ジムニーJA11のフロント・ハブ異常のため分解したところ、ベアリングが異常摩耗していた。
下図画像のとおり、加圧面が異常に荒れており、ローラー、内輪共に小径側が接触していない状棚なので、可成り摩耗しているようだ。また全体的に黒っぽく変色している。
グリースは正常に塗布されていたので、過去に水が進入し摩耗した物を、清掃して組み付けしたかも知れないが、記憶にない。
ローラ表面が荒れている
内輪面も傷だらけ
これまでこのホイールベアリングナットの締め付けは、回転状況を感触で判断して適当に締め付けしていたため、締め付け過ぎたかも知れないとの反省から、ベアリング交換後の組み付けには、規定の締め付けをすることにした。
【規定のホイールベアリング締め付け方法】
・まず、ベアリング組み付け状態を落ち着かせるため、ナットを800kg・cmのトルクで締め付ける。
・次に、ナットを緩めてから、100~150kg・cmのトルクで締め付ける。
・ホイールボルトにバネ秤を引っ掛けて、ハブの起動力(プレロード)が1~3kgであることを確認する。
この測定は、ブレーキキャリパーは外した状態で!
なお、この起動力は回転角全周で均一ではなく、またグリース粘度等でも違いがあるので、上記値の範囲に入っていれば良し、とする。
トルクレンチで締め付け
バネ秤での起動力確認
このホイールベアリングナットの締め付けを正規に計測するには、大きなソケットレンチが必要だが、スズキ純正工具が用意されているので、これが安価かも。¥3,000程度か? 品番は:09941-58010
以前はこれが無かったので、マイナスドライバー先端で叩きながら締め付けしたのだが、これは緊急時急場しのぎだけにしたい。
下図画像のとおり、加圧面が異常に荒れており、ローラー、内輪共に小径側が接触していない状棚なので、可成り摩耗しているようだ。また全体的に黒っぽく変色している。
グリースは正常に塗布されていたので、過去に水が進入し摩耗した物を、清掃して組み付けしたかも知れないが、記憶にない。


これまでこのホイールベアリングナットの締め付けは、回転状況を感触で判断して適当に締め付けしていたため、締め付け過ぎたかも知れないとの反省から、ベアリング交換後の組み付けには、規定の締め付けをすることにした。
【規定のホイールベアリング締め付け方法】
・まず、ベアリング組み付け状態を落ち着かせるため、ナットを800kg・cmのトルクで締め付ける。
・次に、ナットを緩めてから、100~150kg・cmのトルクで締め付ける。
・ホイールボルトにバネ秤を引っ掛けて、ハブの起動力(プレロード)が1~3kgであることを確認する。
この測定は、ブレーキキャリパーは外した状態で!
なお、この起動力は回転角全周で均一ではなく、またグリース粘度等でも違いがあるので、上記値の範囲に入っていれば良し、とする。


このホイールベアリングナットの締め付けを正規に計測するには、大きなソケットレンチが必要だが、スズキ純正工具が用意されているので、これが安価かも。¥3,000程度か? 品番は:09941-58010
以前はこれが無かったので、マイナスドライバー先端で叩きながら締め付けしたのだが、これは緊急時急場しのぎだけにしたい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます