ちょっと小さめのキウイフルーツである。皮の表面にもじゃもじゃがない。小ぶりのMサイズ卵と比べてみたが、それよりも小さい。名前はまだ知らない。味の方はというと、野苺の自然み溢れみ濃厚な甘いスイートに似て、例えればイチジクの味に似ている感じがした。酸っぱさはない。手で摘まんで絞り出すように口に押し込めば、そこは別世界のフルーツの園に入り込んでしまう。
いつもの山間の朝市で見つけた。馴染みになった人の口上では、キウイみたいだけど全然違うよ。見た目だけがちっちゃなキウイだけど、とっても美味しい。目の前にあった8個入りの2パックがすっと無くなって売り切れた。すると、奥の方から隠していたらしい商品を持ってきて、もうこれが最後と言って売ってくれた。
1月近く朝市通いもしていなかったが、どうしても寄りたいなーと思って来た。すると、新型コロナで1年以上も中止していた”止々呂美焼き”を再開した日だった。1枚120円の止々呂美焼きを腹に収めて、隠れ家のある海に向かってパサートを走らせた。