Key_Kitaの独り映画日記

主に観た映画・ドラマの感想を書いてます。
最新映画だけでなく過去の作品や雑談も少々。

映画『繕い裁つ人』

2015年05月29日 | 映画
今日は映画『繕い裁つ人』を観て来ました。

この作品は、中谷美紀の主演で、町の仕立て屋と常連客たちとの織りなす日々を描いた池谷葵の同名人気コミックを実写映画化した作品。
共演に三浦貴大、片桐はいり、杉咲花、中尾ミエ、伊武雅刀、余貴美子ら。監督は映画『ぶどうのなみだ』『しあわせのパン』の三島有紀子。


神戸の街を見渡す坂の上にある仕立て屋「南洋裁店」。初代の祖母から店を継いだ2代目店主・市江が手がけるオーダーメイドの洋服は大人気だが、昔ながらの職人スタイルを貫く手作りのため、量産はできない。市江はデパートからのブランド化の依頼にも興味を示さず、祖母が常連のために作った服を直し、たまに新しい服を作るという日々に満足していたが…。


本来は1月31日に公開されていた作品なんですが公開当時は地元の映画館では上映されていなかったんですが、先週23日からリクエスト上映として2週間限定で公開されるということで観に行ってきました。
この作品も楽しみにしていた作品でした。
丁寧な手仕事。年代物の足踏みミシンを踏む主人公、市江の後ろ姿、そこに差し込む陽の光の美しさが素晴らしかったです。
兵庫県内や神戸で撮影されていて、町並みや風景も自然体で綺麗でした。
ですが、舞台が神戸となっているんですが関西弁が一切なく全て標準語でした。作品自体は良かったんですが少し違和感が残る気がします。
以前、この作品の番宣のために中谷美紀が番組に出演した歳、序盤に出てきた陽の光が差し込むシーンはライトや照明器具を一切使っておらず自然の光をそのまま撮影されたと言っていたのを覚えていますがこのシーンはとてもリアルな陽の光とは思えないほど綺麗でした。
この作品は上質な大人のファンタジーな感じに仕上がっていて良かったです。


次回は映画『新宿スワン』を観に行ってきます。