けおるん日記

きもの、韓国語、映画鑑賞などの趣味なんかをつれづれなるままに書いてみます。

けおるん映画レビュー(7)オペレッタ狸御殿

2005-06-06 21:08:07 | 映画
6月1日に見てきました。
チャン・ツィイー&オダギリジョーが見たくて行きました。
内容は、特に先入観なく見たのですが、
80歳を超えたじいさま(鈴木清順監督)が撮ったとは思えない不思議世界。

「伊勢物語」の和歌(斎宮の段)の斎宮の歌を中国語訳したものをツィイーが読んで、
その後オダギリジョーが業平の歌を読んだ後、
同じく「伊勢物語」の八橋の段がモチーフと思われる場面になって…、
ってところは、大学で古典文学を学んだけおるんとしてはうれしかったです。
(理解できたのが)

でも何がテーマとか、あんまり深く考えずにみるのがよろしいと思います。
監督が自分が作りたいものを作って、みんなにも楽しんでもらいたいって感じ。

チャン・ツィイーは日本語も中国語もしゃべります。
歌も日本語で歌ってます。
けおるん的考察ですが、ツィイーを起用したのは、狸姫の不思議感・神秘感を表現したかったのではと。
稲垣吾郎ちゃんに、「チャン・ツィイーがなんでこの仕事を受けたのかわからない」と言われてたらしいですが、鈴木監督と仕事したかったかららしいですよ。

衣装も主に着物モチーフですが、それにとどまらず独創的。
特に、オダギリジョーの長羽織姿が気に入りました。
次回作「忍」でも着物なので、ぜひ見に行こうかと思っております。

※中国スターXファイルも流出したとかで、チャン・ツィイーファンとしては気になるところです。
 携帯の番号まで流出して大変だったとか。

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1 コメント

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Unknown (guiliguili)
2005-06-06 23:04:57
keorunrunさん、古典が専攻だったんですね。

わたしのブログの関心事に書いているように、伊勢物語が好きです。資料も結構持ってます。

でも、古典の文法をちゃんと勉強してなかったから、古文はあまり読めません。いつか教えてください。

ところで、斎宮の段って、「狩の使」の段ですよね。あの歌は、斎宮の歌になってますけど、いかにも業平風なんですけどね。そう思いませんか?