鶏口舎(けいこうしゃ)な日々

木彫りとレジンで招き猫やお地蔵さんなどを制作している「鶏口舎」です

木には個性がある

2015年11月01日 | 木彫の話し(道具や材料、木材について)

天然木曽ヒノキで、めでタイを彫っています
彫り途中ですが、ちょっとおもしろめのヒノキなので
写真を載せます


わかりにくいのですが、斜めに色が濃い部分があります
木目はすごく穏やかです
柔らかいヒノキです
かぼちゃを彫っていたヒノキは、個性的な木目で
男らしい感じがしました


ヒノキでも、硬さがまったく違います

植林のヒノキは、硬すぎるところと、
柔らかすぎるところの差がありすぎると、
感じます
木目は「むずかしい」ものが多いです
どうして、こうなったの?と聞きたくなるような…

天然のヒノキは、彫っているといつも
見た事のない木目が出てきます
たぶん、ゆっくりのんびり育ち
嫌なこともなかったのではないかと
想像します

木はこうやって、小さく製材されても、
生きているんだという事をいつも感じます


木を彫るということは、とても奥が深くおもしろいことです

興味のある方が、もっと簡単に気軽にやれる方法はないかな?と
いつも思います

今少しバタバタしていますが、落ち着いたら
またブログに書いていきたいです
「参考なりました」と言ってくださった方がいて、
すごく嬉しかったです

「彫刻刀 選び方」でこのブログに検索でくるかた、
けっこう多いです

この楽しい気持ちを、もっと多くの方が感じてくれたら
私は嬉しいです




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