海から上がった僕は、エアーボンベとスーツを脱ぎ捨て、へたり込むように砂浜に腰をおろした。
二体の白骨を見た驚きと興奮から、早鐘のように打つ心臓の鼓動は治まることがなかった。
そんな僕の傍らで、ボブは大きな身体にはに似合わない器用さで、焚き木に火を熾し、潜水中に自ら捕らえた魚に加え、どこから調達したのか段ボール箱一杯のパプリカ、タロ芋、トウモロコシ等の野菜と牛肉を持ってきて、それらを串に刺し、熾した火で炙り出した。
良い具合に焼けた食物に、ボブは無骨な形の陶器に入ったバーベキュー・ソースをふんだんに振りかけた。
焚き火で炙られたソースが、ジューッという音とともにたまらなく良い香りを放ち出した。
「食べろ」。それが初めて聞いたボブの声だった。どこか海の底から聞こえてくるような深い声だった。
ソースの余りに旨そうな香りに、白骨を見た驚きよりも食欲が勝った僕は、ほど良く焼けた牛肉に勢い良く齧り付いた。
「旨い!」大した肉ではないが、ソースが抜群に美味しいので、肉の旨さを100倍引き立てている。
「こんな旨いソース食べたことが無い!」と僕は思わず叫んだ。
それを聞いて、ボブは「これはグアムに住んでいるママの特製ソースなんだ」と言った。そう話すボブの顔は、そのいかつい風貌に似合わずとても可愛かった。
二人で、黙々と焼きあがる魚、肉、野菜を平らげた。
ボブの体躯をこうして見てみると、180cm以上ある僕が、彼の肩の高さ位にしかない。
胸の厚みや、腕の太さは3倍以上ある。
しかし、食欲ではボブに負けなかった。
これでビールでもあれば最高だなあと僕は独りごちた。
二体の白骨を見た驚きと興奮から、早鐘のように打つ心臓の鼓動は治まることがなかった。
そんな僕の傍らで、ボブは大きな身体にはに似合わない器用さで、焚き木に火を熾し、潜水中に自ら捕らえた魚に加え、どこから調達したのか段ボール箱一杯のパプリカ、タロ芋、トウモロコシ等の野菜と牛肉を持ってきて、それらを串に刺し、熾した火で炙り出した。
良い具合に焼けた食物に、ボブは無骨な形の陶器に入ったバーベキュー・ソースをふんだんに振りかけた。
焚き火で炙られたソースが、ジューッという音とともにたまらなく良い香りを放ち出した。
「食べろ」。それが初めて聞いたボブの声だった。どこか海の底から聞こえてくるような深い声だった。
ソースの余りに旨そうな香りに、白骨を見た驚きよりも食欲が勝った僕は、ほど良く焼けた牛肉に勢い良く齧り付いた。
「旨い!」大した肉ではないが、ソースが抜群に美味しいので、肉の旨さを100倍引き立てている。
「こんな旨いソース食べたことが無い!」と僕は思わず叫んだ。
それを聞いて、ボブは「これはグアムに住んでいるママの特製ソースなんだ」と言った。そう話すボブの顔は、そのいかつい風貌に似合わずとても可愛かった。
二人で、黙々と焼きあがる魚、肉、野菜を平らげた。
ボブの体躯をこうして見てみると、180cm以上ある僕が、彼の肩の高さ位にしかない。
胸の厚みや、腕の太さは3倍以上ある。
しかし、食欲ではボブに負けなかった。
これでビールでもあれば最高だなあと僕は独りごちた。
一点、ぜひ本文をこのように訂正することを提案します。
「どこから調達したのか段ボール箱一杯のパプ リカ、タロ芋、トウモロコシ等の野菜と牛肉
を・・・」
業界のために加筆しましたが、どうでしょうか?