兵庫県立宝塚高校OB吹奏楽団

練習風景や、依頼演奏の様子などを綴っていきます。現在1桁回生~50回生代とその子ども,友人たちが参加しています♪

こちらも感動。

2017年12月23日 23時56分03秒 | 日記

 

今日は宝塚病院のクリスマスコンサート。

 

ホームページからお問合わせをしていただいてから、はや3回目となります。

会場もリハビリセンターなのでリハビリの器具をググッと片付けていただいたり

ご準備も大変だと思いますが、何よりどこより華やかにセッティングしてくださり、

とてもクリスマスらしい雰囲気となります。

 

今日も朝から突貫練習。

 

12月は本番2回は毎年必ずあり、

それプラスご新規が入ることもあり

今年はご新規が25日に入りましたので

社会人バンドとしては年末と絡み

体力的にも、仕事的にもしんどい時期で

練習参加もままならないメンバーも多く

指揮者としては選曲に頭を悩ませるのも事実。

 

限られたメンバーと限られた時間で、

各個人の技量と照らし合わせて

皆さんに聴いていただけるまで底上げをするのが一苦労。

 

でも、

もっと苦労するのは本番直前に

移調して無理やりほかのパートのメロディーを受け持つ

いわゆる「代吹き」をするメンバー。

 

本当に頭が下がります。

ほかの楽団じゃ、こんな強制的なことしなくてもいいぐらいメンバーがそろっているし、

足りなければエキストラを呼んで賄うのがセオリーでしょう。

 

毎年総会で

「今年はエキストラをどうするか」

と必ず聞いています。

だって

プレイヤーの負担が大きいから。

エキストラさえいれば、こんな苦労をせずに済むし。

 

でも、毎年答えは

「エキストラを取らない」

に落ちつくのです。

 

覚悟を決めた(?)団員たちは

進んで

「そこのパート、音足りてる?」

「私吹こうか?」

 

と自主的な立候補があり

自らにハッパをかけながら曲が出来上がるのは

聴いていてすごいし、何よりとてもまとまります。

 

今日もプレイヤーは14名。

金管2本。トランペット不在の中

演奏してきました。

バランスが悪くならないよう

いろんなパートに代吹きをお願いし

移調してもらい

朝から指揮者にやいやい言われ

叱咤され

出来上がった曲は

 

今日の患者様から大きな拍手をいただき

「幸せだった」と言われ

涙を流してくださる患者様や

渡そうかどうしようか、病気だし…と恐る恐る下さった

サンタクロースに、

こちらこそ幸せな気分になりました。

 

 

技術はまだまだ途上ですが

お客様を元気にさせたり

幸せな気持ちにさせる

不思議な楽団なのかもしれません。

 

今日は、病院の演奏ということで

普段の老人施設とは違い、

不本意ながら年越しを病院で迎える方も

いるかもしれません。

 

そんな方々のため

すこしでも元気が出ますように、と練習してくださったメンバー。

 

本番では丁寧で優しい音が鳴り響き、

団員の視線も真剣。

「今日はいつもより増して丁寧に演奏しようと心がけました」

と言ってくれたメンバーもいて、

ワタクシが演奏に対する思いを練習の時にお話しましたが、

ちゃんと伝わったと感じました。

 

お疲れさまでした

 


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1 コメント

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そりゃあ… (まゆゆ)
2017-12-24 21:26:44
指揮者がどんなにしんどくても這ってでも来てくれるんだもん、移調くらいしますがな!
そして喜んでいただけた姿をみて、またしんどくても頑張ろうと、思ってしまうのだな…まあ、きっとそれはみんな一緒だね(*´∀`)
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