CHAINSAW ART JAPAN・ケイジの仕事記録

木を切るチェンソーで木彫刻。チェンソーアートジャパン・ケイジの仕事などを記録したブログです。

ドイツ・オランダ出張彫刻の旅 その13 ~ヴァッケン編 その4~

2018年08月19日 | 2018ドイツ・オランダ紀行
ヴァッケン編 ~その4~


パフォーマンスもここまで来ると意味がわからん!

3日目 8月4日 土曜日
ついに最終日! この妙な達成感は何なんだ!
結局、今日は昨日のミミズクを見て「欲しい」とオーダーしてくれたものを彫り終了。
後は片づけに専念。もう一つ注文は来たのだが残念ながらタイムオーバーでお断りした。





フロリアン氏はこのイベントのシンボル的な女性のアーティストを彫った。


ノルウェーのチェンソーアーティスト・オリ氏は有名なキャラクターだそうです。


ドイツのチェンソーアーティストであり、今回オランダでも一緒だったミーシャの作品は「ザ・ヴァッケン」って感じの凄い作品だ。



私は大きいものは作らず、販売用の小型作品ばかりであったが、彼らは3日間で大きな作品を1つ制作し、会場に残す。私たちは売上げを上げさせてもらう。正直、やはりフクロウ系が一番売れるようだ。フクロウを彫るということを舐めたらアカンでよ!!

会場には数カ所、ベジのお店が出ていた。長い行列がいつもできている。




最終日のメインステージも当然凄いが、本当に凄いのは午前2時の最終ステージらしい。


最後の食事は何とVEGANカレーだった!(涙)


この日はもう1泊し、朝4時起きでフロリアン氏宅へ帰宅。
日曜日の午前中に到着し、午後からは息子さんの誕生日パーティであった。とにかくハード!

ヴァッケン編 終

<まだまだ続く>

ドイツ・オランダ出張彫刻の旅 その12 ~ヴァッケン編 その3~

2018年08月19日 | 2018ドイツ・オランダ紀行
ヴァッケン編 ~その3~



3日目 8月3日 金曜日 
そろそろこの人混みにも馴れてきた。会場にはATMまである!凄い!



3日目はミミズクを彫る。その場で売れてしまった。写真は同じ作品なのだが、角度や光によって表情が違って見える。



次にオーダーいただいたヨーロッパのドラゴンを彫った。
それにしても後で見ている兄ちゃん恐いわ~。











この日のメインステージも凄すぎ!







最後に記念自撮


<続く>

ドイツ・オランダ出張彫刻の旅 その11 ~ヴァッケン編 その2~

2018年08月18日 | 2018ドイツ・オランダ紀行
■ヴァッケン・オープン・エアー2018
2018年(平成30年)8月1日 水曜日~8月4日 土曜日までの4日間、ドイツ・ハンバーグ近郊のWacken(バッケン)という小さな町に、巨大なイベントが毎年行われています。W:O:A ヴァッケン・オン・エアという今年で29回目を迎える「メタルロック」の世界で一番大きな祭典だそうです。1日7~8万人、のべ30万人が来場します。この一週間、町はメタル一色となり、地元の人々もその対応に参加し、町あげての巨大イベントとなっています。



ヴァッケン編 ~その2~

イベント会場に到着し、関係者用駐車場に車を駐め、そこから荷物をカービングエリアまで運搬しなくてはならない。1~2キロほどあるため、手作業では無理である。前日に会場入りできていれば自家用車でも搬入できたようなのだが、1日遅れて当日になってしまったため搬入はスタッフのトラックを手配してもらうことになった。そのピックアップトラックで2往復し、何とか搬入できた。1日目は既に夕方だったため、2日目からの準備だけして宿舎に向かうことになった。




その前にさっそく関係者用食堂で夕食をいただく。何とこんな会場にもVEGAN用メニューが!たったの1品であったが、あるだけマシか!




