ドバイに到着したときは7時過ぎ。レンタカーの予約に手違いがありレンタカーの手配と現地の携帯を用意することに少し時間が掛かり8時過ぎに空港を出た。一端、ホテルに荷物を置き、予定していたホテルの回転寿司で晩飯にしようと思ったのだが・・。満席だったので、夜の予定を、ショッピングモール観察に切り替え、晩飯はバーガーキングをフードコートで食らう。UAEでは、圧倒的にこのバーガーキングが美味い。他のハンバーガーを買えなくなるほど、この国のバーガーキングは美味い。なぜかは知らない。他の国ではここまでの差は無いのではないかと思うのだが・・・・。バーガーキングにダイエットコークととってもアメリカンな感じの肥満食?でドバイの食事は始まった。
翌朝は睡眠時間確保の為に抜く。昼飯は、高級品モールのバルジュマン・センター1階にある回転寿司を覗く。 取りあえず写真を撮ったが、自分が何をとったのかは取り忘れた。良くわからない唐辛子風味の巻物とか怪しい巻物とかいい加減な巻物とか・・・あー巻物ばっかり。でも、高い。そばも作っていたが、のびのびになっていた。(怖くて食べていない。)海外においての回転寿司は、意味もなく高級品であり、日本料理の世界を少し超えたところにある。駐在していたら絶対に食べない。まあ、別の世界の全く違う食い物だと割り切って昼飯にした。
そして、夜は某自動車会社の有名社長御用達の高級ホテル(でも、滅茶苦茶高い訳ではない)のショッピングモールにある回転寿司。なんで回転寿司なんだ?と思う方が普通なのだが、回転寿司を見分するというのが、今回の旅行の目的の一つなのだ。しかも、カロリーは低い。ここで、カロリーを落とさなくてはと回転寿司を喰う。まあ、内装やサービスには高級感があるのだが、回転寿司ではある。良かれ悪しかれ。この店で良いなぁと思ったのは、ジャブジャブと野菜がドレッシングの中で泳いでいる様なサラダが多い中東日本料理店で、ドレッシングを別盛りでくれたこと。(量はいっぱい出てきた。。)まあ、適量かけて美味しく食べた。しかし、海藻サラダが凡そ1000円・・・悲しい。個人的趣味としては、同じ額を出すならカレーやカバブを喰う方がお得な気がする。が、ローカロリーは大事だ。
そして、本日も睡眠時間確保の為朝食はカット。昼に重い会食が入りそうだったこともあったが。その会食は、都合がつかずキャンセル。代わりに喰ったのがこれ。
スウェーデン風肉団子とサラダにペリエとコーヒー。締めて1000円弱。回転寿司の海藻サラダよりも遙かにお得で更にヘルシーかも。これは、日本にも再進出をしようとしているIKEAという世界的大手のスウェーデン母体のインテリアショップのカフェのランチの一種類。味も結構良い。総じて、ヨーロッパ人や所得の少しだけ高めのローカルなどが主たる客層だと言うこともあり、この手のインテリアショップは前回のカタールThe Oneの時と同じく、味も、見た目も結構良いし、値段もリーズナブル。
そして、夕食はワフィーというローカルが客層として多い高級ショッピングモールに併設したレストラン棟にあるスペイン料理店へ。昔の同僚というか先輩というかに、晩飯でも食べませんかと電話したら、ここが美味しいから行こうよと誘われて行った。その通り、結構美味しかった。アリオリとうたっていたソースがどうも違う物の様な気がするが、まあ、全体としての味は美味しい。これが前菜分。
こちらが、メインと言って良いと思うパエリャと鱈のなんたら焼き。どちらもあっさりと美味しかった。最近の会社の様子など話しつつ盛り上がったら深夜になってしまい、モールの視察は出来ず・・。まあ、楽しかったから良いと思う。美味しかったし。
もし、朝飯を抜くとこれで今回のドバイ滞在の食事はおしまいとなる。
クウェートではビジネス系のミーティングの予定は無い筈だった・・・。これもお昼ご飯と言えばお昼ご飯かも知れない。が、実は、仕事ネタである。
昼少し前に取引先(候補或いは内定先)の本来は今回の出張の目的である作った会社の紹介と営業活動の趣旨とは関係の少ない旧知の自動車販売部長さんに彼の会社のオーナーさんへの言付けを頼みつつ、雑談をしていたらなにやら仕事に成ってしまった・・・と思う。
日本には、殆ど、キチンとしたアラブ料理のレストランは無い。最近、色々出来てきているという説はあるが、アラブ料理店風のお店の大半はトルコ料理かアラブ料理風の物を誤魔化してだしているお店ばかりである。それが、悪いわけではないが、アラブ系の人やイスラム教徒の方が日本に出張に行ったりすると食事で困るよねと言う話をしていた。
