オニバス(スイレン科;オニバス属)花言葉は、神秘的。池沼に生える一年生の大きな水草。全体に刺が多い。水上葉は円形でしわがあり、径20㎝から大きいものは3メートルにおよぶ。花は径4㎝ほどで、昼間開き夜はとじる。花弁は鮮紅色、内側は緑色をしている。萼片は4個で外側は緑色、内側は褐紫色をしている。花期は8~10月。分布地は、本州、四国九州。同属にヒツジ草、エゾノヒツジ草、がある。「ほのぼのと舟押し出すや蓮の中 夏目漱石」「利根川のふるきみなとの蓮かな 水原秋桜子」「夜の蓮に婚礼の部屋を開けはなつ 山口誓子」「蓮散華美しきものまた壊る 橋本多佳子」「紅蓮ついの一花を見届けに 神尾久美子」「浮葉巻葉立葉折葉とはちすらし 素 堂」「白光を放つ一番浮葉かな 加藤三七子」「遠くより風立てくる蓮浮葉 星野 椿」「寝たらぬは汚るるに似て浮葉かな 牧川昌子」「蓮ひらく雲も花びらなして透き 宮津明彦」。(蓮さいて風爽やかに沼騒ぐ ケイスケ)