心の御柱(こころのみはしら)

毎日、八方拝を行い、光の柱を建てましょう。

鎮守さんと伊勢神宮は同等

2013年01月10日 | 個人の霊的自立

 

 伊勢神宮は日本国の霊的中枢ということは前回のブログにも書きましたが、伊勢神宮と各地の鎮守さんが同等であると書くと一見矛盾するように思うかもしれません。けれども一個人から見た伊勢神宮鎮守さんは、両方ともにも重要で、どちらが偉くどちらが低いということは全くもってないのです。これはお父さんとお母さんの関係のようなもので、社会的には会社で働くお父さんの役割が上ですが、家庭での役割はお母さんが上というようなものです。伊勢神宮が陽だとすると鎮守さんは陰伊勢はやはり個人的な願いとかではなく、世界や国家の平和とか大きな事を願い、自分や家族がほんの少しでもそういうことにお役にたてれるよう祈る場所です。かつては私幣厳禁といって個人の祈祷は長い間禁止されてきました。反対に鎮守さんは個人や家族、仕事のことなどこまごまとした面倒を見てもらえる場所です。この二つが相揃うことで素晴らしい力を発揮するのです。

 

 近所の鎮守さんが、どんなに小さくても、そこの重要性は微塵も変わりませし、鎮守という我が国にある凄いシステムがわかればわかる程、大切にしようという気になってきます。(過去記事参照)地域社会の無縁化と鎮守さんの寂れは同時に進行してきましたが、絆の復活が求められる今、もう一度鎮守さんを核として地域の繋がりを復活して欲しいものです。特に地域活動のボランティアやNPOをされている方々は是非とも鎮守さんのお力を使って頂きたい。まずは活動を始める際に挨拶からはじめ、大きなイベントや計画があれば事前に後押しを願い、節目節目にお参りされると良いです。特に個人の願いを超えた地域全体や他人のための活動は鎮守さんのもっとも喜ばれるものですから、きっとそのような願いを待っていらっしゃるでしょう。

 

 パワースポットブームで全国の有名な神社に人々が殺到していますが、小さくても地域の鎮守さんこそがパワーの源泉だということに気付かない人があまりに多すぎます。有名であるとか社殿が立派である事が即その人個人にとって御利益があるとは限らないのです。チルチルミチルの青い鳥ではないですが、本当の幸福はすぐ足もとにあるものです。パワースポットブームが一歩踏み込んで鎮守さんの重要性を認めるようにならないかと願うばかりです。

 

毎日、八方拝十一方拝を行いましょう。

 

 


いよいよ 金の坐(かねのくら)の時代へ

2013年01月02日 | 未来予測

 本年2013は伊勢神宮の御遷宮が行われます。内宮(ないくう)外宮(げくう)とも西側の御敷地に移りかわりますが、東側を米の坐(よねのくら)西側を金の坐(かねのくら)といって20年ごとに社殿の建て替えが行われます。今は米の坐で、本年秋には建築中の金の坐に神様が移動なさいます。

 

 昔から米の坐は安定期、金の坐は動乱期といわれていますが、正確にはそれぞれ吉と凶があり、米(吉)金(吉)(凶)金(凶)という順に20年づつ計80年周期でまわっています。現代でいうと 米(吉)が1953~1972高度経済成長期 金(吉)が1973~1992 オイルショックと安定成長 バブルとその崩壊 米(凶)1993~2012 阪神淡路震災と東日本震災 日本企業の海外進出活発化 そして2013~2022のいよいよ金(凶)の始まりです。

 

 の時代はその後に来るの時代のいわば前ぶれとされており、たとえば前回の金(凶)1929~1952 世界恐慌、第二次世界大戦、原爆投下、朝鮮戦争 の前ぶれの米(凶)1909~1928 第一次世界大戦、米騒動、関東大震災 前々回の金(凶)1849~1868 安政東南地震 ペリー来航 桜田門外の変 禁門の変 戊辰戦争 明治維新 その前ぶれ米(凶)は1829~1848 大塩平八郎の乱 天保の大飢饉 とやはり直前のの時代が来るの時代を暗示しています。

 

 なぜ伊勢神宮の遷宮がこれほどまでに日本の国運を左右するのか?それは、やはり神宮が日本の霊的中枢に他ならないからでしょう。

 

 また、の時代は国内に意識が向かい、の時代は海外との関係が緊張するとも言われています。そして前回、前々回とも金(凶)を経て国家体制は完全に変わりました。それから類推するに、今のような機能不全の政府や統治機構は、この20年内に、明治のように革命か第二次大戦のような対外戦争の結果として、根本から変わることでしょう。明治維新の時も外国との戦争の可能性がありましたが、もしやっていれば第二次世界大戦のように敗戦し植民地になっていたのを、賢人たちが避けて、そのかわり国内で革命がおこりました。

