TAZAN-NO-ISHI

「他山の石」で軌道修正しながら
 真の幸せにつながる言葉を
 メモってゆきたい

<戦争の実態>

2023-06-25 | 道しるべ
* 澤地久枝(92歳)
『「敵も味方ない 命の重さ」
「分かろうとする努力さえあれば、人間は捨てたものではない」
「戦争が繰り返されないためにも、後世に事実を伝えたいと40年前に調査を行なった」
「自分の病気のことなんか全然考えてない」』

* アン・ホワイトロー(81)/誕生直後に父(兵士)を失った娘
『母には打ちひしがれた戦争遺族でいる余裕がなかったのです。
あなた(澤地久枝)の仕事はとても重要だと思います。と言うのも,戦争がどれだけの犠牲を生むか、どれだけの人に悲劇を生むかをみんなが忘れないようにしなければいけないからです。あなたのインタビューを受けた後私は変わったと思います。
自分以外の国のことを理解し、関心を持つ必要性に気づきました。私たちは違いがあっても同じ人間なのです。そのことを忘れたくありません。』

* アーノルド・トルー艦長の証言/駆逐艦ハマンは水没した
『私たちは日々戦争に明け暮れている。それは生き残りをかけた単純な戦いだ。しかし
もう一つ難しい戦いがある。それは敵を友人にするための戦いで、こちらは頭脳が必要だ。この戦いに負ければ、私たちは未来を失ってしまう。』

* クリス・トルー(トルー艦長の息子)
『戦争になれば、誰もが敗北する。』

* アメリカの歴史家レイカーさん
『「敵の兵士にもその帰りを待つ家族がいる」
「敵は、顔のないよそ者であると言う考えが(アメリカで)広く浸透しているのは残念です」
「敵を人間だと思わなければ戦いやすくなると言うのはある意味では理解できます。だからこのような小さな視点に目を向けることがとても重要なのです。」
「兵士の顔を見せることで、戦争がいかにひどいものであるかを示したい」』

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上記は過去のミッドウェー海戦に関わる「ETV特集」からのものです。
その中のひとつに
『戦争になれば、誰もが敗北する。』とある。
双方とも敗北する? とは、当初ショックでした。
しかし、これはホントだと思います。
何故なら、戦争になると悪意のない人たちをも殺害し、全てを破壊し、甚大な悲哀を生じさせる故、双方とも人間脱落と言わざるを得ないからです。

戦争の実態は、殺し合いと
相手の生活を壊滅させることだったのだ!
今更ながら、その事に気付かされ慄いて居ます。

あらためて
澤地久枝様のライフワーク
(ミッドウェー海戦の調査記録)と
それを含めて編集した「ETV特集」に
衷心より感謝を捧げたい。
  /隣人語録より


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