昨日午後、狭山の石橋農園の畑で恒例の収穫祭がありました。今年は快適な天候だったので自転車で出かけました。
●昨年の収穫祭http://blog.goo.ne.jp/keisukelap/d/20091108
西武線の脇の畑に集まった今年のメンバーは9名です。岡野さん、諏訪さん、教亢さん、明子さん、石橋さん、渡辺さん、間山さん、武彦さん、啓介。
僕を除く先輩方は1956年から59年にかけて東京教育大学に入学し新聞会で活躍した方々ですから「60年安保」世代ということになります。年々、多少メンバーは替わりますが何時間もかけて狭山の石橋農園に駆けつけるのは何か絆のようなものがあるからでしょう。
石橋さんと明子さんが作ってくれたバーベキューをほおばりながら4時間近い語らいが続きました。
神戸に住む大谷さんから近況を知らせる便りと活動記録が届いていました。兵庫県の山村で有機農業をしながら新しい村を作るNPO活動をされているようです。活動記録にある集合写真に大谷さんが写っているはずですがどれがご本人なのか誰にも分かりません。僕は40年近く前、神戸で泊めて貰って以来です。50年も会っていない方もおられます。
「限界集落」に若者を NPOと住民連携 宍粟 (神戸新聞)
農山村の活性化に取り組むNPO法人「ひょうご農業クラブ」(相生市)のメンバーと都市住民らが、人口減が進む宍粟市一宮町千町(せんちょう)の住民と共同で、休耕田の再生を軸にした地域おこしに乗り出す。耕作放棄地で野菜を栽培したり、農産物を加工したりして雇用を創出。メンバーは「限界集落の再生のモデルとなる活動にし、日本の農業の再生につなげたい」と意気込む。(井垣和子)
千町は、標高約600メートルの山あい集落。40年ほど前は約40世帯だったが、高齢化と人口減で21世帯・51人に減少。人口の50%以上が65歳以上で、社会的共同生活の維持が困難な「限界集落」となり、耕作地(8ヘクタール)の7割が休耕田や耕作放棄地だ。
同クラブの計画では、50アールの休耕田と放棄地を借りて大豆や大根、キャベツ、トウモロコシなどを栽培。地区内の農産物直売所を加工場に改装して、みそ、漬物、切り干し大根などを生産。神戸・六甲アイランドで同クラブが運営する販売所で扱う。大学の研究者とも手を結び、さらに商品開発を進めるという。
千町との交流は、同クラブの理事長、増田大成さん(73)が、集落再生を支援する県認定のアドバイザーになり、2009年3月に訪れたことがきっかけ。増田さんが仲間に呼び掛け、同クラブのメンバーや地元住民で地域おこしグループ「あこがれ千町の会」を結成し、神戸など県内各地から30~80歳代の約20人が集まった。
神戸からは車で片道約3時間かかるため、地元に宿泊施設も整備する予定。増田さんは「農業で生活ができる地域にするのが目標。地域に仕事をつくり、若者が定住できる地域を目指す」。
千町自治会長の藤原拓美さん(59)は「地域の存続のために何とかしたい思いはあったが、手だてがなかった。これからは都市部の住民と力を合わせて村を元気にしたい」と話している。 (2010/03/22 13:35)
出典●「あこがれ千町の会」http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0002803040.shtml
教亢さんが「農」を中心に据えた国造りこそ今、問われていると語り始めました。珍しく力の入った言葉です。武彦さんが是に呼応します。夕刊紙や出版社の幹部としての役割を果たしてきた方々です。
僕はこれらの方々の本領の一端を見た気がしてきちんとした議論を聞きたいものだと思いました。TPPとかという言葉を聞く昨今です。世界に冠たる良質の農産物を生み出す日本の農業ですがこのままでは未来がないことははっきりしています。
来年の収穫祭には大谷さんにもやってきてもらって50年余ぶりに「教育大学新聞」の主張討論をやってもらいたいものです。
夕暮れが近づいて解散となりました。石橋さんが里芋や大根を持たせてくれました。また来年、元気にお会いしたいものです。
追記 大谷成章さんにこんな著作があることを知りました。●http://www.iwanami.co.jp/hensyu/sin/sin_kkn/kkn0412/sin_k206.html
