医療中心から生活中心へ

ある病院の話を聞く機会がありました。
そこの病院は医療中心の病院ではなく
生活を中心にしている、とのこと。

他の病院と比べると
スタッフの人数が多く
法律で定められた4倍の数

食事もこだわっていて
病院食と感じさせない美しい料理と盛り付け

医療はサービス

看護師や介護士が行うトランスや体位交換は作業ではない
そんなスタンス
だからユニフォームは
作業のためでなくサービスのために
3枚はワンピース
残り2枚のみ自由に選べる

入院費は他の療養病院より高いお金が必要ですが
一人一人と向き合っている

「病院だから仕方ない」ではなく
「どこにいようと、その人の望む生活を叶える」ために常に工夫している

本人と家族にとって
その人がその人らしく
一日一日を楽しんで過ごせるか
それが大事
本人の希望と状態によっては
お酒を飲む方もいるし
ケーキを食べる方もいる。
薬剤が本人にとって本当に必要か
医師のあとに師長が判断
薬を飲むこと、点滴や経管栄養など
それがその人らしく楽しんで生活できるのに役に立つのか
あるいはお酒を飲んで過ごす方がいいのか
その判断を師長がするそう
それだけ患者さんの近くで寄り添い
患者さんの
その人にとって大事なことは何かを
常に考えている
すっごく人間らしいし
いまのほとんどの医療現場にない、あるいは足りないもの
全人的ってこういうことなのかな
人と向き合っている
すごくステキ

医療中心だった病院を
生活ありきへ変化させる
病院らしくない病院
話を聞いててとても興味深かったです☆


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