麻宮騎亜 日記

漫画家 麻宮騎亜の日記。仕事の連続の日々ですが、できるだけ更新したい。という希望。

5分間の癒し

2007年02月19日 02時27分12秒 | 日常あるいは平穏な日々
仕事中、僕はBGMがないとだめな人間で、騒々しい音もイヤだけど、まったくの静寂も苦手だ。今はBGMで音楽も聞くが、それはほとんど深夜の数時間。他はテレビががBGMになっている。

そんな中で、ここのところ耳(目)にするとほっとする番組がいくつかある。全て番組が終わってから、次の番組に行くまでの数分間の短い番組だ。

一つは月曜から金曜、夜8時54分からテレビ朝日系でやっている「都のかほり」(京都・奈良) 京都と奈良の風情ある風景や食べ物、文化などを毎回、野村真希アナのナレーションで紹介する番組。何と言っても野村アナの声には癒される。

一つは毎週水曜日、午後9時54分からフジテレビ系でやっている「今宵一皿」
 器と料理人と料理。その3つの組み合わせで一体どんなものが生まれるのか。毎回出る器も見事なら、その器に挑む料理人の料理にも感心させられる。器と料理。実は今一番興味があるものだ。

そして、もう一つは「Modern Riving」テレビ朝日系列で月曜日から金曜、夜8時54分からの番組。毎週一つのテーマに沿って、様々な家具や小物、デザイナーの作品を紹介していく。とにかく映像とデザイナーの作品が本当に素晴らしく、目で見て癒される番組。もともとイタリアン家具も好きなので、見ていてなんか落ち着く。ちなみに先週は、「modern + Home Electronics」がテーマで、
「ポップな印象のケトル(2007/2/16)」
「シンプルかつスタイリッシュなトースター(2007/2/15)」
「不思議なフォルムのタオルウォーマー(2007/2/14)」
「深い赤が印象的なコーヒー・メーカーとコーヒー・ミル(2007/2/13)」
「ちょっとユーモアのあるフォルムの電話機(2007/2/12)」
といった具合。

でも考えたらこの5分の番組に癒されてる自分が、やっぱり疲れているのかなとため息をついてしまうのだった。(^^;)

すごい。降るような星だ?

2007年02月17日 17時37分29秒 | 日常あるいは平穏な日々
凄い、降るような星だ。

っていうのは、2001年&2010年で語られた、ディスカバリー号のボウマン船長の最後の言葉だ。

東京に移ってから、あっという間の25年ではあるがやっぱり夜空に確認できる星は少ない。 今年に入ってから時間を見つけて、日本橋で行われている「北斎の宇宙」と「星空の贈り物」を見に行った。大平貴之氏が製作した、今話題のプラネタリウム、「メガスターⅡ」によって投影される星空の旅。



それはとてもきれいで素晴らしいものだった(演出には少し疑問符もつくが)。ただどうも画像の鮮明さにはかけるかな?といった印象だった。ふと思い出したのは実家の東北での夜空だった。特に冬は空気も透明感を増し、まったくものすごい星のシャワーになる。

子供の頃、星空を見上げるのが楽しくもあり、怖くもあった。視界には星しか見えない。星を見ていると吸い込まれそうになる。見えない手でつかまれ、空にこの体が持っていかれそうな一種の浮遊感。星がコチラに迫ってくる感覚は、見方を変えればまさに降って来るのだ。

凄い、降るような星だ。

都会では味わえないこの感覚を、子供の頃から理解していた。
いつかこの感覚をもう一度味わってみたいと、ふと思う。


PS,日本橋の会場のそばで売っていた、焼き芋は美味でした。(^^;)