 

 これからの金の坐(凶)の20年の間に、対外戦争がおこる可能性は大ですが、結果は敗北に終わることを政治家達も認識し、できうる限り外交手段で解決し、どうしても攻撃を受けた場合も自衛のための最小限度に抑えるべきです。ちなみに日清戦争や日露戦争は金の坐(吉)の時代でした。

 

 いずれにしろ、日本人はこれから大きな試練を味わうわけで、その後の40年つづく吉の時代に向け脱皮しなければなりません。もうTVでくだらない芸能人の話題やグルメ番組を見ている時代ではないのです。

 

 特に、前半の10年が後半の10年の方向性を決めるので、ここ10年で日本の命運が決まる事でしょう。是非、皆さんも八方拝十一方拝を行い自分や家族、ひいては日本全体の安全を願っていただきたく思います。

 

 毎日、八方拝十一方拝を行いましょう。


アセンションと選民意識

2012年12月29日 | 個人の霊的自立

 さて、去る12月21日にマヤ暦の周期の区切りが暗黒の3日間とか何事もなく来たわけですが、21世紀に入ってから、この日を目標にずいぶんとアセンションのことを言われる方が多くなってきました。この日に地球や人類がアセンションすると唱えていた極端な人もいましたが、まあ期日が近づくにつれ、この日からアセンションに向けてのエネルギーが加速するという、なんだか曖昧な表現に変化してきたものです。

 

 日本でアセンションが意識される大きなきっかけを作ったのが、もう亡くなられたホゼ・アグエイアスさんの13の月の暦でした。これはホゼさんがマヤ暦にヒントを得て独自の解釈のもと御自身で作りだされたものですが、当初はマヤ暦そのものとして誤解され紹介されていました。現在のグレゴリオ暦は非常に人工的で人々の潜在意識に作用して反自然な生き方になり、2012年の12月21日までに世界の暦を13の月の暦に変更したら地球はアセンションし、出来なければ地球は滅ぶというものです。

 

 現在もアセンションを唱える方の主張の大半は、地球は5次元に入り、意識の変わらなかった人達は3次元の地球か星に転生するといったものです。私は果たしてこれが本当なのかどうか判断できませんが、一つはっきり言えるのは、13の月の暦にしてもアセンションにしても、バックにユダヤ・キリスト教的な一神教の思想が背後にあることです。いわば予言と選民です。

 

 13の月の暦の場合、2012年までにこの暦を採用しないと地球は滅ぶと、はっきり宣言しており、また採用すればアセンション=地上天国になると言っているわけです。キリストを信じる人は救われるし、信じない人は罰せられるのとまったく同じ構造なのです。

 

 またアセンションにしても意識が変わった人は新しい地球に行き、残りは3次元世界に囚われるか滅ぶというのです。私がこれに対していつも思うのが親子の縁なのです。他人やはたまた夫婦は別れることができても、親子の縁は切っても切れるものではありません。もし片方が、特に親が意識レベルが高くても、子供がいろいろ問題あるというのは一般にもよくある話ですが、アセンションの時、この親は子供を見捨ててアセンションするのか、そんな人間が果たして意識が高い人と言えるのか。アセンションがあるかないかというより、こんな人間の根本的な精神の問題を一切省みずにアセンションのことを言う人達が本当に人類の意識を高くしようとしているのか疑問です。

 

 仏教には菩薩行と言って、苦しんだり悩んだりする人に寄り添って生きるというのがありますが、アセンションのように世界が二つに別れるなら、苦しんでいる人はほっぽりだして我先に新しい世界のボートに乗り遅れてはいけないことになります。

 

 確かに人類の意識が良い方向に行くビジョンを持つのは大切なことですが、ややもするとアセンションを唱える方々が批判する既成の一神教の在り方と同じこととなるのです

 

毎日、八方拝十一方拝を行いましょう。


神事と先祖のお世話

2012年12月26日 | 個人の霊的自立

 世の中には、熱心にいろいろな神社にお参りに行ったり、神行(しんぎょう)と称して各種の修行を行ったり、また神様のお使いだと言って全国各地を回られたりしている方々がいらっしゃいます。御本人が納得されてされているので、それはそれでいいのですが、その方達の実生活を知ってくると、あまり幸福になっていない方が多いものです。早死にされたり、病気を発症されたり、家庭不和、それと案外多いのが子供のゴタゴタです。

 