(大豆ミート詰めパプリカ ケチャップ煮)

宿は主催者が用意してくれたホームステイのようなアパート。フロリアン氏と我々、そして先に入っていたシャキご家族。シャキ氏は2年前のフロリアン氏主催のイベントで会っているチェンソーアーティスト。このヴァッケンには常連のようだ。アパートにはトイレ・シャワールーム・洗面所を兼ねた部屋が1つしかなく、お互い気を使いながらの使用なので少しだけストレスが。でも会場キャンプ組よりははるかにマシ。(イベント自体を楽しむのであればキャンプが逆に楽しいだろう)
部屋は屋根下で、直射日光の残熱でとても暑いので窓を開ける。窓には網戸がついていない。この夜、近くの養豚場から臭ってくる悪臭と蚊の奇襲によってなかなか眠れなかった。




2日目 8月2日 木曜日 快晴 とても暑い日
昨日より来場客も増えている。とにかく凄い。徐々に我々が置かれている会場が理解できてきた。もともとヴァッケンのメインであるメタルバンドのステージは会場内に複数あり、我々がカービングする「ビレッジ」にも小さいステージが1つある。その「ビレッジ」とは別に「プラザ」「メタルマーケット」「インフィールド(メインステージ)」「センター」「ビアガーデン」「レッドクロス(救急)」などに別れている。レッドクロスも大きく、そんなに倒れる人がいるんだ~っと驚かされるが、これだけ人が居て暑ければ、これぐらいの体制は必要であろう。
「ビレッジ」は特にアートや特殊なお店、映画のセットみたいな演出が施され、音楽とは違った世界観を出す「村」なのだ。メタルの世界観を物理的に見せるというのか・・・。表現が難しい。







朝、イベント開場前の時間に関係者用食堂(朝食会場)に行き、最低限の食事をとる。良く見ると既に来年の案内バナーまで張られている。凄いな~っと関心する。今までいろいろ携わったイベントで来年の予告までするイベントは私が知る中では皆無だ。それほどまでにこのヴァッケンは「凄い」の一言!






もう一つはこの食堂にはハイスピードWi-Fiが備わっており、ドイツに来て一番快適なネット環境であった。しかし食事時間は早く済ませなくてはいけないので、結局最低限しか事務が進まない。

朝食を済ませ、ビレッジへ。まだ開場していないのでスタッフしかいない会場はただただ広い。
雨が降らず乾燥している会場には水まきカーが走り回る。その水はスタッフにも容赦なく襲いかかり、水浸しになるので逃げなくてはならない。メインゲートも巨大だ。ふと来場者用キャンプサイトを見ると、これまた一面車とテント、人、人、人。







カービングのブースをそれなりにセットアップし、いよいよカービングスタート。
恐い感じの観客から見られながら販売用小さめ作品を公開彫刻。
イーグル、ウルフ、刀(写真無・5分カービング品)、注文品のペンギンを1日で彫った。











丁度、ペンギンを彫っている時、背中側にもの凄い音と同時に熱波の衝撃を受けた。一瞬「テロだ!」っと頭をよぎり「ここで死ぬのか!」と思ったら、前のステージでファイヤーショウがはじまったようだ。もの凄い音と熱。何度聞いても驚く。心臓に悪い。




<続く>

ドイツ・オランダ出張彫刻の旅 その10 ~ヴァッケン編 その1~

2018年08月17日 | 2018ドイツ・オランダ紀行
さて、いよいよ次のイベントに行く日が来た。準備を終え、少し走ると車から「キキキキ」と異音が!「どうしようか?」と相談され、「一応専門の車屋さんに見てもらった方が良い」と進言。少し戻ったが、フォード社のディーラ整備場に入った。チェックを受けると、タイヤ部分のベアリングが壊れていた。このまま走ったら大事故に繋がる恐れがあったとのこと。やはり「車の異常を感じたら即チェック・整備」が望ましい。結局、この日は部品が届かず、あくる日の朝一で直してもらい、イベントへ向かうことになった。
(神様が行かない方が良いと行っているような気がする・・・・)
いろいろな情報が飛び交い、一時はイベント行きも中止を考えたほどだったが、1日遅れで現地に向かった。途中、アウトバーンではWOAと書いた車がどんどん会場に向かっていて渋滞もしばしば。



会場に到着し、少し長い列ではあったがイベントの関係者チェックインも無事済ませ、パスももらえた。腕輪がパスで、首輪のカードが食券であることが後で理解できた。この食券はスタッフ用食堂を無料利用できるものであるが、1日3回までと決められているようで、何回でも使えるものではないことも後で解った。腕輪の方は我々夫婦には早く外したいものであった(イベント期間中は外せない)が、数年分を取らずに付けている人もいる。私たちにとっては信じられない・・・・。・・・・汗で臭いし・・・。



チェックインには長蛇の列。1時間以上かかった。








そしていよいよ会場入り・・・。会場では恐怖?混沌?カオスのような演出がなされ、「ここで数日過ごすのか~」っと溜息が出た。









<続く>