代が主力ですが、日本のベテランは、やはり!?強い
「まだまだ若造には負けていられない!」と若手の壁になっています。


2年連続代表を目指した平田さん(85才)ですが、2回戦で惜しくも敗退。(写真:対局直後の様子)

平田さんより20才以上も若い中園さん、今回で世界アマ2度目の出場となります。
前回出場された時(2004年)は5位。
来年の世界アマではさらに上位入賞を期待したいですね








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院生の勉強

2011-09-22 14:37:34 | 日記
「院生研修」について、ただ今勉強中です

「碁ワールド10月号の記事の中でも少し紹介しましたが、
最近海外から「院生」についての問い合わせが多く、ヨーロッパ碁コングレスに参加したときにもその類の質問を多く受けました。

ただ、小生は院生経験がないので、時々答えられないことも・・・

そこで、無理を言って?「院生研修の現場」を見学させていただきました
もちろん、勉強の為です。


こちらは院生C~Eクラス合同の対局場です。(A、Bクラスは別室で対局)

Aクラスはさすがに入段が手の届くところに着ているとあって、室内の空気が違いました。

Aクラスの対局風景です。写真からもピリピリとした緊迫感を感じませんか?

ところで、院生はクラスによって対局数が違います。
例えば、Aクラスだと一日に1局、2局程度なのですが、Eクラスだと一日に6局も打つそうです!
この日は30分切れ負けの早碁を6局打っていました。かなりハードですよね
ただ、ここを頑張って抜け出せれば、精神面も技術面もワンランク上に成長したことになるのです。

今回初めて知ったのですが、院生師範(4名)以外に、毎週特別ゲストの先生がマンツーマンで指導して下さるそうです。
先週は金秀俊八段でした。

このように打った碁を一流棋士に検討してもらえるそうです!

最後に師範の大淵盛人九段に院生で上に上がるための秘訣は?と伺ったところ、
「強くなりたい向上心と教わる謙虚さが大切」と仰っていました。

フィンランドの学生が7カ月間の院生研修の為、もうすぐ来日します。
早速、それらを伝えたいと思っています。



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最新号では

2011-09-22 09:02:47 | 日記
昨日発売されたばかりの『碁ワールド10月号』、もうご覧になられましたか?

実は、「ヨーロッパ碁コングレス」についての記事を書き下ろしました
内容はというと、欧州の若者の「囲碁熱」と日本から派遣された棋士(武宮先生など)の活躍ぶりについてです。
また、コングレスの様子を伝える画像もたっぷり載せていますので、そちらもお楽しみに!

ところで、欧州の囲碁レベルって実際どの程度なのか? 興味はありませんか?
コングレス期間中に開かれた欧州選手権戦1位(21才)と3位(18才)の若者が激突した「激闘譜」を10月号に載せました 
お互い一歩も引かない戦いに次ぐ戦いの連続です。驚きの戦闘力、是非並べてみてください。

こんなに載っけちゃっていいの!?ってくらい10月号は盛りだくさん(笑)
日中韓それぞれの新世代が台頭した世界選手権富士通杯がフォーカス・オンされています!
井山裕太名人(21才)、ポスト李世ドルと評判の朴廷桓九段(18才)、中国最年少名人の江維傑五段(19才)!
この新世代の棋士たち、一体どんな碁を見せてくれたのか! この3人の碁を林漢傑七段がズバリ解説しています。 

夏は、学生大会のシーズンです!
全国少年少女大会(小学生、中学生名人)、囲碁の甲子園高校選手権、学生本因坊戦・・・
これらのたくさんの棋譜が一挙に紹介されているのは「碁ワールド(10月号)」だけです
今の若者がどんな碁を打つのか興味津津!? 是非並べてみて下さい。

因みに、小生はiPad(アイ・パッド)にダウンロードして、これらすべての棋譜をチェックしています。
今の私の楽しみの1つです。自動棋譜再生機能によって、楽に見れるので皆さんにもお薦めですよ 










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いろいろ

2011-09-15 16:22:58 | 日記
■興和鋼業
昨日は信田成仁六段に御共して、興和鋼業株式会社の鵜飼会長にご挨拶に伺いました。
(*鵜飼会長は信田先生の碁会のお弟子さんです。)
聞くところによると、なんと「25年連続」で海外囲碁普及の為に寄付していただいているそうです
これは本当にありがたいことで、感謝に堪えません。
スカイツリーが目の前に見える興和鋼業の事務所に訪問した後は、「信田会」の会場へ移動。
着くなり信田先生は早速指導碁を打ち始め、覚悟!?はしてましたが、
小生も信田会の会員の方と碁を打つことになりました
そのあと、小林千寿五段(棋院理事)も参加、大いに盛り上がり、鵜飼会長もご満悦でした

■勉強会&英会話クラブ
先日、欧州や米国のコングレスに派遣された棋士を中心に、意見交換、情報共有の為の「勉強会」を行いました。
いろいろなご意見が出た中、共通認識としては、中・韓からの参加棋士が年々増えていて、
これからは棋士も「英語」ができないといけないと一致して仰っていました。

という訳!?で、大震災後中断していた『英会話クラブ(棋士対象)』でしたが、
10月より再スタートすることになりました
基本の日常会話と英語による棋譜解説ができるようになることが目的です。
たくさんの棋士の皆様のご参加をお待ちしております

英会話クラブ
毎週火曜日午後17時45分~19時
10月4日(火)から再スタート!
詳しくは、海外室まで
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応昌期杯

2011-09-06 15:21:31 | 日記
世界アマやプロの世界戦のこども版のような大会があるのをご存知ですか?

その名も『ワールドユース囲碁世界選手権』
(応昌期の基金で設立された大会で、応氏杯世界青少年囲碁選手権戦とも呼ばれています。)
今年は、ルーマニアの首都ブカレストで開催されました。

日本では開催されたことがないこともあって、あまり認知されていないようです。
実は、1988年に開催されたプロの応氏杯世界戦よりも先(1984年)に開催された大会なのです。

この大会、12才未満の少年の部と16才未満の青年の部があるのですが、
注目すべきは「少年の部」です。
「少年の部」の歴代優勝者を見るとその訳が分かります。

古くは常昊九段、世界戦優勝経験者の古力九段、朴永訓九段、姜東潤九段も優勝、
今期富士通杯で優勝した朴延桓九段もこの大会で2004年に優勝を果たしています。
また、李世ドル九段はこの大会で準優勝しました。
そうそうたる面子ですよね~

実は、日本からも2008年に一力遼初段が準優勝を果たしていたのです
また、謝女流三冠も2001年に見事準優勝を果たしていました

さて、今年の大会はいかに? 
その模様は来週月曜発売の「週刊碁」で紹介するそうです。
ということで、ブログではここまでに止めておくことにします(笑)

未来を予測する上で、この大会に注目してみるのはお薦めですよ
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