KEVINサイトウの一日一楽 

人生はタフだけれど、一日に一回ぐらい楽しみはある。

True Story ? in Guam 8

2006年05月22日 | Travel
 バーベキューを食べ終えて、満腹になった僕は、レストランのベランダに座り海を眺めていた。

 巨大なオレンジの夕陽が、間もなく漆黒の海に消えようとしている。

 気付いたらボブのママが、枯れ木のような身体を僕の隣に置いていた。
 その動きがあまりに静かなせいか、或いは僕が沈み行く夕陽を見ながら思いに耽っていた故か、ママの存在に気がつかなかった。

 ママにバーベキューのお礼を言った。本当に美味しかった。

 ママは独り言のような調子で、僕に語りかけた。

 「ボブは死んだよ。2年前、クリスマスの翌日に。あの子の好きだったバーベキューの味を残すために、私はこのレストランを始めた。

 あなたが定期的に送ってくれるお金に手をつけたことは、一度も無かった。
 しかし、このレストランを開くために少しだけ使わせてもらった。

 そのお詫びと、お礼が言いたくてあなたに手紙を送った。
 まさか、わざわざ会いに来てくれるとは思わなかったよ。」

 僕は、強く否定した。
 「ママ、とんでもない。あのお金は全てボブのものだよ。僕は、ボブに頼まれて送金の手筈を整えただけだよ。全てのお金の権利はママにあるんだ。」

 しかし…、しかし…、ボブが死ぬなんて。

 ママが語った話を要約すると次の通りだ。


 

 

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1 コメント

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Unknown (LUNA)
2006-05-27 16:08:04
この写真でっかいの下さい。
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