ケメコ通信ブログ版Ⅲ

みなみ西陣のおっさんのひとりごと

7月の終わりに

2005-07-31 07:04:58 | データ
澤田です。

久しぶりでおもしろい本を読んだ。
『ダ・ヴィンチ・コード』上下本
「なんや、そんなんとっくに読んだわ」といわれそう。

「返信特集」常連の埼玉の松田さんに言われて新刊本は買わずに
公立の図書館に予約することに決めている。
『ダ・ヴィンチ・コード』も今年の正月に予約した。

希望する人が多いのか、購入冊数がすくないのか
需要と供給のバランスがくずれているみたいで
7月の上旬にやっと入荷したと連絡があった。

京都市の図書館は文化都市・教育都市と言う割りには貧弱である。
本は1回の借り出しにつき10冊まで借りられるが
期間はたったの2週間。10冊を2週間では絶対に読みきれない。

さて『ダ・ヴィンチ・コード』
近々、映画化が決定したとか。おすすめコメントを見ると
「キリスト教の闇の歴史が明らかになる大問題作」とある。

本のなかの解説をみると
著者ダン・ブラウンは聖杯とキリストの死の謎を巡るここ二十年間の話題を、
文献資料を基に非常に巧みに、そして誠実にそれらの成果を取り入れ、
美術史を含む巨大な西洋史の暗部にまで言及する作品を創り上げた。

多分、作者自身が書いているのであろう本文中の文書がある。
「本文中での絵画・美術品・文献における記述はすべて真実である」
と書くと単なるキリスト教内における権力争いの宗教本のように思えるが

この本は男性偏重になってしまった現代のキリスト教に対して
バラの花弁が象徴する女性器を表わすようにマリアをはじめてとして
女性崇拝、女性信仰という原始キリスト教から現代まで
闇の中を密かに伝わることしかなかった大きなテーマがあります。

現在のキリスト教がいつからかキリストだけを見る男性偏重になり
ヴァチカンが男性社会を築き上げる中でどれだけ多くの女性が犠牲になり
多くの国で多くの血が流され続けてきたのか。

男性ホルモンと単純男社会の結果はケンカ早くて、
すぐに暴力に訴える現代の社会を作り上げてきました。
まさに敬虔なクリスチャンのブッシュやブレアを見るようです。

本文中にこのような言葉がありました。
「歴史は勝者の記録だ。戦いに勝ったものだけが
自分の血みどろの行動を都合のいいように書き換えたものだ」

ここでご提案。
最近ケメ通で本の紹介が続いています。
ぜひお近くの図書館で予約を入れてください。

図書館は無ければ購入してくれます。
高い本を買わなくてもいいし、著者は本は売れるし、
みんな「ウィン・ウィン・ウィン」になれます。

田中浩子/編「活躍する管理栄養士」~16人のキャリアデザイン~
砂岸あろ/著「駱駝はまだ眠っている」
新谷弘実/著「病気にならない生き方」
ぴあMOOK「Theカレーブック」 

今日で7月も終わり。
今日のケメ通は最近ちょっと気になるイヤナコト特集です。
「ドラゴンズ10連勝・・・」ちょっとイヤヤナァ

今日のケメコ通信ブログ版の写真は「落ちセミ」です。

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