パノラマコース~徳沢 <山行2日目ーB>
涸沢から屏風のコルを経て徳沢に下るこのコースは、
穂高連峰~槍ヶ岳を望む抜群の展望コースとして天然アスレチックもあり、楽しい。
ただし、アップダウンが大きく登山道も狭い嶮しいコースである。
パノラマコースに入って、すぐ 左後方に涸沢カールを望みながら進む。
岩場も何箇所か通過するアスレチックなコースとなっている。
狭路で早々に、山ガールとご対面! お先にどうぞ。
あら、折角のスマイルが、逆光だね。
こんなステキな笑顔の山ガール♪ 穂高は君の笑顔を待っていた♪
正面に 屏風ノ頭を眺めながら進む。
振り返ると、涸沢ヒュッテの背後に涸沢カール、穂高の全景が望める。
上高地~横尾~本谷の遊歩道とは異なり、アスレチックな険路が続く。
左手に 槍の穂先がちょこんと見える。
登山道は悪路だが、ほぼ貸し切りで快適に歩ける。
岩場には ツララが無数に垂れ下がっていた。
急下降もあり、変化があって楽しめる。
屏風ノ頭が 角度を変えて見え始める。
北穂~大キレット~南岳~槍が 縦長:奥行き感をもって眺められるようになると
前穂北尾根の鞍部に出る。
屏風ノ耳、屏風ノ頭を目指して尾根を進む。
ーA
ーB
A,B くっつけて見てね。 この展望がずっと続く!
この槍ヶ岳の見え方も 他ではないので 新鮮な感じで目に飛び込んでくる。
爽快である!
出会った山ガールも この展望にテンションが上り はしゃぎまくり♪
今季の紅葉は最悪であったが、ベストの紅葉ならそれはそれは 素晴らしい眺めに!!
涸沢カール内の散策やヒュッテスタッフとのおしゃべりで のんびりしすぎたので
屏風ノ頭でバンザイする時間が なくなった。↓
(=今晩の宿の夕食時間が決まってるのでね。)
屏風のコルから素直に下るとしましょう。
左に、涸沢槍か槍ヶ岳を彷彿させる岩を眺めながら、
夏場なら、お花畑であろう斜面を下っていく。
ダケカンバ林~ガレ沢を横切り、慶応尾根に沿って下る。
樹林帯に入り、いくらかの紅葉を楽しむ。
さらに、急な樹林帯を下る。
白い石がゴロゴロしてくる。足下に梓川を見ながら 細い沢を渡れば
広い奥又白谷河原。
写真のお二人は、コース途中で追いつき、徳沢までをご一緒した京都在住の御夫婦。
奥又出合まで来れば もう少しで徳沢だ。
奥又白池に向う中畠新道を見てるいると 次回の山行構想が頭を巡る。
慰霊碑が立つ一角へ出る。
我が郷土の作家:井上靖の小説「氷壁」のモデルとなった「ナイロンザイル事件」。
堰堤~治山林道を経て
新村橋を渡る。
橋中央から 下流、上高地方面を望む。
橋を渡って、前穂北尾根に手を振れば、
今宵の宿泊ポイント、徳沢は目の前だ。
徳沢到着!
涸沢カールにも負けない大入り満員のテン場でした。
いいテン場ですが、これだけ密集していると落着きませんね。
今宵のカモシカさんのお泊りは 「氷壁の宿」♪
偶には、優雅に リッチにね♪
いつも通り過ぎるばかりなので、一度は泊まってみたかったのだ。
我が郷土の作家:井上靖「氷壁」と縁の深い徳澤園。
井上靖も涸沢の燃える紅葉に 高揚したに違いない。
(天城湯ヶ島で幼少期を過ごし、旧制沼津中学=現沼津東高校の出身の井上靖である)
談話室のテーブルの上には、「ナイロンザイル事件」の資料が置かれている。
徳澤園の玄関ロビー。
若旦那と若女将の機敏で、丁寧なおもてなしが気持ちよい。
<密かに、藍さんファンとなる♪>
歴史ある建物で、凝った回廊式になっている。
質素にして、美しい館内はとても居心地がよい♪
ラウンジで寛ぐ宿泊者。
談話室もクオリティーが高い。
食堂も大変素晴らしい!
