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目が覚めたら二足歩行

なんかダラダラ生きています。

読書の感想(水底フェスタとボトルネック再読)

2014年08月21日 | AW

ボトルネック  米澤穂信
2009年に初めて読んで、すごい章激を受けた一冊だった。
何もそこまでうちのめさなくてもいいじゃん・・・。って。
心臓えぐられるように痛かった記憶がある。
特に2009年は私「子ども欲しい」」夫「別にいらない」な状況だったし
私はこの世に存在しているのってなんだろうとか思ったりしていたし。
この本で救いに思える事は、リョウがサキの世界では両親に会わなかった事だ。


水底フェスタ  辻村深月
これぞ村社会って話。
辻村さんの話はイナカが嫌で村社会が嫌な優等生がたびたび出てくるけれど
彼女自身がそう思って育ってきたのだろうか。
主人公の母親の、女特有の嫌らしさが素晴らしかった。さすが尊重(権力者)の嫁。
それにしても主人公の「そういえば母親の茶碗は食事の際に出されたことがない」のを
当たり前に思う、所詮はイナカの尊重の長男という所も素敵だわ。それでいて村を出たいとかもうね。
すげーな。と思うのでしたとさ。  なお、復讐の方は興味ない。人を呪わば穴ふたつ。
コメント
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