我々の遙か斜め上を行く企画

今年に入って、殊にシーズン中のファンサービスを考えた場合、球団はどこを向いて客寄せの企画を考えているのだろうかと頭を悩ませることが多々あったのは、ファンならずとも、千葉マリンに数戦通ったことのあるパリーグファンの皆さんに於かせられましては先刻ご承知のこととは思うのだが、来月１２日に予定されているファン感謝デーに向けて、マリーンズ球団はまた、我々の想像の遙か斜め上を行く企画を出してきたものである。

スポニチ - アキバ系開拓へ異色コラボ結成

千葉マリンで行われる「ファンフェスト０６」（１１月１２日）で東京・秋葉原を拠点に活動する“萌（も）え系”アイドルグループ「ＡＫＢ４８」が、ロッテの球団専属チア「Ｍ☆スプラッシュ」と異色コラボを結成。紅白戦のハーフタイムショーに登場する。１１～２１歳の美少女ユニットは“アキバ系”の若者に絶大な人気を誇っており、球団関係者は「秋葉原は今、一番熱い街。（千葉マリンまで）電車で１本だし、新たなファン層の開拓にもなる」と、カメラを持った“アキバ系ファン”の獲得に自信を見せた。

AKB48の公式サイトはこちらから。

どうやらこれを企画した野郎共は、あの椎名へきる始球式騒動をご存じないようで。
まあ、あの騒動が勃発した１９９７年の椎名へきるのネームヴァリューと、AKB48だかTKG48だかKND11だかktkr30だか知らないが、アキバの謎アイドルグループとでは、ファンの絶対数も牽引力も背景も知名度も天と地ほどの違いがあるので、一概に同列に語ってしまうのは暴論に過ぎぬかもしれないが、なんだかなあ…。

そもそも、マリンの客がアキバへ行くことはあっても、その逆はないだろう。アキバから幕張本郷までは黄色い電車の千葉行きで一本、バスに乗り換えて１５分と、交通の便が悪いとは言えない土地だから、アキバから客を引っ張ってくるのは一向に構わないが、このアイデアには、来年度への集客作戦にどれほどのウエイトが占められているのだろう。記事を読む限り、アキバと千葉マリンがどのようにリンクするのかが、全く読めない。
椎名へきる始球式騒動の時だって、ファイティーの声を椎名へきるが担当することになったからこそ起きたことであって、Ｍスプラッシュに替わってAKB48だかなんだかがチアガールの役を担うというのなら、合点がいかなくもない。ただの一過性なら、アキバの客なんか千葉くんだりまで野球、しかもファン感なんて絶対に来ないぞ。来たとしてもハーフタイムショーだけで帰るのが目に見えている。ファン感のイベントを考えれば、シーズン中とは違って、ハーフタイムショーだけ見て帰って貰った方が、マリーンズファンにとっては都合がいいのかもしれないが（爆）。

っつーか、AKB48ねえ…。
全 然 興 味 が ね え 。
何でも若すぎればいいというものでもあるまいて。
下は１１歳だなんて…。１９９５年生まれとかあり得ないから…。
だったら、オトナのお色気をプンプン匂わせているＭスプの方がいいな。
かといって、Ｍスプには申し訳ないが、いわゆる年増の方々ばかりでも困るというのは、野郎の勝手な逞しい想像力よ。

例えばの話しですよ。
女子プロレスを見に行くとしますわな。
・３５歳以上のベテランレスラーばかりの団体（今のほとんどの団体）
・２０歳前後の活きのいい若手が盛り上げている団体（息吹あたりが該当？）
・女子小学生や中学生が、普通にジャーマンスープレックスを披露しちゃう団体（我闘姑娘が該当）
どれがいいかって話しですよ。
そりゃ若けりゃ若いほどいいっていう御仁も多数いらっしゃるだろうが、かといって、まだ骨格の定まらない小中学生が、普通に首に負担がかかる原爆固めを見せる団体なんか、怖くて行けねえって。
適度に若けりゃいいといっても、いわゆる「若手」は、ネームヴァリューはもう一つ足りないし、だったら有名どころ？　でもその実態は…。

そもそもの根本的な問題として。
AKB48ってーのは、野球に興味がある奴らなんかね？
まっとうな野球ファンなら、まずそのレベルで判断すると思う。
そこで弾かれたグループなど、ごまんといるはず。

　　
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