料理の内容も充実、美味であった♪
タイミングよく、アツアツの物が出されるのも心憎い。
とびっきり美味しい食事に 大満足。お腹もいっぱい♪
とても広々と 静かに眠ることができ 最高であった♪
朝の陽射しと 野鳥のさえずりで 心地よい朝の目覚め♪
早朝よりカメラを向ける方々。
撮影しているのは、徳沢キャンプ場から仰ぎ見る前穂高岳。
これは男湯近くの廊下に飾ってあった絵画。 明神と前穂が望める徳沢テン場。
藍さんに見送られ、「氷壁の宿:徳澤園」を後にする。
早朝のテン場。 朝食の支度に人々が動き出す。
上高地に向けて 出発しようとしたら 「カモシカさ~~ん!」と声が掛かる!
おやまあ、昨日パノラマコースを途中からご一緒に歩いた京都の松本ご夫婦でした♪
よくぞ、テントの中から見つけてくれました! 旧知の友のような感じであった。
「また、どこかの山で会えるといいですね♪」 「お気をつけて。。。」
徳沢を後に、のんびり上高地に向う。
明神までは、写真のお二人
=関西から、横浜に移り住んで間もないという一松ご夫婦と共に歩く。。。。
この続きは 「山行の締めくくり:上高地」 へ・・・・・。
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パノラマコースは、馴染みの角度からではない槍穂の眺めとなり なかなかいいです♪しかし、コース状況は楽ではないので、体調不良や時間にゆとりのない時は、パスした方が賢明ですね。
徳澤園<氷壁の宿>は、山と文学と歴史と・・・いろいろな意味で一度は泊まってみたかった宿です。雰囲気のよい山の隠れ家です。登山+αのよい山旅となりました。
人が少ないっ!!
バスには間に合いましたが、こっちの道は大渋滞とのすれ違いが大変でした…涸沢~本谷まで人の列がまったく途切れない(^^;)
徳澤園もすてきで、うらやましい限りです(> <)笑
京都の松本です!!
えらく立派なブログでびっくり(笑)
楽しくご一緒させて頂いた
パノラマコース良かったですね~
またカモシカさんがどこ行ってるかチェック
&山情報収集に拝見させて頂きます!!
また
元気に山いってらっしゃ~い。
この時期、恒例の渋滞です。パノラマコースは展望もいいし、健脚なら人が少ないので、ストレス無く歩けてしまうかもね。
>パノラマコースいいですねー!
こっちにすれば、よかったネ~~♪今度ね。
>徳澤園もすてき
稜線の山小屋とは異なった趣がありますね♪
>かもしかさぁ~ん!
あのごった返した徳沢のテン場で、よくぞ見つけて頂きました。翌日また会えて嬉しかったです♪
パノラマコースでは、ありがとうございました。疲れの出る後半、楽しく歩くことができたのも松本さんのお陰です。
またどこかの山で一緒に歩けるといいですね。京都・大阪方面へのぶらり旅も時々やるので、その時にも。。。
そういえば某ブログ運営の国王陛下(笑)も涸沢行かれて大渋滞の巻きこまれたとか?
あの界隈はにぎわったんでしょうねぇ~
カモシカさんのレポ見て、これは泊まらねばならんと思いました。
いい宿ですね~
今回の山行では、複数の嬉しい出会いがありました♪ 穂高という素晴らしい山と相まって山行をより印象深いものにしてくれます。山が好き、人も好き。
さ○○国王陛下も涸沢詣でだったのですね。渋滞は毎年ですが、今年のは過去最高の大記録ですよ!
穂高へのコースでは、通常は行きも帰りも通過点ですからね。今年は、とうとう念願をかなえました。
>これは泊まらねばならんと
お目が高い!まったりテント派の食う寝るさんもそう思われましたね。でも、食う寝るさんの大量ビールはやっぱテントかなぁ~。