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ルパン三世 Sweet Lost Night ~魔法のランプは悪夢の予感~ 感想

多分、「ルパン三世」の感想を書くのは初めてです。
でも、何を隠そう、私の理想の男はルパン三世なので!
今日もウキウキ気分で、子供をさっさと寝かせて、テレビに釘付けでした♪

今夜もルパンはもちろん、その仲間達がお約束で格好よかったですねー!
ルパンのあのお軽いところもいいのですが(笑)、今回、自分の記憶が定期的に抜き取られる、という…一番信用できる存在である「自分」がなくなっていく、という普通の人間だったら恐怖でたまらないであろう状況でも、全くいつもと変わらない自信満々でポジティブな思考で何とか乗り切る…さすがルパンです♪


毎年もちろん観ていますが、今回は何となくいつもと雰囲気が違ったような…。

というのも、ルパンのスペシャルというと、何となく…ですが、毎回○○王みたいな、ものすっごい金持ちが出て来たり、国家権力が絡んでいたりで、どこかの王国のクーデターだのなんだのと、割と話も敵も大きいんですよね。
(なんて、ぱっと浮かぶ話がそんなのばかりなだけで、違うのも多いかな?)
で、そのボスはどうしようもない悪党で…だからさすがにルパン達も、「うあー、どうなるんだ?」というピンチに陥る(もちろん負ける気はしないんだけどさ)けれど、今回は…あれ?意外に…敵が小さい(笑)。

小さいというか、真の敵というのがいない?

一応一番この場合「敵」となるはずのアイヒマン博士が、結局亡くなっていて、それを継いだのは今回のヒロイン、ドリューの兄であり…その争いの元凶となった記憶をスキャンする装置も、元々は戦争をなくすために開発されたもので。
最初はこのアイヒマン博士が、開発していくうちに目的が見えなくなって、トンデモないマッドサイエンティストさんになっちゃったのかなーなんて思っていたのに、違いましたしね~。

唯一悪者臭(笑)が漂うガーリック大佐も、何とも言えないコモノっぽさが(笑)。
強いて言えば、今回一番やっかいな「敵」だったのは、消えて行くとわかっている自分の記憶との戦いだったのですかねー。

大体(笑)。
様々なすっごい装置を作っちゃうルパンが、自分の記憶をつなぎ止めておくために利用するのが自分のパンツの裏って、どうよ(笑)!
何かすごい機械作って、仕込んでおく事とかできそうだけど。
でもそのシンプルな作戦が功を奏したのよねー。うーん、深い。

とにかく、何となくいつもと雰囲気が違ったような気がしたのですが、それでもやはり「ルパン」だな、と安心させてくれるくらいに絶妙なタイミングで現れてくれる次元や五右衛門たち、仲間♪
今回、本当にくだらんものを切っていたよな、五右衛門!
大丈夫ー?不二子の服を切る方が、ロープ切るより明らかに難しいと思うけどー。

それから、序盤10分くらいかけてたっぷり見せてくれた、銭形とのだましあい(笑)。
銭形も賢くなったよねー!
ルパンの手の先、先を読んで、本当、素晴らしかった。
いつになく、銭形がすごいと思ったら…その後が(笑)。
いつまでたっても「僕、何をやっているの?」「あのお侍さんは僕を知っているみたい」とやっている銭形を見て、ラスト、登場するまで「銭形はあのまま?」と不安に思ったのは私だけじゃないはずです。
ああ、よかった。

で、今回ちょっと不満だったのが、不二子かなあ…。
毎年やるスペシャルでは、必ずルパンといい感じになるヒロインが別にいるので、不二子は脇役に廻ってしまうのは仕方がないとして…それでも、
不二子ちゃんはもっとずるくて、もっと賢くて、もっと格好よくあって欲しいのですよ~。
何だかなあ…今回まるでいいところがなかったというか…何だか叫んでばかりいたという感じ…。
不二子ちゃんには、散々ピンチな目にあって、ルパンに助けられた挙げ句に、おいしいところを持って行って欲しいのよねえ。
今回の不二子の扱いには、ちょっとがっかりした…。

不二子と言えば…。

仕方ないとは思いながらも、このアニメの声優さんも、お年を感じるようになってきてしまいましたねえ…。
特に不二子役の増山さんは、去年までは「ちょっと年をとったかな?」と思う程度だったのですが、何だか今年は声ががらがら?に聞こえたかも。
風邪でもひいていたのでしょうかねえ?
もちろん、不二子らしさは失われていないのですが。

