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廃棄物彩生処

主にジムニーの廃品利用による改造、メンテ、及び4×4トライアル競技などを掲載する場として・・・・!

ジムニーフロントハブベアリング異常

2012年11月22日 | JA11
 ジムニーJA11のフロント・ハブ異常のため分解したところ、ベアリングが異常摩耗していた。

 下図画像のとおり、加圧面が異常に荒れており、ローラー、内輪共に小径側が接触していない状棚なので、可成り摩耗しているようだ。また全体的に黒っぽく変色している。
グリースは正常に塗布されていたので、過去に水が進入し摩耗した物を、清掃して組み付けしたかも知れないが、記憶にない。

 ローラ表面が荒れている

 内輪面も傷だらけ

 これまでこのホイールベアリングナットの締め付けは、回転状況を感触で判断して適当に締め付けしていたため、締め付け過ぎたかも知れないとの反省から、ベアリング交換後の組み付けには、規定の締め付けをすることにした。 

【規定のホイールベアリング締め付け方法】

・まず、ベアリング組み付け状態を落ち着かせるため、ナットを800kg・cmのトルクで締め付ける。
・次に、ナットを緩めてから、100~150kg・cmのトルクで締め付ける。
・ホイールボルトにバネ秤を引っ掛けて、ハブの起動力(プレロード)が1~3kgであることを確認する。
 この測定は、ブレーキキャリパーは外した状態で!
 なお、この起動力は回転角全周で均一ではなく、またグリース粘度等でも違いがあるので、上記値の範囲に入っていれば良し、とする。

 トルクレンチで締め付け

 バネ秤での起動力確認

 このホイールベアリングナットの締め付けを正規に計測するには、大きなソケットレンチが必要だが、スズキ純正工具が用意されているので、これが安価かも。¥3,000程度か?  品番は:09941-58010

 以前はこれが無かったので、マイナスドライバー先端で叩きながら締め付けしたのだが、これは緊急時急場しのぎだけにしたい。


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