川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

入間川筏(いかだ)流し

2012-05-12 09:02:05 | 川越・近郊

5月11日(金)☼

 妻に飯能へ連れていってもらった。天覧山下の広大な公園の一角に「郷土館」があった。ここに筏の展示があると教えてくれた人がいたことを思い出し、寄ってみた。

 江戸時代から明治期にかけて西川材と呼ばれたこの辺の材木が筏に組まれて入間川を江戸まで運ばれた。早くても5日間はかかった。

川越近辺にも筏師の宿があった。

 入口正面に筏流しの模型があった。 

 いかだ 筏流しの経路

入間川筏流し●http://www.city.hanno.saitama.jp/0000001148.html

筏流しに関わる記録には下流の農民との対立抗争に関わるものが多いという。堰を作って水利を確保したい農民にとっては筏流しも季節の風物詩と見ているだけではすまなかったのだろう。よかったら上のブログ記事を読んでみてください。

 能仁寺に寄ったあと入間川の源流部を訪ねた。旧名栗村。もう10年以上ご無沙汰か。清冽な名栗川の流れ‥。

有間ダム近くの食堂「ゆきやなぎ」で昼食。うどんが本当に美味しい。

 「ゆきやなぎ」●http://www.mapple.net/spots/G01101092403.htm

昔、中国から来た生徒たちと秩父の浦山方面から入間川筋まで歩いたことや友人たちに有間ダム近くの棒の折山に連れていってもらったことを思い出した。

 この辺の山村風景はなかなかのものだ。県道沿いはどこまでも家並みが続いている。人々の生活の気配がある。

山は植林放置林で黒々としてはいるが荒廃したところが多い。「西川材」の故郷の現実。人々の生業(なりわい)はどうなっているのだろう。

「西川材」川越だより●http://blog.goo.ne.jp/keisukelap/e/bc2b353739e7e42bfc6c7e740123ecf7

 帰りは天目指峠を超えて高麗川筋の国道299を狭山へ。柏原の「えび善」によって妻は肉の買い付け。

「えび善」は5月から土日祝は休みになった。高校の同期生の米沢社主も70を超えた。手作りに徹した惣菜づくりに日々を生きるが無理は効かなくなったのだろう。たまには川越・室戸会でお茶でも飲もうよと言ったら「暇ができたらともかく眠りたい」。

奥さんの話だと土日連休にしたといっても日曜日には翌日の仕込みがあって仕事を休むわけにはいかないらしい。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