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久しぶりにホラー感想だ!

久しぶりにホラー観たせいもあるんだけど、その久しぶりがなかなか私的にヒットだったのです!

だいぶ前に公開されて、DVDのレンタルも去年?くらいだったのではないかと思うのだけど、なんとなくレンタル中だったり、忘れていたりで借り損ねていました、スペイン製ホラー映画の「REC」。

ちょい今さら感もあるけれど、感想、感想♪

なかなかヒットしたようで、ハリウッドでもリメイクされたとかだけど、そっちももちろん観ていませーん。
これが面白かったら、一応チェックしようと思っていたけれど、ハリウッドでのホラー映画のリメイクは、あまり面白かったためしがないので…どうしよっかなー。

とりあえず!

このオリジナルはとーーーーーっても面白かったよー♪


この映画は、「POV撮影」という、いわゆる、登場人物が何かしらの事情があり、ハンディカメラなどのカメラで撮っている映像、という設定の映像で…有名なのだと「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」なんかがあるんだけど…。

私ねー、これが何だか好きじゃないのよねえ。

「クローバーフィールド」というモンスター・パニック映画があるんだけど、これもそんな風な造りなんですね~。
それを観た時にも、どうにも観ている最中に疑問に思っちゃってさ!

「何でこのヒト達、こうまでして撮影してるのよ(笑)」って。

だって、命の危機よー!?
自分、まじめに逃げなくちゃ死ぬかも~~、しかも、あまりこういう死に方はしたくないよ!という死に方よー??

そんな状況下で、どれだけの人間がその映像をばっちり撮れるんでしょう…。

それ考えると、何だか冷めちゃってねえ…。


今回の作品は、主人公…というか、カメラを撮っているのが「パブロ」というテレビ局のカメラマン、そして、リポーターの女性「アンヘラ」が主にカメラに映っている方の主人公となります。

さくっとあらすじを説明すると…

あ、ネタバレバリバリなので、これから観ようという人には注意よ。



【あらすじ】
アンヘラとパブロが、消防の仕事をレポートする番組の撮影で消防署を訪れている最中に、あるアパートから、消防の出動を要請される。
アンヘラ達も駆けつけてみると、住人は皆よく状況はわからないが怯えていて、上へ上がってみると一人の女性の様子がおかしい。

警官や消防の人間がその女性を取り押さえると、いきなりその女性は異常な興奮状態になり、警官に噛み付く。
怪我人も出たし、様子がおかしいというので、とにかく外へ、と思うと、なぜか中にいる人間全員が閉じ込められた状態に。

その建物は、外の人間により、封鎖されていたのだ~~~。

どうも、何やらおかしなウイルスを持った犬がいて、その犬はこのアパートで飼われていた、という事らしい。
そのウィルスに感染すると、凶暴になり、しかも唾液を通じてそれは感染するんですと(笑)。←いや、あまりにベタなんで、思わず笑いが。

外から入って来た検査官は、被害にあった感染者を拘束し、薬を打とうとしたが、失敗。感染を広げるハメに。

ここへきてようやく事の重大さを知らされた主人公コンビは、この状況をカメラに収める!とカメラを持ったまま、このアパートから脱出するべく狭い建物内を右往左往。

そうこうしている間に、いつのまにかこの二人以外は全員感染者に!

ラストには電気も落ちてしまい、暗視カメラで逃げるハメに…。





というわけなんだけど、ネタバレありですー、と言いながらも、最後を書くのはためらわれました(笑)。
一応、助かるのか助からないのかがキモだもんね。



んで。
上にも書いたけれど、こういった状況での撮影。
普通に考えればありえないんだけど、今回は一応プロのマスメディアの人間であり、まあ、こういう状況なら…ましてや警察?により理不尽に閉じ込められるような事があれば、撮影しておこう!となるでしょう。

一応これまでの映画よりは筋が通っています。

が!!!

やっぱり途中からありえんー(笑)!!

