金曜日の板橋くんが「ブログ再開」でしたが、翌日からの渡辺・高橋は「震災から○○日目になりました」で、
震災後初寄稿でもあり、みんなそれぞれが感じたこと、体験したことをアップしてくれています。
もともと震災の翌々日からブログをアップして、「震災○日目」というタイトルをつけていたのは
私なんですが、2週間経過したことから、いつまでもそのタイトルだと、
震災の呪縛から逃れられないんじゃないかとも思い、そろそろ以前のようにと思ったのです。
でも、今回の震災の残した傷跡は、あまりにも大きく忘れようにも忘れられないものになってしまいました。
でも、いろんなことに気付きもしました。
停電が続いていたときに見た夜空には、星がきれいにそしてはっきりと見えました。
仙台でも、こんなにきれいな星空をみることができたんだと意外に感心。
普段はビルやネオンの灯りで、こんなにきれいに見えなかったんですよね。
そして電気のありがたさ、大切さもわかりました。
人間って、一度楽をしたり、便利さに慣れちゃうと、それが当たり前に思っちゃうんですね。
携帯だって、無かった頃はそれが当然だったから別に不自由を感じてたわけでもないのに、
今は、今回のように長時間通じなかったり、充電できなかったりすると、すごい不安を感じてしまう。
今は本当にそういう意味では便利な時代だけど、それだけに今回のような災害が起きた時には、
とても脆い面を曝してしまう。
これを機会にいろいろと見直したり、考えなおしたりしてみよう。
今日の甲子園では、地元東北高校の試合があります。
地元仙台、宮城はもちろんのこと、東北の期待は大きいと思います。
彼らも震災後ということもあり、少しでも元気づけられればという思いもあるでしょうが、
同校のOGであるプロゴルファー宮里藍から1通のFaxが届いたそうです。
「被災者のために、と言われてると思うけど、自分たちの力でつかんだチャンスなのだから
自分たちのために頑張って」
誰かのためでなく、自分たちのために野球をやっていいというこのメッセージは
選手たちの気持ちを和らげることができたのでは。
そう自分たちのために、精一杯プレーしてください。
その精一杯の姿に元気をもらうから。
頑張れ、東北高校!