川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

江戸前から眺める風景・今昔  湾岸だより(10)

2011-08-22 11:43:28 | 川越・近郊

8月22日(月)雨

 私たちの病室は8階にあり北面しています。眼下には開園して日の浅い東京臨海広域防災公園(http://www.ktr.mlit.go.jp/showa/tokyorinkai/)や築地市場移転予定地などが広がっており、その向こうには大東京のビル群が林立しています。左側に東京タワー、右側にはスカイツリーをビルの谷間に望むことができます。

 先日訪ねた洲崎神社あたりを調べていたら古い地図が出てきました。今から200年ほど前のこのあたりはこんなふうだったのですね。癌研のある有明は「江戸前」の絶好の漁場だったのでしょう。漁に出た漁師たちはどんな風景を眺めたのかしばしあれこれと想像してみました。

江戸時代中期の洲崎神社周辺図

江戸時代中期の洲崎神社周辺図です(元図は木場親水公園図より)。赤線が首都高速道路公団道路、水色線が東西線路線、黒線が江東区境界です。

 

江戸時代中期の洲崎神社周辺図

 出典●http://www.tesshow.jp/koto/shrine_kiba_suzaki.html

第107景深川州崎十万坪

 

 出典●広重「名所江戸百景」時空Map http://hiroshige100.blog91.fc2.com/blog-entry-47.html

 この絵は幕末のものですが洲崎のあたりを描いたもののようです。遠くの双耳峰は筑波山です。現代人は「発展」をよしとし、今の湾岸風景が生まれたのですが、こんな絵を見ているとタイムスリップしてみたいなあと思わずにはいられません。

参考資料「江東区形成史」●http://www.tokyomeiwa-co.net/benrinajyouhousyu/koutouku_kankei/koutouku_rekisi/keiseisi.html

広重 Hiroshige 「名所江戸百景」 時空map

 


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