パブロが持っていたカメラがどれくらいの大きさだかわからないんだけどさ。
それなりの番組を撮ろうとしていたなら、そんな手のひらサイズじゃないと思うのよ。
いや、仮に手のひらサイズだったとしても~~。

感染者、ゾンビみたいなのがわんさか増えて!
下に行けばわんさか、階段途中には手錠をかけられたのがいて、上に行ってもわんさかって、その状態を、たった一つしかないらせん階段を使って逃げまくるわけですよ、主人公達は。

一緒にいた警察官やら消防員もどんどん感染する中、もういい加減カメラで何かを撮っている余裕とかないからー(笑)。

でもカメラマンとしての意識が高いのかなあ、パブロさん。

感染者の脇をすり抜けていかなくてはならない時も、きっちり警察官だっけ?に襲いかかる感染者さんを撮り、らせん階段を下からいかにもモンスター化した感染住人達が上を見上げながら昇ってくる様も撮り。

そんな余裕ありませーん、普通。

挙げ句に電気が落ち、ライトも壊れたから、頼りは暗視カメラだけになり…そこへ感染者が…という緊迫した状態。
普通はカメラはその感染者の動きに釘付けになるはずが、悠長にアンヘラを映していたりするんだわ…ありえん(笑)。

ちょ!この間に襲われたらどうするのーーー!とドキドキしちゃったよ。

って、あれ?これを狙ったのかしら、制作側(笑)。


んー、つまりですね。
せっかくのPOV撮影…カメラの映像が観ている人の目となり、要するにカメラマンに共感してその状況に一緒に陥った気持ちになるから、緊迫感があって面白いのであって、その映像が観ている人の見たいもの、見るべきと思っているものとずれてしまったら、いきなり冷めちゃうんだよね~。

途中までは非常に臨場感があったんだけど、暗視カメラでやたらとアンヘラを撮り始めた段階で、ちょいカメラ=自分という気持ちが薄くなってしまった!
残念。


ただ。

いきなり残念な部分を並べてしまったけれど、
それを差し引いても、これはかなり面白かったですー!



好みの問題もありますが、ゾンビ映画大好きの私は、逃げる場所は少なければ少ないほど燃えます(笑)。
そこに漂う絶望感とかがたまらない^^

この映画は、本当に小さなアパート内での話で、すぐそこに外に出られる窓や扉があるのに、仲間達はどんどん感染していき…という状況。
そして、各階への移動手段は中央のらせん階段だけ、というのがまた燃える(笑)。

階段移動中も、いつ誰が襲いかかって来たり、落下してきたり(笑)!?
みたいなね!

何て言うか、今ひとつチープさが否めない、ちょっとちゃっちいお化け屋敷にいるみたいな(笑)、少し笑いを誘う感もいい感じにシェイクされています!

でも、暗視カメラのシーンは、上にも書いたけれど、ちょっと不自然には思いながらも緊迫感ビシバシでした!
あの画面は怖いわー。
アンヘラでさえ怖かったよ(笑)。

このシーンがエラいドキドキだったので、POV撮影もよかったのかなあ…結果的に。
普通に撮ったら、どうなっていたのかね、この映画。

しかし、結局謎すぎるウイルスだったな~。
感染から発症までの時間が血液型によって違うとか言ってた?
女の子が発症するタイミングが、お約束すぎてホラー映画大好きさんたちは、あの時多分みんな「くるぞー」と思ったはず(笑)。
ある意味満足でした(笑)。

主役のアンヘラ役の女優さんは可愛いのだけど、役としては少々ウザい役だなあ、と最初は思ったかも…。
話が進むに従ってちょっとうるさいながらもなかなか正義漢も強く、彼女を守ろうとする「パブロ」に共感できるようになりました(笑)。
よかったわ。


とにかく、このテの映画はたくさんあるのだけれど、私はかなりの高得点をあげちゃいたいと思います!
スペインでは大ヒットだったらしく、すでに続編もあるとかないとか。
うーん…まあ、続編には期待しないでおきましょ(笑)。そういうモンです。