 本当に自分の一生がそういう神事(かみごと)をするためにあるのだと覚悟されている場合はいいのですが、あまりそんな決意もなく、なんとなく興味から入られたり、セミナーに参加して皆と一緒に行うのが楽しいという理由で行われる場合は注意が必要です。なぜなら、それが幸福に繋がるどころか却って不幸になることが多いからです。よく嵌まるパターンが、熱心に神様の世界の事をしているのに何故不幸が続くのか、もっと修行に励めと神様が仰っている、または今カルマの清算をしているのだと思ってさらに神事に没入していくのです。

 

 なぜこうなるのか?それはこの世界は陰陽のバランスで全てが成り立っており、このバランスを欠如しているのが根本の原因なのです。神事が陽だとすると先祖のお世話が陰なのです。神様の事ばかりして、先祖の事は置き去りにしている人が非常に多いのです。神社にお参りに行ったり、何人かで神行を行うのは日常を忘れ確かに気分も高揚するものです。それに比べ、お墓参りや御先祖の法要は地味で、決してうきうきした気分になるものではありません。それで陽ばかり強くなって極端に陰が弱っているのです。

 

 ですが普通の世界でも、陰を大切にされている方が人生うまくいくようになっています。例えるとイチロー選手の試合で華々しく活躍されるのが陽、その裏で毎日、地道な努力をされるのが陰。この地道な努力の陰がなければイチロー選手の成功は無いわけです。別にイチロー選手でなくても、一般社会で陰で地道に努力されている方はやはり安心感があります。

 

 神事をするんであれば、それと同じ位の先祖のお世話をしないと陰陽のバランスが崩れ人生がうまくいかなくなるのです。ただ逆の場合、先祖の事は熱心で、神様事は全然しなくてもうまく人生が運ぶのですが、これは陰から陽が生じるといって、陰から全てが生じるからなのです。

 

 神社にお参りに行くといった日常的な神事も含め、神事を 1 行ったら 先祖のお世話は最低でも 1.2 するというのが大切なことなのです。

 

   毎日、八方拝十一方拝を行いましょう。

 

 

 

 


敬神崇祖(けいしんすうそ)

2012年12月13日 | 個人の霊的自立

 

 

 先日、全国でも有名な京都の山中にある神社に詣で、本社の外にある境外摂社にお参りした時の話です。そこには神官さん達は常駐されてないのですが、私が神前に向かうと一人の女性が先にお参りされていました。たぶん私が後ろから来ているのに気づくのが遅かったのでしょう。 ペットボトルの水を御垣内へ犬の小便よろしく、ばら撒いていました。普段そんなことでは腹を立てないのですが、この時はふつふつと怒りが湧いてきました。まるで神様の怒りが自分に移ったかのようでした。

 

 これは最近時たま目にする光景で、どうもスピ系の人達の間で、各地の御神水を汲んでは他の神社や聖地に持っていって撒くのが流行っているようです。まあ御本人達は良い事をされているつもりでしょうが、はっきり言って不謹慎です。目に見えない世界はやはり慎重にすべきで、やれメッセージが来ただの神様を繋ぐだのと軽率にすべきではないです。だいたい想像してみてください。ある日、自宅に見知らぬ人が来て、聖なる水ですからと言って庭にばら撒かれることを。喜びよりも怒りが湧くはずです。

 

 また神社の御祭神によっては、ある聖地の水とは相性が非常に悪い場合もあります。本当にそこの神様が水をお望みと思うのなら神官さんなり世話役さんなりに趣旨を話してOKをもらってからにすべきでしょう。神意ならうまくいくはずです。

 

 神行(しんぎょう)をまともにされている方なら先輩達から一種の神様に対する作法というべきものを習っているものです。お水をお供えしたいならペットボトルのまま半紙に載せてお祈りし、終わったら持って帰ればいいのです。けっして犬の小便縄張り張りのようなことをしてはいけません。

 

 神社に行く場合はそこの御祭神に対して敬意をはらうことが最重要なのです。敬意をはらえばはらうほど神様の御威光は輝いてきますし、なによりもそういう謙虚さを神様はお喜びなのです。敬意をもって接すれば水撒きなど出来るわけはありません。

 

 スピ系全てとは言いませんが、全般的にこの方達は先祖や先輩達が連綿と綴ってきた伝統を知らずにいます。そのため自分達は良かれと思った行動がかえって神様の怒りを呼んび御自分の運気を弱めているのです。

 

 もうスピリチュアルごっこをしている時代ではありません。敬神崇祖という今では死語になりつつある言葉ですが、神を敬(うやま)い先祖を崇(あが)める、これこそが日本人として神様に接する際の心構えなのです。

 

                                                                        貴舟 一之(きふね かずゆき)

 

毎日、八方拝十一方拝を行いましょう。