ファインビュー涸沢岳~涸沢カール <2日目ーA>
1日目の様子 ・・・・・クリックで振り返り
涸沢カールの後方、蝶ヶ岳の彼方からのご来光を迎える。
静かな山の夜明け。 快晴の登山日和を約束してくれる早朝の輝き。
しかし、私は悩んだ。原案通り北穂を巡るか否か?天気は問題ない。だが、昨日の雪だ。
山荘前の広場は、凍結してツルン、ツルンだ。
強い太陽の陽射しが山肌の雪を融かしてくれるのを待つ。スタートを遅らせる。
奥穂取り付きは、OKサインが現れた。多くの登山者が、列を成して登りはじめる。
奥穂は、年に複数回登るし 先日も(2週間前に)登ったばかりだ。混雑は避けたい。
そうかと言って、予定通り 涸沢槍の絶壁トラバース/日陰になる奥壁バンドから
北穂を目指す恒例のルートは一抹の不安がある。こちら側からだと難所を下りにとることに
なる。凍結していたら。。。。
万が一の時に、夏場のように常駐隊は居ない。ヘリのお世話になるのも避けたい。
自己責任で山行を完結させなくてはならない。
何人かの登山者は、北穂ルートに向った。 気持ちが揺らぐ。
いや、昨日と一転、天気がいいから大丈夫だろう の思いも。。。
何度も通ったコースだし少々のことならクリアできる技量も。。。
葛藤が続く・・・・・。
結果的には、通行可であったようだが、ルートを熟知していると最悪のケースを想像して
慎重すぎるほどの自分がいた。ジャンダルム手前で、滑落事故も2週間前に
目の当たりにしたばかりだ。
安全策、ゆとりの のんびりプランに決めた! 涸沢岳だけにしよう!
縦走の時だと あっさり通過してしまうことの多い涸沢岳だ。
でも、ここからの展望は大好きだ。 ゆっくり時間を掛けて味わうことにしよう。
今のところ山頂に人影は見えない。静かな山頂を楽しめそうだ。
奥穂も 北穂も わんさか人だかりになっている山頂を目視で確認できた。
涸沢岳山頂は、静かであった。
新潟県の某高校の先生がひとり。遅れた登ってきた高木さん御夫婦。
360度の爽快な展望を 時間を掛けてゆっくり堪能する。
北穂山頂からの大キレット越しに見る槍ヶ岳も大好きであるが、その展望と甲乙つけがたい
大好きな展望である。槍~北穂のボリューム感と立体感。北アルプス屈指の展望である!
時計回りにご覧ください。 常念山脈と屏風ノ頭、涸沢カール、
前穂北尾根、穂高岳山荘から競り上がる奥穂。
奥穂~ロバの耳、ジャンダルム、西穂方面。
ロバの耳、ジャンダルムをアップで。 2週間前は、このテッペンに立っていたんだなぁ~。
笠ヶ岳~黒部五郎岳。
黒部五郎~薬師~水晶~立山~白馬岳方面。
黒部五郎~双六~薬師岳方面をアップで。
薬師~鷲羽~水晶岳方面をアップで。
槍の左に、水晶~立山。
槍の右に、針ノ木・蓮華、鹿島槍。その後に 旭岳、白馬岳。 ↑ ↓
ワイドに眺めて。
高木さんたちを 秘密の三角点の場所と絶景ポイントへご案内する。
高木さんたちは、ひと足早く下山して行かれた。その後は、カモシカ貸し切り!
誰にも邪魔されることなく 北アルプスの仙人となる。
存分に展望を楽しみ、 涸沢岳を後にする。
ザイテングラートを下る。
途中、白出のコルを見上げる。
涸沢カールを俯瞰する。
涸沢岳、涸沢槍を振り返り見る。
ザイテンの中ほど、ハシゴの所で ↓ こんなバッタリが!
2週間前、ジャンダルムの縦走コースを偶々、共に歩いたヒロちゃんだ。
アクティブな山ガールである♪ *奥穂~ジャンダルム~西穂縦走*
槍穂エリアにテン泊でコース未定で来るとは聞いていたが、まさかここで再会できるとは!
今回は、お友だち?(イケメンの彼氏)との山行であった。
ザイテン基部から涸沢岳、涸沢槍を仰ぎ見る。
アップで!
下方には常念岳~蝶ヶ岳。 手前、屏風ノ頭。
前穂北尾根Ⅵ峰~
前穂北尾根Ⅰ~Ⅴ峰。
奥穂方面と獅子岩下のトラバース道。
涸沢カール内、パノラマコース出合い付近。
涸沢岳、涸沢槍のアップ。
涸沢カールを俊敏に飛ぶヘリ。
大快晴の涸沢カールを 時間を掛けてのんびり進む。
折角だから、少しは涸沢の紅葉らしい画像も残さなくっちゃ。
カールを登っていく登山者とすれ違う。
前穂の眺めが実にいい!!
2011年、貴重な涸沢の紅葉とカモシカ。
名カメラマン、カモシカ渾身の1枚!
今年の涸沢の紅葉は大凶の外れだからね。
どうです? プロの白籏史朗先生やコンタツおじさん<近藤辰郎先生>の
巨匠の写真と勝負できるかな?
紅葉は、しょぼくて気持ちは高揚しないけど。。。
やっぱり青空の涸沢カールは、気持ちいいね!!
賑わう涸沢ヒュッテのテラスと売店。 ↑ ↓
大勢の人を見たのは、ここでの休憩の時のみ。<あとは ほぼ貸し切りで歩けました>
マーブルチョコのようなおびただしい数のテント。これはお昼頃なのでまだ序の口の画像。
夕方には、1,200張を越えるテントの数に。
涸沢ヒュッテだけで2,000人オーバーの宿泊者だったとか。
皆様、お疲れ様。(私は、ルート・宿泊・温泉とも優雅にゆったり)
愛する穂高と涸沢カールに万歳!
久しぶりの カモシカジャンプ!
ここにも穂高をこよなく愛する山男が! 親愛なる涸沢ヒュッテ社長:山口孝さん。
自然のことだから致し方ありませんが、
来年はまた 燃える紅葉 輝く涸沢カールに 期待したいものである。
「山行2日目ーB」 後半に続く。
噂ではなんかイマイチだったとか?
しかし、相変わらずの好天山行はお見事でございます。
涸沢槍からの展望は素晴らしいものがあります。見ていて、私も三週間前に登ったのを思い出します。北アルプスの名だたる山々が見渡せる最高の展望ですよね。槍ヶ岳から北穂の稜線の展望、私も好きです。ほれてしまうのがよくわかります。それにしても紅葉を期待して人がたくさん出ましたね。その中で静かな山歩きが出来たとはさすがです。
見たこともないような悲惨な大凶です。
拙ブログの紅葉は、カールの中を捜し歩いてようやく見つけた茶枯れをかろうじて免れたナナカマドです。 でも、本来の「赤」は出ていませんね。
*雨は嫌いですから、山は晴れが何よりです。
この3連休の天気なら、大概、どこの山でも快晴だったのではないかな。
つばささんも先日実際のパノラマを山頂から見ていますからね!槍ヶ岳から北穂の稜線の展望、見応えありますよね♪
紅葉目当ての涸沢~穂高は過去最高の異常なほどの人出でした。でもまあ、時間差で涸沢岳でのんびりするなんて、いうことを多くの方はやりませんから。真似しんぼでないオリジナルの行程組み立てが、混雑の中でも静かに楽しめるコツですね。