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麻宮騎亜 日記

漫画家 麻宮騎亜の日記。仕事の連続の日々ですが、できるだけ更新したい。という希望。

F1開幕!

2009年03月29日 09時17分36秒 | Cars
いつのまにやらそんな季節が来ていた。ああ、もう春なんだなーと。いつも春を感じるのは桜のニュースでもなければ、あったかくなってきたなぁっていうのはおかずみたいなもんで、やっぱりF1の開幕が春の訪れを告げ、最終戦が年の瀬になだれ込む時期なのかと思わせる。

で、ついうっかり、深夜になりつつあるとき、番組表を見たらF1の文字が無い。あ、と気がついても後の祭り。そうだ、開幕戦はオーストラリア。っつうことは、中継は午後だった!しまった,見てない。

で、今日の夕方4時から地上波では開幕戦決勝を放送する。

と、ここからは予選結果を(仕方ないのでウエブで見たんだけど)あげると、な、な、なんと、ブラウンがワンツー!?このブラウンは、去年までのホンダだったのだ。
まあ、確かにエンジンはメルセデスになったけど、それにしてもワンツーって!

しかも同じメルセデスエンジンを積んだ、マクラーレンが下のほうに行ってる。ホンダのスタッフはもとより、応援してきた人間からするとなんか複雑だろうなぁ。シャシーはホンダ製なんだから。去年、ロス・ブラウンが「全て来年にかける」みたいなこと言ってて、あら?とホンダの撤退。で、今年の開幕戦のこの結果。

決勝はどうなるんだろ。果たして、いつも開幕戦は大荒れになるもんだ。ということで、今年は色々な部分で見てしまいそうなF1だった。


だったら予選見忘れんなよって言うのもあるんだけど。

EPMにいらしていただいた皆様、ありがとうございました

2008年11月12日 14時00分28秒 | Cars
今週の日曜日、横浜赤レンガ倉庫で開催されたEPM(エキサイティング・ポルシェ・ミーティング)のカノカレ・ブースにいらしていただいた皆様、どうもありがとうございました。あいにくの雨でしたが、つつがなく終了する事ができました。
20点ほどの原画亜展示。初めての野外での展示でしたがいかがでしたでしょうか?
チャリティー・オークションの方もびっくりする価格で終了。盲導犬協会の方と、ワンちゃんも喜んでおられました。この場をお借りしてご協力感謝いたします。

先行発売のカレンダーの評判も上々。おってファンクラブとウエブ上でも後日販売いたしますので、よろしくお願いいたします。(あ、カノカレ・カレンダーはファンクラブ会員の特典ですから、配布されますのでご安心のほど)

来年こそ、やっぱりファンクラブのイベントを開催したいですね。
よろしくお願いいたします。

にしても、寒い浜風と雨、一日中立ちっぱなしは、体にきついっすねぇ。(^^;)

ピニンファリーナ氏 逝く

2008年08月10日 21時47分08秒 | Cars
車好きには、スーパーカーを語る上で切っても切れない存在の一人。ピニンファリーナ氏が逝かれたのは少し前のことだ。


フェラーリなどのデザイン開発・設計を手がけるイタリアのカロッツェリア、ピニンファリーナのアンドレア・ピニンファリーナ会長兼社長が、イタリア時間7日朝、トリノで交通事故のため死亡した。51歳だった。

アンドレア・ピニンファリーナ会長は午前8時過ぎ、灰色のベスパ・スクーターに乗ってモンカリエリの自宅からカンビアーノの研究センターに出勤途中、78歳の男性が乗る赤のフォード・フィエスタと衝突。路上に投げ出された。アンドレア会長は、近くの病院に運ばれたが死亡が確認された。

(レスポンスより)


また一人、車の歴史を形作ってきた方が他界してしまった。僕は、ピニンファリーナの車は所有したことは無いが、そのカロッツエリアが送り出してきた数々のデザインには、深い深い思い入れがある。

ピニンファリーナのデザインを知らなくても、トリノ五輪の優雅な流線型の聖火トーチは覚えている方も多いかもしれない。

今はただ、ただ、合掌。

ライコネン、ワールドチャンプ、おめでとう!

2007年10月22日 23時13分29秒 | Cars
仕事だったり、遠征だったり、結構忙しいこのごろ。なかなか部屋の片付けができない。進まないのではなく、できない。(^^;)

カノカレ7巻、皆さん買っていただきありがとうございます。BBSのお返事は、今のこの仕事が終わったら書き込みます。もう少しお待ちくださいね。

ところで、2007年のF1も終了。久々に手に汗握る展開だったなぁ。ライコネン、おめでとう!もー、うれしいよ。(^^)
しかし、表彰台の紙ふぶき、量多すぎだろ!(^^;)ひょうきんベストテンかと思った。

すべての人と時間と車に感謝!

