「脳がしんどい時に、効く」、それが故に依存症です。
また依存症になりやすいものを知っておいて、できるだけ避けるようにしておくことは、健康を維持するためにはとても重要です。
だからこそ、何がドラッグであるかを知っておきましょう。
砂糖、アルコール、タバコ、画面(スマホ、PC、インターネット、ゲーム、テレビ)、ギャンブル・・
他にもありますが、少なくともこれらのものをドラッグと認識しておくことが重要です。
これらがドラッグであると知り、どんな時にそれが欲しくなるかを知っておく、たったこれだけで、漫然とドラッグ漬けになることを防げます。
肉体の健康度をこれくらいに維持しておけば、急な仕事のストレスや悲しい出来事にあった時、甘い物やお酒、ゲームを欲することがあっても、それは長続きしないですみます。
脳がイライラする原因が減った時に、自然に欲しくなくなるのです。
多くの治りにくい患者さんは、甘い物を日常的に摂り慣れてしまっていることが多いのです。どんな病気も同じです。
依存症の問題点は、「体が糖尿病になりやすい」といったレベルではなく、自身がしんどいことから距離を置けない、その日々を変えられずに長引かせていることの代償なのです。
この「つらいことから距離を置けない。
その代償物(ドラッグ)でアタマをなだめて、何とか日々を送っている」。
そんな日々が年単位で続くことで、肉体が崩壊していきます。
これがストレスが万病の元と言われることの本質なのです。
このように、「ドラッグをそれと知らず」、「嫌なことから遠ざかれない」、気付いた時には「抜くとイライラする」「食べたり触れたりしている間は落ち着く」「徐々にその量や時間が増えていく」といった泥沼にはまっていくのです。
特に砂糖の場合は、酒やタバコに比べその「ドラッグとしての認知度」がまだまだ低いため、依存症になっている人は多く、また依存症であることに気づいていない人がとても多く見られます。
しかし、失望することはありません。
それを抜いていくことで、肉体を正常化することは比較的容易です。
今後、当分の間、砂糖とスマートフォンとの相乗効果で「人間の脳→肉体の崩壊」が進んでいくでしょう。
「自分にとってのドラッグ」を認識していきましょう。
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