"ALL I WANT" Margaret Johnson

30才の誕生日を二日酔いでむかえたアレックス（♀）。

「え～～？もう、30才～～？ありえない～～。」

って気持ちわかりますよ。

僕もそんな風に30才をむかえ、40才をむかえ、50才をむかえ、、、、

いや、自分を引き合いに出しちゃいけない。

僕のは極端すぎます。


でね、アレックスには30才になるまでに成し遂げたいことのリストがあったの。

１．世界中を旅すること。

２．ベストセラーの本を書くこと。

３．庭付きで海の見える家かマンションを買うこと。

４．タバコをやめること。

５．飲み過ぎで二日酔いにならないこと。

６．ボーイフレンドとのいさかいをやめること。

７．クリスマスを家族と過ごすかわりに、スキーに行くこと。

以上


あ～～あ～～、どれ一つできてない。

やんなる。


そこで、新しいやりたいことリストを作成したんだな。

１．膝が震えることなく、5分以上ブラッド・コートニーと会話をすること。

２．仕事において、ケアレスミスにより、ブラッド・コートニーを悪く思うことなく、一日を終えること。

３．ボーイフレンドのバリーに、もうこれ以上付き合う気はないと告げること。

４．ブラッド・コートニーに愛してますと告白すること。

５．ブラッド・コートニーと結婚すること。

６．今年のクリスマスは、ブラッド・コートニーとスキーに行くこと。

７．ブラッド・コートニーの子供をもうけて、できるなら男の子と女の子で二人とも彼に似て美しい濃い瞳をしていること。

以上


このブラッド・コートニーとゆーのは、アレックスの新しい職場：画廊の店主でね、

まったく見かけだけの男でさあ、

腹立つね。

ちゃんとしたボーイフレンドがいるのに、ハンサムが取り柄なだけの男に入れ込むなんて、

読んでて不快だったわ。

軽薄過ぎてついてけない。


もっと奥の深い恋愛小説を書いてよ、マーガレット・ジョンソンさん！