2007年05月31日 20時09分47秒 | Cars
先週の土曜日と日曜日の2日間、いつもお世話になっている方の呼びかけで内密に、でも大々的に開催されたオフ会&ツーリングに参加してまいりました。

ここで、オフ会のディナー時に僕のサイン会が設けられ、とても楽しい、本当に愉快な時間を過ごすことができました。参加されたすべての皆さんと、このオフ会を企画していただいたセイウチさん、そしてスタッフの皆さんに感謝いたします。(^^)
多分当日は、品川近辺のコンビニや本屋から彼女のカレラがすべてなくなってしまたでしょう。本当に本やいろいろなものをもってきていただいた方、ありがとうございました。僕のこの楽しい思い出が、サインをした方々すべてに伝わりますように。

本当ならば、時間の許す限り参加者の方々のブログにお邪魔してお礼を言いたいのですが、現在の仕事の現状からそれもままならず、こういった自分のブログでお礼を言うことになってしまったことをお許しいただきたいと思っております。

本当に皆さん、ありがとうございました。車漫画とは言いながら、あまり車のテクニックやスペックよりも、その車のオーナーたちの面白おかしい人間関係と凸凹ライフを中心に「彼女のカレラ」という漫画をやらせていただいています。この2日間は僕自身がその人間の人たちの魅力が、車に勝るものだと実感できた非常に楽しく有意義な2日間だったと、今も大きな充実感に包まれております。

麗菜が身を投じたカーライフとは、こんなにも素晴らしく楽しいものだったのかと。(^^)それを改めて僕に教えてくださった、参加者、すべての皆さんに感謝いたします。ありがとうございました!そして今後とも轟麗菜とともに、よろしくお願いいたします!!

そして、近い将来、彼女のカレラ・ミーティングなんて開催された日には、もっと多くのカノカレファン、ポルシェファン、自動車ファンの方々と、この2日間のような楽しい、充実した時間を過ごせればなぁ、なんて思いつつ東名高速を赤いテールランプの光の中、帰路に着いたのは、言うまでもありません。

すべての人たちと、車と、ご家庭に幸多からんことを!ありがとうございました!

引き継がれるもの

2006年11月13日 00時46分48秒 | Cars
自分がとても大切にしているものがある。初めて手にして、ずっと長い時を一緒にすごし、色々な思い出も作った。そのものが無ければ会うことが無かった人たち。そう思うと、そのものがもっと好きになってくる。

でも、そうしてもやむにやまれぬ事情があって、それを手放さなければいけない時。そのつぎに思うことは、コレを次に引き継いでくれる人が、僕と同じかそれ以上・・・。いや、僕と同じではないにしろ愛情を持って接してくれるだろうかという不安にも似た期待。そんなことを考える。

それは車であっても、フィギュアであっても、本であっても・・・。特に車というものは擬人化して見てしまう事も多く、車との別れは切ない。次にこの車を所有する人はどんな人で、大事に乗ってくれるだろうか。
自分から遠ざかって行く車は、必ず後姿で、何かこちらに訴えてきているような気もする。

車を手にしたとき、「ずっとこの車と添い遂げるのか」と思うことがある。乗って好きになって行けばなおさらだ。僕は車を購入する時には、次に手放す時の事なんか微塵も考えない。でもいざ、そのときが来ると逆にいろいろなことを考える。

「彼女のカレラ」というマンガを描くにあたって、僕の中で一つの決まりごとがあった。といっても個人的な胸の中で決めることで、それは他人からしてみたら「?」が付くことが多い部類なのかもしれない。子供の頃、横断歩道を渡るとき絶対白い線しか踏まないとか、テレビで品川庄司の品川さんが、「電車に乗ったら、絶対手すりや吊り革にはつかまらない」といった感じなのかもしれない。

「自分の所有している車は漫画には出さない」というのが僕の中の決め事だった。それは出したらだめだとか、出さない方が良いとかそういった決まりごともなく、まったく根拠の無いことだ。ただ、出来る限り出てくる車は取材して描くと言う事を決めた。主人公「麗菜」のRSは、僕の乗っている車ではない。

麗菜のRSはちゃんと取材車両があり、しかも外装と内装はまったく別の車なのだ。自分の持っている車を描くということは、何故かやっちゃあいけないような気がしていた。しかしその誓いも単行本4巻にしてあっさりと破ってしまう。麗菜が借り受ける黄色いボクスターS。アレは紛れもなく自分の車で、漫画に出してしまった。しかも4巻のカバーにまで。4巻のカバーは色の配分上から、柑橘系の色を持ってくる必要があった。となると、林原のミニクーパー、ユリのミウラ、そして麗菜のボクスターの3つしか選択肢はない。1巻から3巻まで並べると、主人公の麗菜が1巻しか出ていないのは問題だなぁ、なんて思ってしまう。ということで麗菜を4巻の表紙に持ってくることにした。となると、やっぱりボクスターだ。しかも自分の。(^^;)

ボクスターは本当にいい車、いいポルシェだった。僕はボクスターが大好きだった。そんなに100%発揮できる腕は持っていなくても、好きであることに間違いはなかった。そのボクスターとも別れることになった。その僕が好きだったボクスターに感謝を込めて、マンガに出すことにした。この車は僕が購入して、一緒に喜怒哀楽を体験して、ここまで作り上げていった世界に1台の車なのだ。その思い出もあって、4巻は実に思い出深い。

この4巻の表紙を飾った、ボクスターSの次のオーナーになる人はどんな人だろうか。もし数多のドライバーがいる中で、その人が「彼女のカレラ」の読者・・・、いや、知っている人であったら、僕は凄く嬉しいのだ。(^^)