思いつきというわけでは無いが、前から思っていた事を話した。
「中東で店舗展開しているレバニーズ・レストランで日本にフランチャイズ・ノウハウの提供をしてくれるようなお店があれば、日本のパートナーを探して、お店を展開できるかも知れないよね。そうすると、出張者とかも困らないし、最近のドバイブームなどでアラブ料理の認知も上がってきている。かつ、羊もポピュラーに成ってきているからねぇ。チャンスはあると思うんだけどねぇ。」
「そうだよ。おまえは料理についてもセミプロだった。おまえなら日本でレストランやっている人間にキチンとレバニーズの魅力を伝える事が出来る。おまえが本気で探すなら、良い店を紹介してやるからこれから食べに行ってこい!!」と連れられてきたのがこのお店である。
写真には写し切れていないが、ホモス。写っているのがムタバル、ファトーシュ、ブドウの葉っぱの前菜(ドルマの一種)、レバノン風のポテト、鶏レバーのブドウジュース煮込み焼き、名前を今忘れたが、挽肉料理をアラブパンに挟んで焼いた物等々。
これが、ビックリするほど美味しいお店であった。店をやっているサイードさんと言う方を紹介戴き、ビジネス議論をしつつのランチであったが、サイードさん曰く「うちと同じ様なレベルの美味しい料理を出す店はクウェートじゅう探しても、絶対にない。クウェートで3軒、ブラジルにも店を展開している。ブラジルにはアラブ系がサンパウロだけでも20万人居る。商売になるのだ。日本にも店を出したい!」
あららと思うまもなく、アラブ料理フランチャイズ展開構想のKnow-how提供元の名乗りを上げられた。
日本の法人所得税や、出店コストなどの話をしたら、直接出店は税金を考えるとメリットが無いかなぁとトーンダウンはしたものの、アラブ料理店をやりたい人がいたら、必要な材料の手配、機材のアレンジの相談、調理指導などは歓んでやりたいと仰る。
これだけ、美味しいアラブ料理店を日本に紹介できる可能性があるなら何らかの形でキチンとした仕事にするべきかと思う。従って、いつものレシピと料理評価のページでなく、読者を考えて、敢えて、こちらのブログにしたが、今回のランチの報告は・・・実は、ビジネスの紹介である。
アラブ料理(レバニーズ・レストラン)のフランチャイズ展開に興味のある法人の方は是非ともご連絡を!!中東圏内での宣伝活動は責任を持ってやります。集客の為の営業という意味でも私独自でアイディアがあります。
いったい、何回クウェートに来たのか・・勘定していないが、20回近いのではないだろうか。が、今回はある意味初めての事が少なくない。
泊まっているホテル。昨年の3月オープンということで、一度も来たこと、利用したことが無かった。新車の発表会で使おうかなどど相談したことはあったので場所などは解っていた。来てみると、非常に良いホテルなので驚いた。設備も従業員の対応も感じがよい。街中なのにリゾートホテルのよう。朝ご飯しか食べていないが、果物や魚、ありがちなフェ他チーズ、オリーブですら良く吟味された素材が、美味しかった。
今回の旅行はある部分、視察の要素があるので、普段はしない事もしなくてはならない。クウェートといえば、XXXというレバノン料理のお店か、YYYYというサンドウィッチか、ZZZという中華かという程度の所に行っていたが、日本食である。と、言っても、そのお店自体はとても古くから知っている。アブダビに駐在になった時にアブダビのヒルトンに支店があったので、アブダビの店にはそれなりに行っていたし、昔はヒルトンだったマリオットにも入っており、役員同行の出張でクウェートに来たときなどにそちらの店で食べたこともある。中東の日本料理店としては押しも押されもしない名店であるKEIのマリーナ・モール支店に行った。これが前菜と味噌汁。
何となく、頼んだものと違った物が出てきたのだが・・まあ、こちらの方がボリュームもカロリーも控えめなやつだったので良いかと思い文句もつけずに食べた。昼のメインがこれ。怪しいサーモン乗せ巻き寿司。良くわからないが、甘辛のタレがかかっており、それが無ければもっと美味しいのに・・・と思ったが、客を見回しても、日本人は私のみ。外人さんがここの気候に合わせて、食べたいと思う様に、独自進化しているのだろう・・。まあ、鮮度、好みを言わなければ味も合格だろう。クウェートには他にも日本食が食えるところが幾つかある。怪しい、テリヤキという名のチェーンと寿司屋のチェーンの様な物もある。(行った日本人については知らない。)日本食しか食えないという人でもクウェートでは飢え死にすることはない。ただし、ここで普通の物を普通に喰うと高くつくので、注意。
