御無沙汰をしております
今回、室内環境に関して興味深い検査結果がでましたのでみなさまにご報告させて頂きます
まず、なんの検査をしたかというと弊社事務所の空気環境の検査をしました。
検査をするに至った理由は、今の事務所に移転してから、うちの長の鼻水やくしゃみが止まらないということがあったからです。(365日常に鼻水やくしゃみがでているわけではありません。)
現代の日本建築は、あらゆる新建材や新しい技術によって、お客様の色々な要望にお応えすることができるようになりました。
ただ、その反面室内の環境自体は悪くなったと言えます。なぜかというと、今の住宅に使われている建材の大半のものには、化学物質が入っているからです。
少し横道にそれましたが、うちの長の症状は上記のことが原因なのではないか、、、
ということで、
まずは、工事前の室内環境を検査しました。
検査日 平成24年6月23日から翌24日 温度26度 湿度 55%
対象の化学物質
・ホルムアルデヒド
・トルエン
・キシレン
・エチルベンゼン
・スチレン
・パラジクロロベンゼン
この時の測定結果では、ホルムアルデヒドの濃度が厚生労働省の指針値を超えておりました。その他の物質は、大幅に指針値を下回っておりました。
この結果が出たことで、工事に着手しました。
工事内容は、
①今のクロスをはがす。
②下地調整をしたのちに、炭の塗料を壁・天井全体に塗布する。
③もう一度下地調整をしたのちに、クロスを貼る。
これだけです。
炭塗料を塗ったら真黒です。
この工事が完了したのは、8月16日です。
工事が終了して、もう一度同じ検査をしました。
検査日 平成24年8月19日から翌20日 温度30℃ 湿度65%
この時の測定結果では、ホルムアルデヒドが大幅に増加しました。
(測定値は、以前測定した6月の条件に換算しています。)
もちろん工事に使用した、クロスやクロスを貼るのりについては、建築基準法に適合したものです。
この検査でわかったことは、基準に適合したものを使用してもホルムアルデヒドの濃度は厚生労働省の指針を超えてしまうということです。
そして更に、もう一度検査をしました。
検査日 平成24年10月7日から翌8日 気温25度 湿度58%
この時の測定結果では、ホルムアルデヒドの濃度が3回の検査ではじめて指針値を下回りました。このホルムアルデヒドの濃度を数字のみで表すと、1回目 130、2回目 240、3回目 86
このようにかなり室内における、ホルムアルデヒドの濃度が変わったことがわかります。また、3回目の検査の後のみ他の物質についての濃度も下がりました。
そういえば最近、うちの長も鼻水やくしゃみはでていないようです
現代の住まいにおける大きな問題点の一つに、断熱・機密性を高めるあまりに家の空気がこもってしまったり、入れ替わらないということがあります。
もちろん、窓をよく開けて換気をすれば問題ないかと思います。
ただ、共働き世帯が多い中それは難しそうです。
みなさんにも、おおいに関係のあることです。今一度室内の空気環境も考えてみてはいかがでしょうか?
詳しい検査結果や内容を知りたいかたは、お気軽にお問い合わせ下さい
今回、室内環境に関して興味深い検査結果がでましたのでみなさまにご報告させて頂きます
まず、なんの検査をしたかというと弊社事務所の空気環境の検査をしました。
検査をするに至った理由は、今の事務所に移転してから、うちの長の鼻水やくしゃみが止まらないということがあったからです。(365日常に鼻水やくしゃみがでているわけではありません。)
現代の日本建築は、あらゆる新建材や新しい技術によって、お客様の色々な要望にお応えすることができるようになりました。
ただ、その反面室内の環境自体は悪くなったと言えます。なぜかというと、今の住宅に使われている建材の大半のものには、化学物質が入っているからです。
少し横道にそれましたが、うちの長の症状は上記のことが原因なのではないか、、、
ということで、
まずは、工事前の室内環境を検査しました。
検査日 平成24年6月23日から翌24日 温度26度 湿度 55%
対象の化学物質
・ホルムアルデヒド
・トルエン
・キシレン
・エチルベンゼン
・スチレン
・パラジクロロベンゼン
この時の測定結果では、ホルムアルデヒドの濃度が厚生労働省の指針値を超えておりました。その他の物質は、大幅に指針値を下回っておりました。
この結果が出たことで、工事に着手しました。
工事内容は、
①今のクロスをはがす。
②下地調整をしたのちに、炭の塗料を壁・天井全体に塗布する。
③もう一度下地調整をしたのちに、クロスを貼る。
これだけです。
炭塗料を塗ったら真黒です。
この工事が完了したのは、8月16日です。
工事が終了して、もう一度同じ検査をしました。
検査日 平成24年8月19日から翌20日 温度30℃ 湿度65%
この時の測定結果では、ホルムアルデヒドが大幅に増加しました。
(測定値は、以前測定した6月の条件に換算しています。)
もちろん工事に使用した、クロスやクロスを貼るのりについては、建築基準法に適合したものです。
この検査でわかったことは、基準に適合したものを使用してもホルムアルデヒドの濃度は厚生労働省の指針を超えてしまうということです。
そして更に、もう一度検査をしました。
検査日 平成24年10月7日から翌8日 気温25度 湿度58%
この時の測定結果では、ホルムアルデヒドの濃度が3回の検査ではじめて指針値を下回りました。このホルムアルデヒドの濃度を数字のみで表すと、1回目 130、2回目 240、3回目 86
このようにかなり室内における、ホルムアルデヒドの濃度が変わったことがわかります。また、3回目の検査の後のみ他の物質についての濃度も下がりました。
そういえば最近、うちの長も鼻水やくしゃみはでていないようです
現代の住まいにおける大きな問題点の一つに、断熱・機密性を高めるあまりに家の空気がこもってしまったり、入れ替わらないということがあります。
もちろん、窓をよく開けて換気をすれば問題ないかと思います。
ただ、共働き世帯が多い中それは難しそうです。
みなさんにも、おおいに関係のあることです。今一度室内の空気環境も考えてみてはいかがでしょうか?
詳しい検査結果や内容を知りたいかたは、お気軽にお問い合わせ下さい