韓国と北朝鮮で砲撃戦

今回の一件は、ただの軍事衝突ではなく、民間レベルでも被害者が出ているという現段階では未確認情報があるため、タダでは終わらないような気がしますが…。

南北砲撃戦、韓国軍１人死亡　民間含め数十人被害情報も(朝日新聞) - goo ニュース

【ソウル＝稲田清英】韓国国防省によると、２３日午後２時半ごろ、黄海上の軍事境界線にあたる北方限界線（ＮＬＬ）に近い韓国の延坪島（ヨンピョンド）に、北朝鮮軍が発射した砲弾が多数着弾した。島付近に落下したものも含め、発射された砲弾は数十発にのぼるという。人的被害など詳細については確認を急いでいるが、聯合ニュースは韓国軍兵士１人が死亡し、十数人が重軽傷を負ったと伝えた。数十人の死傷者が出ているようだとの報道もある。

　韓国メディアが伝えた現地住民の目撃情報などによると、着弾により、延坪島では一部の家屋が破壊され、民間人にも負傷者が出ているという。

延坪島は、朝鮮半島西部の黄海上にあり、記事中にもある通り北朝鮮との国境近くにある島。
この記事を書いている夕方５時の段階では、これ以上の情報は流れていないけれど、今回の砲撃戦がただの国境付近での銃撃戦では済まされないと考えるのは、ひとえに、韓国軍兵士側に現段階で死者が出ていること、島が標的にされているので、民間人にも多数の被害が発生している点。
自軍の兵士のみならず、民間人にまで被害が発生しているとなれば、イ・ミョンバク大統領も「これ以上の砲撃が広がらないように事態の収拾を…」という声明を発表しているとはいっても、韓国側もなんらかの報復行為に出なければ、韓国としての国の威信が問われる事態に陥ってしまう。

いみじくも、競馬評論家の井崎脩五郎さんはいみじくもおっしゃっておりました。
「競馬のような娯楽を、普通に楽しめているのが『平和』だ」と。
ちょっと言葉は違うかも知れませんが。

競馬にしろ野球にしろ、或いは誰かとの惚れた晴れたにしろ、そんなことを日常的に語ることが出来ることこそ、平和というもの。

このまま戦争に発展しないことを願うしかありませんが、民間レベルまで被害が出ているとなると、国としてはそれなりの「暴力装置」を発動させて力と力の均衡を示さなければなりません。

今回ばかりは、ただの軍事衝突で事が終わって欲しいことを願うばかりですが、我々も重大な関心を持って、朝鮮半島の推移を見守る必要がありそうです…。