★【 ▽真のキリスト教４３０ 「仁愛からくる公的義務」というと、納税の義務です。これは、職務上の義務とは混同できません。納税については、霊的な心をもっている人は、ただ自然的な心をもっている人の場合と、ちがっています。霊的な人は、善意から納税を行ないます。その金は、祖国の維持のため、国と教会の守りのため、官公吏の働きをとおして、国の管理を行なうためです。官公吏の給料や生活費は、国庫から出なくてはなりません。
ということで、祖国と教会が隣人になっている人は、自発的に、よろこんで、納税します。不正申告をしたり、だましたりすることは罪だと思い、そのようなことは避けます。ところが、祖国や教会が隣人になっていない人は、いやいやながらの反発心で納税し、チャンスがあれば、ウソを言って、のがれようとします。かれらにとっては、自分の身内と肉が隣人なのです。／スウェデンボルグ著 (長島訳／アルカナ出版)
▽黙示録講解７８５：5 善い業があるところに、教会がある。
▽天界の秘義１８４４ 教会は主を愛し、自分自身のように隣人を愛し、良心を持ち、憎悪心を遠ざける者たちのもとにのみ存在している。
▽聖書の教義７８ 主が人間と連結されるに比例して、教会がその人間の中に存在するのである。教会は人間の中にあるのであって、人間の外にある教会は各自の中に教会を持った幾多の人間のもとにある教会である。
▽黙示録講解１０４ 聖言における主の教えに従った生活は、すべて「仁愛」と呼ばれているため、仁愛は生活である。それゆえ仁愛を実践することは、それらの教えに従って生きることである。
たとえ信仰の教義と儀式などの方面では相違していても、仁愛から考察されるなら、ひとつの教会が存在するのみである。
▽天界の秘義６３７ もし主の教会が地上において完全に消滅してしまうならば、人類は生存することが出来ず、すべて死滅してしまうであろう。教会は心臓のようなものである。心臓が生きている限り、まわりの内蔵や器官は生存するが、心臓が死滅するとすぐに各部も全体も死に至る。主の教会は、地上では心臓のようなものであり、そこから人類や教会外の人たちも生命を得ているのである。それゆえ人類創造の当初から常に教会が存在し、教会が死滅し始めるとその都度、だれかの中に教会は存続したのである。
この事がまた主が世に来られた理由であった。もし主が神的慈悲の中に来られなかったなら、地上の全人類は滅亡してしまったであろう。当時の教会には善も真理もほとんど残っておらず、天界と霊界を通して主と結ばれていなければ、人類は生き残れなかったのである。人間そのものは野獣よりはるかに卑しいからである。人間は自分自身の自由に委ねられるならば、自滅に向かって突っ込むであろう。なぜなら人間は自分と凡ての人間の破滅をもたらす以外の何ものも欲していないからである。
人間の秩序は「自分自身のように他の者を愛さなければならない」事であるのに、今では自分自身を他の者よりも愛し、したがってすべての者を憎んでいるのである。しかし野獣の場合はそうでない。かれらには秩序があり、その秩序にしたがって生きている。野獣は内在する秩序に応じて生きているが、人間は秩序に反して生きているのである。それで主が人間を憐れみ、天使たちを通して人間をご自身に連結されないかぎり、人間は一瞬も生きることができないのである。しかし以上のことを人間は気付いていない。
※「すべて宗教は、生活に関わるものである。宗教の生活とは善を行なうことである。／スウェデンボルグ(1688〜1772) 」】
隣人語録より
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ということで、祖国と教会が隣人になっている人は、自発的に、よろこんで、納税します。不正申告をしたり、だましたりすることは罪だと思い、そのようなことは避けます。ところが、祖国や教会が隣人になっていない人は、いやいやながらの反発心で納税し、チャンスがあれば、ウソを言って、のがれようとします。かれらにとっては、自分の身内と肉が隣人なのです。／スウェデンボルグ著 (長島訳／アルカナ出版)
▽黙示録講解７８５：5 善い業があるところに、教会がある。
▽天界の秘義１８４４ 教会は主を愛し、自分自身のように隣人を愛し、良心を持ち、憎悪心を遠ざける者たちのもとにのみ存在している。
▽聖書の教義７８ 主が人間と連結されるに比例して、教会がその人間の中に存在するのである。教会は人間の中にあるのであって、人間の外にある教会は各自の中に教会を持った幾多の人間のもとにある教会である。
▽黙示録講解１０４ 聖言における主の教えに従った生活は、すべて「仁愛」と呼ばれているため、仁愛は生活である。それゆえ仁愛を実践することは、それらの教えに従って生きることである。
たとえ信仰の教義と儀式などの方面では相違していても、仁愛から考察されるなら、ひとつの教会が存在するのみである。
▽天界の秘義６３７ もし主の教会が地上において完全に消滅してしまうならば、人類は生存することが出来ず、すべて死滅してしまうであろう。教会は心臓のようなものである。心臓が生きている限り、まわりの内蔵や器官は生存するが、心臓が死滅するとすぐに各部も全体も死に至る。主の教会は、地上では心臓のようなものであり、そこから人類や教会外の人たちも生命を得ているのである。それゆえ人類創造の当初から常に教会が存在し、教会が死滅し始めるとその都度、だれかの中に教会は存続したのである。
この事がまた主が世に来られた理由であった。もし主が神的慈悲の中に来られなかったなら、地上の全人類は滅亡してしまったであろう。当時の教会には善も真理もほとんど残っておらず、天界と霊界を通して主と結ばれていなければ、人類は生き残れなかったのである。人間そのものは野獣よりはるかに卑しいからである。人間は自分自身の自由に委ねられるならば、自滅に向かって突っ込むであろう。なぜなら人間は自分と凡ての人間の破滅をもたらす以外の何ものも欲していないからである。
人間の秩序は「自分自身のように他の者を愛さなければならない」事であるのに、今では自分自身を他の者よりも愛し、したがってすべての者を憎んでいるのである。しかし野獣の場合はそうでない。かれらには秩序があり、その秩序にしたがって生きている。野獣は内在する秩序に応じて生きているが、人間は秩序に反して生きているのである。それで主が人間を憐れみ、天使たちを通して人間をご自身に連結されないかぎり、人間は一瞬も生きることができないのである。しかし以上のことを人間は気付いていない。
※「すべて宗教は、生活に関わるものである。宗教の生活とは善を行なうことである。／スウェデンボルグ(1688〜1772) 」】
隣人語録より
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