今朝の新聞を見て驚いた。『我々は感染の実態の一部を把握しているに過ぎない』と述べたという。彼らが日本を緊急事態という文言で縛り上げたのである。恐ろしいことだ。戦前の陸軍参謀本部でももう少し実態把握はできていただろう。
『感染は緩やかな減少傾向にあり、外出自粛は当面の間維持するように』と、何を根拠に言えるのか。それでも科学者の端くれか!と思った。
『ほかに、不足が指摘されているPCR検査が迅速に実施出来ることも条件』というのも付け足しであった。
結論から言えば、『この国は大きな間違いを犯している』と断じて間違いない。真実に蓋をして、さも真実のように人々に嘘を堂々と語り、国民の自由を縛るのである。
その証左に、マトモな意見を述べる専門家から、とんでもない専門家と揶揄される者たちが、政権の力を背景に非科学的な根拠で提言するからである。
簡単に言えば、「からだの調子がおかしいという何千人の相談者の1割ほど」のPCR検査で、「緩やかな減少傾向」などと言える筈がないのである。横浜では38人の陰性を陽性としたミスがあったという。この国の医療実態の貧しさが専門家会議の委員に反映されているようだ。