ここ最近ゾンビ映画観てないな~。←ゾンビ大好き^^
夏休み中、GEOが旧作全て100円ということだし(セコ!(笑))、ざーっと面白そうなのを借りよっかな~。

このジャンル、うちのブログでは全然需要ないみたいなんだけど(笑)!!
感想書きまくるぞー♪

観損なっていた映画って何があったっけなー。

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映画館で見ました。 (リタイアジャガー)
2009-08-10 22:10:16
けろりんさん、はじめまして。

日頃、ブログの方を拝見させていただいておりますが、初めてレスを入れさせていただきます。
最初は風水さんのところからこちらの方を訪れさせていただき、それからは特撮の記事や素敵なイラストを拝見させて頂いております。

それで、この映画ですが私は公開初日に見ました。
まだ日本公開が決まる以前に、映画の存在を知っており、「この手の」映画を紹介されているサイトをよくチェックしていた思い出があります。
つまり、カミングアウトすると私は「ちょっぴり」だけ詳しい人間です(笑)
「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」を映画館で見たので、「ちょっぴり」だけ好きな人間ともいえます。

現在、ホラーで唯一DVDで残してあるのがこの映画です。(後は総て処分しました・・)
だから、絶対に私はこの記事にレスする義務が有るような気がしました。(笑)
でも、ここまで詳細なレビューは私は出来ないです。
私なら一言「遊園地のアトラクションのような気分で楽しめる」で終わりなので・・

パブロが下にいるはずなのに上から撮っていたり、凄い日本語の達者な中国?の女の人とか、最初の女の人はラスボス並みの強さだとか、笑えないようで笑えるシーンはこの手の映画の特徴だと思います。

消防員の皆さんはほとんどが本物の方で、撮影時はこれが何の映画なのか、出ている人たちも最初は解っていなかった・・・出演されている方々が一生懸命怖がっている気がしたのは、この辺りが原因かも・・

余談ですが吹き替えにキンタロスの名前があるのを発見しました・・

それでは長々と失礼いたしました。







 
 
 
うわー、DVDあるんですか…(笑) (けろりん)
2009-08-11 00:30:02
リタイアジャガーさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

はじめまして^^
風水さんのブログでのコメント欄で、お名前は拝見していました。
こちらにも遊びに来てくださり、ありがとうございます。

えー!
映画館で、後悔初日ですか(笑)!!!
それはすごい…結構筋金入り(笑)??

私も、スペインでの評判がどうのこうので、存在は結構前から知っていたと思うのですが…公開前ではないかなあ、さすがに…わかりませんが。
初日に行ったというのはすごいですね!
このテの映画、あまり映画館で観た事ないので…結構人って入っているのでしょうか。

「ダイアリー…」は多分DVDで観ました。←色々なのとごっちゃになっています。
って、こちらも映画館ですか(笑)。
私完全に負けていますね…^^;

正直、うちのブログでホラー関係の記事書いても、コメントってもらえると思っていないので、感激でした^^

>遊園地のアトラクション

ああ、わかります!
観た人間からすると、それはかなりわかりやすい一言だと思います!

パブロが下にいるのに上から、というのは気づかなかったですね。
気づかなかったのでいいのですが、そのへんは徹底して欲しいですね。
中国人なのに日本語、は私も思いました(笑)。
スペインの人からしたら中国も日本も変わらないのでしょうかね。
あの女の人はコワかったー!
もしかしたら、普通にしていても怖いかも(失礼じゃん!)。

え、あの消防隊の人達、本物ですか?
リアルに怖がっているのですか?それは初耳!!本当の話ですか??
すごいですねー!

てらそまさんの名前がありましたかー。
私、吹き替えで観ていたので、気づいてもよさそうだったのですが^^;

こちらの記事に反応してもらえて嬉しかったです!
ありがとうございました♪
 
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