10月18日から息子夫婦と仙台・石巻方面に旅行することになっています。石巻で別れた後、私たちは2・3日北上川沿いにさかのぼってみようかと調べているうちに登米(とめ)市にかかわってこんなニュースが出てきました。
登米市に高倉勝子美術館完成
原爆体験の衝撃、間近に
登米市出身で仙台市泉区の日本画家高倉勝子さん(85)が私費を投じて作品を展示する「高倉勝子美術館」が登米市登米町に完成し、19日にプレオープンした。30日までのプレオープン期間中は入館無料。10月4日に開館する。
同美術館は、高倉さんが私費約1億円の事業費をかけて造り、生まれ育った同市に寄贈した。建物は、蔵作りの木造平屋約340平方メートル。常設展示室、多目的室、ギャラリーなどが設けられ、高倉さんが描いた水墨画や日本画計54点を展示する。
高倉さんは、登米高等女学校を卒業して女子美術大学(東京都)に進学し、教諭に。結婚後、陸軍中尉の夫とともに広島に移り、被爆した。その体験をもとに描いた代表作の水墨画「原爆の図」は、空に閃光(せんこう)が走った様子、がれきに埋もれ、夕方に夫の部下に発見されて奇跡的に助かったことなどが描かれ、原爆の悲惨さを伝えている。「原爆の図」を鑑賞していた主婦森良子さん(59)は「私は戦争を知らないが、とてもリアルに描かれていて涙が出そうになった」と話していた。
休館日は、12月28日~1月4日。開館時間は午前9時から午後4時半。開館後の入館料は大人200円、高校生150円、小中学生100円。問い合わせは同美術館(0220・52・2755)。
(2009年9月20日 読売新聞)
「原爆の図」といえば丸木夫妻の作品を思い浮かべますが、俊さんの後輩に当たる画家が描いた作品とはどんなものでしょう。高倉さんは長く封印してきた地獄の体験の記憶を老齢になってから描き始めたようです。そこにある決意はただものではありえません。
どういう方か、一億もの私財を投じて美術館を立て、市に寄贈されたとか。
開館して日の浅いこの美術館を訪ねることにしました。北上川のほとりの町は旧県庁などもあった古い街のようです。ここに泊まって高倉さんの画業に学ぶ一日をすごしたいと思います。
朝日新聞記事http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=0400000090926000 3
登米市に高倉勝子美術館完成
原爆体験の衝撃、間近に
登米市出身で仙台市泉区の日本画家高倉勝子さん(85)が私費を投じて作品を展示する「高倉勝子美術館」が登米市登米町に完成し、19日にプレオープンした。30日までのプレオープン期間中は入館無料。10月4日に開館する。
同美術館は、高倉さんが私費約1億円の事業費をかけて造り、生まれ育った同市に寄贈した。建物は、蔵作りの木造平屋約340平方メートル。常設展示室、多目的室、ギャラリーなどが設けられ、高倉さんが描いた水墨画や日本画計54点を展示する。
高倉さんは、登米高等女学校を卒業して女子美術大学(東京都)に進学し、教諭に。結婚後、陸軍中尉の夫とともに広島に移り、被爆した。その体験をもとに描いた代表作の水墨画「原爆の図」は、空に閃光(せんこう)が走った様子、がれきに埋もれ、夕方に夫の部下に発見されて奇跡的に助かったことなどが描かれ、原爆の悲惨さを伝えている。「原爆の図」を鑑賞していた主婦森良子さん(59)は「私は戦争を知らないが、とてもリアルに描かれていて涙が出そうになった」と話していた。
休館日は、12月28日~1月4日。開館時間は午前9時から午後4時半。開館後の入館料は大人200円、高校生150円、小中学生100円。問い合わせは同美術館(0220・52・2755)。
(2009年9月20日 読売新聞)
「原爆の図」といえば丸木夫妻の作品を思い浮かべますが、俊さんの後輩に当たる画家が描いた作品とはどんなものでしょう。高倉さんは長く封印してきた地獄の体験の記憶を老齢になってから描き始めたようです。そこにある決意はただものではありえません。
どういう方か、一億もの私財を投じて美術館を立て、市に寄贈されたとか。
開館して日の浅いこの美術館を訪ねることにしました。北上川のほとりの町は旧県庁などもあった古い街のようです。ここに泊まって高倉さんの画業に学ぶ一日をすごしたいと思います。
朝日新聞記事http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=0400000090926000 3