学校見学は記憶が正しければ3年生から行き始めたのだと思う。比較的近所の名門進学校に一発目連れて行ったのだが、当時の息子に、受験自体を判断できる基準もあるわけがなく、ただ楽しそうか、遊べる様なものかが当初の関心だったのではないだろうか。
一発目の学校を見に行くとき、一番大事なのは子供に中学受験なんてイヤだと思われないことではないだろうかと思う。
小学校の中学年ぐらいの子供の住む世界感があり、中学見学は、その子供の暮らす世界の外辺を広げて行くイメージで肌感覚で子供が感じるものが大事なのだろうと思う。見に行く中学を子供自身が自分の生活空間として考えたとき、快であるか、不快であるかが、その後の受験してみようかなのモチベーションに繋がっているんだろうと思う。
思い出してみると、XX中や○○学院、△△学園等々10校ほど見たのではないかと思う。学校説明会など集団のものも含めて親が訪問したものを加えるとあと数校は検討対象として眺めてみたのではないだろうか。
現在の息子の志望の2Topのうちの1校が最初の見学校だった。私立中、良いんじゃない!っていう感じを最初に持ってもらえた。あと、面白かったのが地方出身のかみさんの反応だ。都会ってこんなすごい学校があるんだぁ、、良いな、息子がこんなところに行って勉強できたらすばらしなぁと素直に感じたそうだ。かみさんはその後一緒に何校か回っているうちに、ますます、そのようなすばらしい学校はどこか?と息子に合うのはどこか?を考えながらこれまでの3年間を過ごしている。
別の項目で書いているが、うちの好みは、学究的で結果として高い進学実績を持っているタイプの学校。
さらに付け加えると、あんまりチャラくない学校。あと、多分だが、カソリック系の受けが良い。
学校見学については、○×中学を見に行ったことも大きかった。
世間的、偏差値的には悪い学校ではない。合う人には素晴らしい学校なのだろうと思うが、うちでの評価は、「絶対行きなくない」だった。逆に、息子は自分自身の目で見て感じることを真剣に検討しないと、こんな学校を受けさせられる可能性がある!という危機感を抱いたことで、別のモチベーションに繋がってると思う。
つまり、積極的に行きたいと思える学校を選ぶんだ!という意識付け、そして、行きたい学校に行く!という気持ち、それが学習の動機ともなっている。
当初、通い易さと入り易さを考慮し、あまり受けさせる気がなかった学校の運動会に連れて行ったら、、見た時間30分ぐらいだったんだが。。。えらく気に入って、そこに一番行きたいと言い始めた。
当初、何となくキャラが合わない気がしたのだが、子供が強く言うので、これまで2年ぐらい息子の性格や勉強のスタイル、成績の上下の経過を観察していた。最近では、子供の勉強の仕方の好みや細かい癖など、その学校について情報収集が進むことなどで、結構合っているのかもな、と思い始めている。息子本人の感覚は信用しても良い気もしている。が、能力的にはちょっとまだきついのではないだろうか。過去、行っている塾の中で、その学校の合格率80%偏差値レベルをクリアしたのはこれまで1回。後は良くて60%か。行けても不思議ではないが、安心して受けさせるレベルではない。
そこは息子にもわかっているので、お気楽で、楽してサボっていたい性格にもかかわらず、ゆったりとではあるものの、努力をしている感じもある。
それが、結果的にはもう一つの志望校の合格も引き寄せるかもしれないとも思うので、このまま走りきれるとうれしい。
あとはもう少しのんびりした学校など見た雑感、対応を少し。
そのうち一つは、息子は結構気に入ってそこをメインにと言いそうになっていた時期もある。。。親的には滑り止め候補のつもりで連れて行ったのだったが。。
滑り止めクラスを見せる時、そこが楽しそうだともしかするとそれはネガティブに効く可能性があるってことだろう。
ちなみに、その学校については、親世代ではイメージはあまり良くない。が、今では喝上げする側からされる側になるような変化で進学実績も出ている。客観的には悪くない。一応、現在も受験志望順位リストには載っけている。
なお、息子に志望順位の再考を促したのは、東北大震災での地震の恐怖である。。。
その学校はきちんと対策を考えているということなので、本当に通わせて危ないか?はかなり疑問だが、ちょうど良いので息子の恐怖心を煽り、志望順位を落とさせることに成功している。