●昨年の収穫祭http://blog.goo.ne.jp/keisukelap/d/20091108
西武線の脇の畑に集まった今年のメンバーは9名です。岡野さん、諏訪さん、教亢さん、明子さん、石橋さん、渡辺さん、間山さん、武彦さん、啓介。
僕を除く先輩方は1956年から59年にかけて東京教育大学に入学し新聞会で活躍した方々ですから「60年安保」世代ということになります。年々、多少メンバーは替わりますが何時間もかけて狭山の石橋農園に駆けつけるのは何か絆のようなものがあるからでしょう。
石橋さんと明子さんが作ってくれたバーベキューをほおばりながら4時間近い語らいが続きました。
神戸に住む大谷さんから近況を知らせる便りと活動記録が届いていました。兵庫県の山村で有機農業をしながら新しい村を作るNPO活動をされているようです。活動記録にある集合写真に大谷さんが写っているはずですがどれがご本人なのか誰にも分かりません。僕は40年近く前、神戸で泊めて貰って以来です。50年も会っていない方もおられます。
「限界集落」に若者を NPOと住民連携 宍粟 (神戸新聞)
農山村の活性化に取り組むNPO法人「ひょうご農業クラブ」(相生市)のメンバーと都市住民らが、人口減が進む宍粟市一宮町千町(せんちょう)の住民と共同で、休耕田の再生を軸にした地域おこしに乗り出す。耕作放棄地で野菜を栽培したり、農産物を加工したりして雇用を創出。メンバーは「限界集落の再生のモデルとなる活動にし、日本の農業の再生につなげたい」と意気込む。(井垣和子)
千町は、標高約600メートルの山あい集落。40年ほど前は約40世帯だったが、高齢化と人口減で21世帯・51人に減少。人口の50%以上が65歳以上で、社会的共同生活の維持が困難な「限界集落」となり、耕作地(8ヘクタール)の7割が休耕田や耕作放棄地だ。
同クラブの計画では、50アールの休耕田と放棄地を借りて大豆や大根、キャベツ、トウモロコシなどを栽培。地区内の農産物直売所を加工場に改装して、みそ、漬物、切り干し大根などを生産。神戸・六甲アイランドで同クラブが運営する販売所で扱う。大学の研究者とも手を結び、さらに商品開発を進めるという。
千町との交流は、同クラブの理事長、増田大成さん(73)が、集落再生を支援する県認定のアドバイザーになり、2009年3月に訪れたことがきっかけ。増田さんが仲間に呼び掛け、同クラブのメンバーや地元住民で地域おこしグループ「あこがれ千町の会」を結成し、神戸など県内各地から30~80歳代の約20人が集まった。
神戸からは車で片道約3時間かかるため、地元に宿泊施設も整備する予定。増田さんは「農業で生活ができる地域にするのが目標。地域に仕事をつくり、若者が定住できる地域を目指す」。
千町自治会長の藤原拓美さん(59)は「地域の存続のために何とかしたい思いはあったが、手だてがなかった。これからは都市部の住民と力を合わせて村を元気にしたい」と話している。 (2010/03/22 13:35)
出典●「あこがれ千町の会」http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0002803040.shtml
教亢さんが「農」を中心に据えた国造りこそ今、問われていると語り始めました。珍しく力の入った言葉です。武彦さんが是に呼応します。夕刊紙や出版社の幹部としての役割を果たしてきた方々です。
僕はこれらの方々の本領の一端を見た気がしてきちんとした議論を聞きたいものだと思いました。TPPとかという言葉を聞く昨今です。世界に冠たる良質の農産物を生み出す日本の農業ですがこのままでは未来がないことははっきりしています。
来年の収穫祭には大谷さんにもやってきてもらって50年余ぶりに「教育大学新聞」の主張討論をやってもらいたいものです。
夕暮れが近づいて解散となりました。石橋さんが里芋や大根を持たせてくれました。また来年、元気にお会いしたいものです。
追記 大谷成章さんにこんな著作があることを知りました。●http://www.iwanami.co.jp/hensyu/sin/sin_kkn/kkn0412/sin_k206.html