三ノ沢岳&紅葉の千畳敷カール
初心者の頃、何回か通った山である。随分ご無沙汰していた三ノ沢岳に会いに行ってきた。
この稜線は、実に美しい。主稜線から眺めるときれいな三角形をした存在感のある山容だ。
途中、ハイマツが煩い部分もあるが、山頂の大きな岩のテラスがカモシカはお気に入りなのである♪
紅葉真っ盛りの中央アルプス千畳敷カール。RWから サギダルの頭を仰ぎ見る。
しらび平からRWを撮影。
山行記録の補足であるが、気になったことがあるので、先に記しておく。月曜日だったがRwは9分間隔の連続運転(通常は30分間隔)。往路はすんなり待ち時間無しで乗れたが、復路は整理券を手に入れてからRw山頂駅で2時間半以上待ち。最終17時だが千畳敷から全員の客を下ろすのに19時過ぎまでかかった。<私は17:40RWで 連絡バスは18:05であった。当然、真っ暗>
ロープウエイは60人乗り、概算で、この日だけで4,000人以上の利用客があったと思われる。
平日でこれほど混むとは予想外で、正直参った。営業利益を上げることも分からないではないが、防寒着やそれなりの装備を持った登山者だけでなく、薄着の観光客も多い中、寒さや気象変化で危機的状況に陥らなければ・・・と思うのは、杞憂だろうか?最終下りRw17:00の設定なのだから、上りの段階で乗車人数はカウントできるはずだ。日没前にすべての客を下山させるように安全に配慮し、上り乗車の段階で、乗車制限を加えるべきだと考えるのは私だけだろうか?
Rw山頂(千畳敷)駅から 南アルプスのオールスター勢揃いの眺め!
代表して 鋸岳~甲斐駒~仙丈ヶ岳をアップで眺めましょう♪
三ノ沢岳に向かう前に 紅葉真っ盛りの千畳敷カールを散策することに♪
サギダルノ頭と千晴♪ 「ワンだふるぅ~~な紅葉と青空です!」
剣ヶ池とダケカンバの黄葉
剣ヶ池と南アルプス
宝剣岳と千畳敷カール
宝剣岳アップで! 登山者の姿が小さいです。
千畳敷カール中腹より、千畳敷ホテル方面を振り返り見る。
剣ヶ池からの千畳敷カールの眺め!
宝剣岳と紅葉の千畳敷カール
久しぶりの中央アルプス、千畳敷カールの紅葉を楽しむ♪ これはこれで素晴らしいのだが、
カモシカのお気に入りは、やはり 涸沢カールの穂高の山岳紅葉だなぁ~♪
来年は、やっぱり涸沢へ紅葉を観に いコウヨー! と心に誓うのでした。
千畳敷カールの紅葉を愛でたら、ささっと登山道を稜線に上がります。
極楽平に出る。 西に 目指す三の沢岳が見えている。
北には、宝剣岳。
宝剣岳を中央に 左に木曽駒方面、右に 伊那前岳方面。
初級岩登りの練習にはお手頃な宝剣岳。今回は、パス。
<やっぱり登るならジャンダルムでしょ!>
南には、島田娘。さらに、空木岳方面へ連なる中央アルプス主稜線。
宝剣岳方向へ稜線をたどると 三ノ沢岳への分岐。 ここから眺める三ノ沢岳はかっこいい。
ケルン越しの三ノ沢岳。
本日も近づく台風の影響で、湿った空気が入りメインの三ノ沢岳に向かうほど雲の量が増え、
山頂からは 360度の展望とはいかなかった。(遭難するほどの悪天ではありませんが)
比較的短時間で山頂に立てる三ノ沢岳ですが、たおやかな稜線美が魅力的な山です。
マイナーな山ですが、この山は カモシカ・マイ100名山の一つです。
ハイマツが開けた所にあるケルン。 山頂はすぐそこです。
「神よ 護り給え 白き高みへ 憧れる 若者を」
これから迎える雪山本番。 美しいが、危険と背中合わせの銀<しろがね>の頂き。
今季も安全登山で。。。
ケルンから左に登山道を巻いて右へ登り詰めると
三ノ沢岳山頂です<2846・5m>! (山頂に着いたら、あぁ~、雲が、、、、、、)
静かな山頂、貸し切りかと思いきや ↑ 先客がお一人。
偶然にも同じウエアだったので、親近感が湧きました♪ (雲も湧いてますが・・・笑)
カモシカの憩いのランチ場所とお昼寝テラス。
お気に入りの大岩のテラスから 360度の展望をご覧に入れたいところですが、
雲に阻まれます。 掻い摘んで 展望を。。。
千晴の後方ピークが、宝剣岳。そして、辿ってきた稜線。
見事な自然の造形、天狗岩!
島田娘~檜尾岳方面に連なる稜線。 西千畳敷の紅葉も美しい♪
檜尾避難小屋=稜線に小さく見えています!
駒ヶ岳~中岳~宝剣岳の稜線
駒ヶ岳2956m
中岳2925m
宝剣岳2931m
本来なら御獄~北アルプスずらりの展望が見えるのですが、今回は残念。
独り 「哲」するには いい山です。
さらば、三ノ沢岳。
下山途中に見える優しい山容の島田娘。
主稜線近くから 角度を変えて眺めた島田娘。
静かな山歩きをするにはいいエリアである。いつものパターンだと島田娘か宝剣岳の
どちらかに寄り道してから極楽平を下るのであるが、
下のRW乗り場の方から、「整理券が必要です。只今 ○●番~●○番までのご乗車の案内をしております」
と言うアナウンスが聞こえてきたので、慌ててRW乗り場まで下ったが、時すでに遅し。
先にも記したが、RW乗車整理券を入手<15:00>してから、乗車まで2時間半以上待ち。
行動中は夏山山行と同じく半袖でも暑いくらいであったが、日が傾くと一気に気温が下がり、寒い。
長袖を着て手袋を付ける。フリースも着る。アウターも着る。あたりが真っ暗な中、RWの乗車は
初めての体験であった。遥か下で電灯が白く輝いていたしらび平駅が闇の中に浮かぶ情景は、
滅多に見られるものではないだろうが、山歩きの疲れよりも何倍も疲れた長い待ち時間なのでした。。。
その分、人も多かったのでしょう。
それにしても待ち時間が長いのには、大変でしたね。
平日で2時間半以上待ちでは、休日ではすごいことになりそうです。手軽にロープウエイで行けてしまうので、そうなってしまうのでしょうね。紅葉の時期は避けたほうがよさそうですね。
紅葉の旬は短いですから、やはり人が集中しますね。この日は異常な待ち時間で疲れました。三ノ沢岳でゆったりいい感じだっただけに参りました。
備忘録の山ブログです。