さて、午後は無理矢理45分程度時間を作り、海とプールで一瞬泳いだ。仕事の続きをやっていたら夜の10時を回ったので夕食をとることにした。ホテルの中のレストランを聞いたら、高そうなシーフードレストランと朝食を食べたレストランのみで、あまりアトラクティブではない。気候も調度良いので、クウェートの特徴的な水たばこを出す、テラス型レバニーズレストランにでも行こうかなぁと気候だけなら思い、飯だけなら、軽めにファーストフードから毛を抜いた程度で良いかなと思案しつつ、ホテルに隣接するマリーナ・モールに向かう。ホテルから一番近い部分の2階に面白い店を見つけた。今日の要望にピッタリ。
テラス型カフェで食事は普通の西洋風カフェの様なサンドウィッチやサラダ、スープなどに少しエスニック系のテイストをつけたライト中華などを出す店で水たばこをふかしつつ楽しむ現地人の山を発見。そこにした。食事としては、しっかり目のサラダとフルーツをそのままつぶした系のミックスする前のミックスジュース。こういったフルーツの混合カクテルというのが中東では盛んである。アルコールカクテルがやはり特殊だという立場なので、このようなエリアで楽しんでいるのだろう。暑さなどからも、フルーツなどを多く摂るような生活パターンが出来ているようである。さて、サラダの中身は、フェタと別の種類のモソモソする系のチーズに少し焼き目を入れた物をクルトンの様な物を含むシザースサラダ的材料にファトーシュ風ドレッシングがかかった物。少し、ドレッシングかけ過ぎで、本当に少しだけ塩っぱかったが、汗をかく気候なので、これぐらいで、現地の人たちは調度良いのだろう。
昨晩は、取引先インド人スタッフの夜の街の紹介をしてくれるというので、おもしろ半分について行ったら、晩飯は南インドのケララ風カレーのディナーとなった。自分が飲みたいからもあるのかも知れないが、盛んにビールを勧められた。ついでに夜遊びも・・・。適当にいなしながら食った飯がこれ。Mati Peeraとか言うスペルだったと思うが、鰯とココナッツのドライ系カレー、ビーフチリというやや湿度のあるやはりドライ系のカレー、そして、タピオカ・ベリヤーニというあのコロコロしたタピオカの元となる芋を使ったカレー炊き込み、そして、アッパムという米の粉で作った軽めのパンでの食事となった。軽めの物を選んだが、やっぱり重かったし、ビールもそれなりに飲んだので、本日は朝飯抜き。そして、昼は・・・
泊まっているホテル、バーレン・ガルフ・ホテルの日本料理屋さとで喰うことにした。ある意味これは仕事だと思っている。中東の紹介をするときに、日本飯が喰えるか喰えないかなど懸念事項となることがあるから、資料として撮影をするために、本来の自分の好みでない食事をするのだから。まあ、食べてみると、結構、まともな物を出しているなぁと思った。左の写真はハタ(現地ではハムールという)の薄造りにポン酢。なぜかわさびも付いてきてしまう所は流石に海外らしい。鮮度、味ともに許容範囲。日本料理は日本で喰う方が絶対に安くて美味しいので、極力食べないのだが、中東ではこのハタが良く取れる関係で、美味しいし、値段も日本に比べて手頃なので、この刺身は頻繁に喰うメニューの一つである。
そして、これがメインというか昼定食系のMaiko Bento (舞子弁当のつもりだろう)という奴。数種類あったのだが、中からこれを選ぶともなく選んだ。写真であまり中身を確認せずに選んだと言う状況だったのだ。全般に味はまずまず。中東くんだりで喰う日本食としては美味しいと言って良い。が、ボリュームが多い。通常の食事でも一人前が多いので、日本食レストランといえども、ボリュームが多くなりがちなのが一つの特徴である。牛丼?+焼きそば(野菜炒めだと思ったのに・・・)+揚げ餃子(多分冷凍だろう)+多分ハタの刺身。味噌汁、新香。サッポロビールもあった。喰いきることが出来ず、焼きそばを半分以上残す。不味いからという訳ではない。
バーレンは、この店以外にも数件は日本食を出す店がある。最近、ダイソーも開店して流行っているらしい。
夕刻からは移動で、クウェートへ。クウェートのホテルに着いたら、日付が変わっていた。晩飯は機内食もどきだった。