今回の野党第一党の党首選であるが、締切日当日の七日に第4候補が決まった。3年前の時も、推薦人20人の壁で最後までもつれ、やっと第4候補が決定した経緯が思い起こされる。
党内事情は知らないけれど、国民の誰もが第一線を引いたはずと思った議員や前代表に現代表という三つ巴では、世間体が悪いと思ったのかどうか知らないが、第4の女性候補が名乗りを上げて、やっと第一野党としての格好が保たれたように思える。
おそらくは〇〇候補に決まるのだろうが、決選投票になって、そこに第4の女性候補が絡んで欲しい気がする。そして、経歴は浅いという話しだが、その第4の女性候補が党首にでもなれば野党自体が変わっていくんじゃないかと、淡い期待を抱く国民は案外多いのではないか。裏を返せば、それだけ魅力に欠けているという証左なんだろう。
方や裏金や統一教会で党としての存在すら否定されるべき自民党が、その罪に向き合うことなくいけしゃーしゃーと総裁選をやっているのには、国民の大半のみならず党員にも違和感が消えないだろう。この秋に新総理大臣が決まるとしても、こんな状況では果たして国の数々の難題に立ち向かえるのか不安は尽きない。