声優さん…今回そう言えば、田中美里さんと萩原聖人さんがゲストでドリューとアダムをやっていたのですよね。
もちろん知っていたのですが、見ている間忘れていました(笑)。
絶対観ている最中にヨン様の顔とか頭によぎると思っていたのに。
意外に、感じさせませんでしたねー。


結局、すごく面白かったー、ということなのですが、このルパンのスペシャルは、毎年恒例のお祭りみたいなものなので。

面白いとか面白くないとか、実はどうでもいいのです(笑)。

ルパンとして、毎年いつものメンバーが揃って新しいお話をやってくれるだけで、満足なんです。
もちろん、毎年期待以上に楽しませてくれますがね♪

今年も、ホント、満足でしたー!
ああ、ルパンにどこかで出逢えないかしらねえ…。

コメント ( 11 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown (じんろく)
2008-07-26 06:10:24
ルパン三世は第一作が一番いいというのが私の持論です。哀愁のあるメロディ、名脇役の豊富さ。2作目以降は ルパンはおこちゃまの見る物になってしまい原作から遠く離れてしまい すっかりお馬鹿キャラになりました。カリオストロもルパンと言えるしろものではなく まるで未来少年コナンですよ あれは。
山田康雄さんも不本意で演じてらっしゃいました。

年を取ったといえば 銭形の納谷悟郎さんもだいぶ声が落ちましたね。それからここには いませんがシャアの池田秀一さんも声が落ちました。

今の若手の声優は声を聞いただけで役の名前と本人の名前が浮かぶのが少なく また永井一郎さんや八奈見乗児さんなど昔の人に比べて声を使い分けることができず それで仕事が来ないのでバンドや写真集などで
稼ぐ。若い声優を使うよりも普通の俳優の方が知名度もあるしっていう現状です。
 
 
 
ルパンか (海苔玉フリカケご飯)
2008-07-26 07:45:00
再放送で見ていた頃のルパンの方が、ルパン独特って感じで良かった気がします。まあ、お約束ばかりでしたが、安心して見られましたね。
でも、平成に入ってからは趣旨がライトなものに変わってきました。あと、トムスの第一線作じゃなく、第二線作に格下げ。名探偵コナンがトムス第一線作として始まったからですね。
その影響からか、渋いの書けなくなったんですよ。
ただ、絵は今の方がいいかな。背景とか立体的ですしね。

あ、そうそう。峰不二子役の増山エイコさん、二代目らしいです。初代は出産を機に声優辞めましたから。そのうち、次元とかも声優変わりそうですね。
 
 
 
ルパン三世スペシャル (んもえラド)
2008-07-26 17:50:04
「ルパン三世スペシャル」は、かつて「ルパン」のTVシリーズを見て育った世代をターゲットにしてると思われる点からみても、さすがに「大人向けアニメ」に仕上がってるようですね。
 
 
 
確かに一作目は名作 (けろりん)
2008-07-27 05:14:21
じんろくさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

確かに、一作目は名作です!
何度も見ましたが、何度見ても面白いです。

そっかあ、二作目以降はいまいちですか^^;
私は、好きな話、たくさんありますが…確かに印象が段々薄くなっていった気はしますね。
原作から離れて行くのは、人気あるテレビシリーズと化して、色々な人の手が加わって行った段階で、もう仕方のない事なのでしょうね。

カリオストロは、私はすごく好きなのですが、映画として、ですね。ルパン三世の話として、というと私も若干??マークがつきます(笑)。

結局私は一番テレビシリーズが好きなので…。
ルパンは30分くらいですっきりとまとめるのが一番かな、と思います。

納谷さんも確かに声、変わって来ましたね。
皆さん、結構年がいっているはずなので、仕方ないですが…それでも「らしさ」は失われていないと思うので、さすが…かな。
池田さんは、最近何やっているのかしら…?
あの声はたまんないですなあ(笑)。

確かに、昔の声優さんの方が印象深い人が多いですね。
声優という仕事が、認められるようになってから志望する人が増えた、というのもあるのかな、とも思いますが。
俳優さんが声優をするのは、私はあまり好きではないので…今回は、慣れているからか、お二人とも上手でしたけれどね。
基本的には声優さんにやって欲しいです、アニメの仕事は。
 
 
 
本当、軽くなったような (けろりん)
2008-07-27 05:19:30
海苔玉フリカケご飯さん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

私も、テレビシリーズが一番好きだしたね。
特に第2シリーズが好きでした♪

平成に入ってから、なのか、本当、確かに軽くなったと思います。
設定は思いのですが…いつまでも残る何かはなくなったというか。
そっか、色々大人の事情があったのですね(笑)。

絵は年々きれいになっていっていると思いますが(今回はヒロインの顔も好きでした)、初期の、あの味のある絵も好きだったな^^

まあ、ルパンはルパンなので…それでも毎回クオリティは高いと思うし、年に一度のお楽しみなので、今回もよかったです!

