VS藤沢里菜初段

４月末で院生研修を終えたアンティ君。
最後の最後で、目標だったBクラスに上がることができました

2週間前にフィンランドに帰国したアンティ君ですが、
帰国直前に囲碁将棋チャンネルの人気番組、お好み対局で棋士と対局しました！

アンティ君の対戦相手となる棋士は、
アンティ君が最も尊敬している棋士藤沢秀行名誉棋聖のお孫さんの藤沢里菜初段です
手合い割りは２子です。
因みにこの企画を持ち出したのは私。
おかげで、私も通訳で番組参戦する羽目になりました。←ここは想定外



番組の大盤解説は、アンティ君をよく知る院生師範の酒井真樹八段が起用されました。
里奈初段のお母さんも付き添いで来ていて、テレビモニターで酒井八段の解説をずっと観戦されていました。
（里奈初段はこれが初めてのテレビ対局の収録だったようです。）



このフレッシュ対戦は、ゆっくりした立ちあがりから、中盤に入り中央で壮絶な戦いが始まりました。そして結末は。。。
これ以上は話せませんので、詳しくは番組（7/29放送予定）をご覧ください！！！

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囲碁将棋チャンネル
お好み置碁道場（アンティ・トルマネン VS 藤沢里菜初段）
放送予定：7月29日（日）
解説：　酒井真樹八段
聞き手：大澤摩耶

世界アマで発見！

私が注目する今年の世界アマでキラリと光る３選手を紹介したいと思います

全勝優勝を果たし、もうすぐプロになると言われている喬智健さん（中国、16才）や
惜しくも２位だった李准さん（韓国の研究生）は勿論素晴らしいのですが、

私が特に注目したのは、
今大会最年少選手の陳 正勲（台湾代表、13才）さんです。

■写真左が陳 正勲さん（対韓国戦の様子）

大会期間中は、風邪をこじらせ、体調が悪かったそうです
また、中園さんのあの時計の事件後、「時計」にナーバスになり、碁盤に集中するのが大変だったようです。
それでも「3位」入賞を果たしました
しかし、本人はこの成績にも不満だとか。大した13才です。

また、陳 志軒さん（香港代表、14才）も注目しています。

２年連続で出場、最年少選手だった去年は15位でしたが、今年は4位へと躍進しました。
まだ14才ですので、来年以降、更なる活躍が期待されます

もう一人は、数年前に中国で囲碁留学をしたことがあるフィンランド代表のユーリ・クローネンさん（２３才）。

■写真中央がユーリ・クローネンさん（大会終了後の夕食会にて）

実は、フィンランドではアンティさん（2012年4月まで院生）より「格下」の成績で、
今回はアンティさんに代わって？出場、見事７位入賞を果たしました
先日、アンティさんは帰国したばかり、これからこの二人が牽引して、フィンランド碁界を盛り上げていくことでしょう。

来年は２年ぶりに日本で世界アマが開催されます。
こうした選手の成長ぶりを見るのも世界アマの楽しみの１つですね。

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＊第33回世界アマの成績表はこちら

速報！

広州で開催されている世界アマの速報です


（写真提供：Ranka online）

日本代表の中園さん、第５ラウンドを終わった時点で早くも2敗目（3勝）を喫してしまいました

2連勝スタートの後、昨日午前の第３ラウンドで優勝候補の韓国代表に敗れた後、
第４ラウンドでも、米国代表選手に敗れてしまいました。。。

しかし、現地のレポートによると、その第４ラウンドでは「事件」が起きた模様です。
残り数手でヨセが終わる場面で「事件」が起きたようです。
先番の中園さんが盤面15目の大差でリードした終局直前の場面、
突如、時計の故障？のトラブルがあり、信じられないことに中園さん「時間切れ負け」を喫してしまったそうです。

日本から駆け付けている中園応援団もその様子を目撃しており、そこで審判団５名で協議に入りました。
その時計を確認したそうですが、故障なしの結論が出て、判定変わらず中園さんの「時間切れ負け」となったようです。


■第４ラウンド、中園さん時間切れ負けの様子（写真提供：Ranka online、撮影者：John Pinkerton/American Go E-Journal）

さて、第5ラウンドを終了した時点で、全勝は中国と韓国の2カ国のみ。
現在行われている第6ラウンドでは、事実上の優勝決定戦といえる中韓対決が行われております！
今年の世界アマも大詰め！目が離せません。　

尚、結果速報は、こちらのRanka Onlineから確認することが出来ます

世界アマ情報！

いよいよ！明後日（13日）から中国の広州（広州棋院）で、第33回世界アマが開催されます
今年は59カ国・地域の代表選手が参加します。

大会会場となる広州棋院

それに先駆け、世界アマのウェブが本日アップしました
各国の代表選手はこちらからご覧いただけます
また、対局結果の速報もアップされますので、大会期間中にチェックしてみて下さいね

去年は島根県松江市で開催し、史上最高齢で代表となった平田さん（83才）の健闘で沸きました。



今年はどんなドラマが見られるのか！楽しみですね。　

ところで、過去の世界アマの優勝者を整理してみたら、
その後プロになってプロの世界戦でも優勝した有名棋士が複数名いることが分かりました！
一例を上げると、常昊九段（中国）は世界アマ史上最年少記録（13才）で優勝を果たしました。
なかなか面白いので、「囲碁未来６月号」に特集記事を書き下ろしました
世界アマの豆知識としてご愛読下さい

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Ｂクラスへ

院生で奮闘中のアンティ君、遂に目標のＢクラス昇格を果たしました
それもＣクラス１位で昇格です


■院生初日自己紹介の様子（去年１０月）

去年１０月に本院の院生（Ｅクラス）に入って以来最短でＣクラスに上がることができました
ただ去年12月にＣクラスに上がってからは、Ｂクラスへの厚～い壁にぶち当たってしまいました


■院生師範による指導碁を受けるアンティ君

苦しみ抜いた後の昇格ですので、喜びもひとしおでしょう！
さあこれからというところですが、当初の予定通り、今月中旬に一旦帰国します
大学を休学しているので、復学しなければいけません。


■三村道場で師匠の三村智保九段から薫陶を受ける様子。

本人は、大学卒業後もう一度院生に戻ってきてチャレンジ（＝プロを目指す）したいと言っています。
これからも夢は続きます。