月火美人;女王花(サボテン科)花言葉は、ただ一度だけ会いたくて。メキシコ~ブラジル原産の多年草。大輪で美しい花を夜に咲かせて芳香を放つので「月火美人」の名がある。開花は7~9月。径葯12㎝、花は白、雄蕊も雌蕊も白色。夜8時ごろ咲き、数時間ほどでしぼんでしまう。他のサボテンのような刺はなく、茎が変形して茎節からなり扁平で多肉質である。高さ葯3m、鉢植えで栽培される。なおリュウゼツラン科の球根植物「月下香」を月火美人と呼ぶこともるが、別の植物。こちらも白花で夜によく香る。●夜になり、くっと花首を上げて、華やかな芳香をただよわせて咲く。妖艶な雰囲気を持つ花である。「月火美人一分の隙もなきしじま 安部みどり」「焔を吐いて月火美人のひらきそむ 石原八束」「月火美人たまゆらの香の満ちにけり 深見けんニ」「月火美人咲きて後宮めく吾が家 高川鈴子」「今一度月火美人に寄りて辞す 森田純一郎」。(月火美人束の間に咲き見落とせり ケイスケ)