川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

最高裁は冤罪(えんざい)製造所だ

2011-07-08 09:47:18 | こどもたち 学校 教育

最高裁判所第一小法廷は昨日、都立板橋高校卒業式事件の被告・藤田勝久さんに上告棄却・有罪の判決を言い渡した。5月末から続く「君が代」強制違憲訴訟に対する上告棄却判決と軌を一にするもので「君が代」に刃向かうものは断じて許さないという彼らの決意を示したと言える。最高裁は人権の砦などではなく支配秩序維持のための装置であることを改めて印象づけたのである。

 藤田さんの事件について特に注意を払わなければならないのは「威力業務妨害罪」を構成する事実そのものが存在したかどうかという点である。僕が知る限り検察は市民の正当な行為を無理やり犯罪事件にでっち上げたとしか思えない。こんなことが許されたら警察や検察のやりたい放題は一層蔓延し、「法の支配」は有名無実となろう。今までも最高裁が冤罪を作ってきた例は枚挙にいとまがないが新しい一頁を付け加えたのではないか。

 最高裁を「人権の砦」に改革するにはどうしたら良いのか?

 ①人権感覚の豊かな裁判官を登用する。最高裁の裁判官は内閣が任命するのだから人権を重視する政党が政権を執ることが前提になる。米国では時の大統領の考えに左右され、保守派と人権派の数が常に話題になるようだ。連邦最高裁にある種の緊張感があるのではないか。事実上自民党の一党支配が続いてきた日本では色分けさえ話題になりようがなかった。

 ②最高裁裁判官の国民審査の制度改革。白紙投票を「信任」とする投票様式を改める。信任は「〇」不信任は「×」とする。国民審査を選挙と同じように重要な権利の行使の場と自覚できるようにすることが大事だ。

 民主党への政権交代でこのぐらいのことは進むかと期待したが‥。

 藤田さんの「被告人声明」を読んだ。悔しさと怒りを僕も共有する。

 

 

「板橋高校卒業式事件被告人声明」  
  2011年7月7日 板橋高校卒業式事件の 最高裁判決に接して 激しい怒りを覚える

 開式予定時刻10時の18分前、待ち時間の9時42分に 参加者の一人が 早く来場している人々に約30秒話して最後5秒ほど呼び掛けた
 これが何故に刑法の*威力業務妨害罪に該当するのか
 9時45分来賓入場予定の 3分前に到着した教頭・校長が 上告人を無理やり退場させた
 そのことに抗議しつつも諦めて 9時45分に会場を立ち去った行為が 何故に威力業務妨害罪に該当するのか
 主客は 転倒しているのではないか

 今日の最高裁は 司法権の独立の名に値しない 行政の府に堕してしまっている
 次々と都当局の悪政を 拙い言辞・マナー論等を弄して擁護し 憲法の思想・良心の自由と言う崇高な理念に思い至ることをしない
 アメリカの最高裁判事が修正憲法第1条の言論の自由を 断固として守り抜く宣告をしていることに比しても 日本の最高裁裁判官はあまりにも情けない


 憲法99条の裁判官の憲法尊重・擁護の義務を放擲している
 今や彼らは 政府の行政官僚であり、検察の従僕である
 日本に三権分立はない

 学校の卒業式に何の歌を歌うかなどは その学校にまかせればいいではないか
 ここ数カ月にわたる最高裁の君が代起立斉唱職務命令の*合憲宣告というキャンペーンは異様である
 私はこの異様さに大きな疑念を覚える
 彼らは 内心怯えを抱いているのではないか 
 それとも厚顔にも単に開き直っているのか

 言うまでもない
 日本列島の住民に多大な恐怖と長期にわたる病苦を招来し 農業・酪農・漁業その他の人びとの生活を奈落の底に突き落とし ふるさとを壊滅させた 福島第1原発の事故である
 この事故の真因、原子炉設置許可の最終的承認は*最高裁である
 最高裁裁判官こそが 原発のいい加減な耐震基準を容認した
 彼らが 原発事故を惹き起したのだ

 2005年 「もんじゅ」の判決で住民を逆転敗訴にしたのは最高裁である
 2009年4月23日 中越沖地震を一切考慮せずに 柏崎原発の原子炉設置許可を有効としたのは まさにこの最高裁第1小法廷であった
 この時の三人の裁判官は 今日も法廷に臆面もなく出てきた
 心あれば 3月11日以降の状況を見て 直ちに辞職すべきであろう
 無答責とは 恥ずべきことである

 刑事において 無実の者多くを監獄に幽閉し あるいは殺害してきたのも最高裁である
 犯罪と向き合う中で 最高裁裁判官は自らが犯罪者となった
 間違っていたことが公になっても 最高裁判事は誰ひとり謝罪しない

 刑事起訴で無罪となるのは 1万分の1である
 99.99%が有罪となる
 こんな異様なことがまかり通っていいものだろうか
 これは裁判ではない
 裁判官は検察の下請け処理機関となっている

 最高裁という建造物 まるで城塞・要塞のような建物は
 何と震度6強で崩壊の危険があると言う
 53基の原発と同じである
 直ちに更地にして 木造の優雅な建屋に作り替えるべきである
 当然のこととして それに合わせて 現下の裁判官はすべて放逐されねばならない
 全面的な 真の意味での司法改革なくして日本の未来はない
  出典●http://wind.ap.teacup.com/people/5473.html

関連する「川越だより」●http://blog.goo.ne.jp/keisukelap/e/2f7e6c1907c21bc9396330814f5a899d


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3 コメント

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Unknown (えまのん)
2011-07-08 14:57:27
逆のことをやったら、徹底的に叩くでしょ。

自分が偏向していることを理解したほうが良いですよ。
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Unknown (Unknown)
2011-07-08 18:07:02
起訴された被告の99%が有罪になるのは確かだが、それは無罪の公算が高いor有罪であるか確かでない場合はほとんど不起訴になるからなんだよね。
十分な証拠と目撃者がないと検察は起訴すらしないよ。
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そのとおり (yesman2011)
2011-07-20 11:01:28
偏向などという人間にはうんざりである。何を基準に偏向というのだろうか。保身ばかりの役人根性丸出しで、うさんくさい。日本を愛せよ。
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