増山さんって二代目だったんですか!?知らなかった!
初代不二子って誰だったんでしょう。

ルパン声優陣は変わって欲しくないなあ…。
どうしても変わるなら、クリカンじゃありませんが、なるべく似た人にして欲しい…。
 
 
 
はじめまして。 (けろりん)
2008-07-27 05:21:36
んもえラドさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

はじめまして。

ええ、私がそのテレビシリーズの頃の世代でしょう、多分(笑)。
まあ、何度も放映されているので、私が見ていたのが、実際本放送だったのか、再放送だったのかわかりませんが…。

ルパンはどうか、永遠に大人に向けたアニメでいて欲しいですね。
子供ウケは狙わなくていいです(笑)。
 
 
 
Unknown (じんろく)
2008-07-27 07:06:38
峰不二子は 二階堂有希子という人です。
五右衛門も二代目です。
初代は にんたまの山田先生の大塚周夫さんでした。
二代目は ハーロックの井上真樹夫さんです。
クリカンのコトバによると 彼はルパンを演じてるのではなく 山田さんの真似をしてるにすぎないってことです。

それから 前言。シャアの池田秀一さんは ゲキレンジャーで コウモリのバットリーで出てました。

ゲキレンジャーには第一話で ポニョを歌ってる女の子も出てました。会社の男子社員にポニョの歌が感染していってます
 
 
 
Unknown (じんろく)
2008-07-27 07:12:40
二階堂さんは柳生博さんの奥様。息子さんは園芸家。
今は清里にご在宅だとか。
 
 
 
知らなかった! (けろりん)
2008-07-27 18:19:59
じんろくさん、またまたありがとうございます^^

井上真樹夫さんも初代だと思っていましたー。
不二子も五右衛門も、初代の人は知らなかったです。
結構、最初の頃に変わりました?
私が声優さんが誰かを知った頃には、もう今の人だった気が。
不二子の初代声優さんが、柳生博さんの奥さんとは…芸能界って…(笑)。

>山田さんの真似をしてるにすぎないってことです。

これはクリカンさんが自分で言っているのかな?
じゃなかったらきつすぎる(笑)。
でも、最初はうーん…似せてはいるけれど…と思っていましたが、今ではすっかり慣れましたよね~。
これからまだまだ作られるだろうし、本物の「ルパン」になるのではないかと。

そうだ!
バット・リーが、池田さんだった!
バット・リーの声を聞いた時「シャアだ!」と思った記憶が(笑)。
そう言われてみると、ちょっと落ち着いた気もしますが、そんなに私の記憶の中では変わっていないかも…。
ガンダムはあまり見ていなかったので、薄い記憶ですが(笑)。

私の周りでもポニョの歌は大流行りです。
私の着メロもなぜかポニョです^^;
ゲキの1話に出ていたんですか?
助けられる子かなあ??全くわからん!
もう録画、消してしまったのですが、DVDに落としているのを見る機会があったら、チェックします!
 
 
 
あなたに同感! (まあちゃん1115)
2008-07-31 14:38:02
突然おじゃまします。ルパン三世一筋の私です。
いろいろな方の新作テレスペの感想を見させていただいてます。とても面白かったので、コメントさせていただきました。
不二子ちゃんの魅力がいま一つというのは私も同じ。
もっと魔性の女の本領を発揮して欲しいですよね。
私のブログも見に来てね。
 
 
 
テレビシリーズが格好よかった。 (けろりん)
2008-07-31 17:08:13
まあちゃん1115さん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

はじめまして!

何だか思いつくままにあれこれ書いてしまったので、全部読んで頂けたとしたら嬉しいです♪

不二子ちゃんが今ひとつ、というのに賛同していただけて嬉しいですねえ。
本当、不二子ちゃんはもっとキレるキャラなはずなのですよね。
敵の罠にかかったと見せかけて、実はわざとかかっていたり、裏の裏をかいたり。
テレビスペシャルはいつもちょっと不二子がまぬけっぽいのですが、今回は特にそうでしたよね…。
色気で敵を翻弄することもなかったし、何をしたという事もないような…。
そう、「魔性の女」でいて欲しいものです。

そういう点では、やはりテレビシリーズの時が懐かしいです。格好よかった。

ブログ、拝見させてもらいます。
 
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