CHAINSAW ART JAPAN・ケイジの仕事記録

木を切るチェンソーで木彫刻。チェンソーアートジャパン・ケイジの仕事などを記録したブログです。

ドイツ・スクラプター・ラバッツ2019

2019年07月29日 | 2019ドイツ紀行

今年のドイツ、最期のイベント「SKULPTUR RABATZ」
7月26日 金曜日にはじまりました。会期は28日 日曜日までの3日間。
オーガナイザーはフロリアン・リンドナー氏とその一族です。
1日目はほとんどチェンソーアーティストたちがメインピースを形にするだけでさほど観客は来ません。

2日目の土曜日あたりから観客が来始めます。2日目でほとんどのメイン彫刻は彫りあがります。

3日目は午前午後2回のクイックカービングショウとなります。
3日目はクイックカービングショウ作品のオークションもあるため観客数は5千人を超えます。

クラフトショップ的なお店やビールスタンド、ピザハウスなども出店していて賑やかです。

会場はテューリンゲン州ベードブランケンベルグ・ゴースクーリッツ村というたいへん小さな集落で行われ、周辺の牧場などが駐車場となります。入場は3日間通しが20€ぐらいです。
暑かったものの天気には恵まれ、2年ぶりのイベントは大成功でした。

7月26~28日 金~日曜日の3日間で彫り上げたメイン作品。
3日間と言っても最後の日曜日はほとんど作業時間は無いので実質2日間のようなもの。
今回のテーマは12星座をそれぞれ担当し、星座が楽器を奏でているというもので、それがディスプレイされた時に日時計となる予定。中心の針はサイモン氏が担当。13作品が彫りあげられました。

私は自分の星座でもある水瓶座を担当。最初は女性もしくは男性が持つ瓶から水が流れるものを想定していたのですが、どうやらココではワッサーマンと呼ばれるデザインを要求され、それを調べて彫ることに。結局アクアマンっぽく・・・。


7月28日 日曜日はほとんどのメイン作品はできあがり、クイックカービングショウが午前1回、午後1回行われ、これが一番集客します。

まずは1回目 11:30からのものです。
最初のショウは馬のベンチ。この大きさだと1時間では少しキツいです。

2回目 15:20からのもの。
今回は少し思考を変えてディテールがあまり凝らない熊の親子をやってみました。
これも仕上げまで入れて1時間のみ。

EU、USA、南米、アジアから集まった職業チェンソーアーティストたちは、短いイベント時間でそれぞれの仕事を終え、帰路について行きました。
私たちもまる2ヶ月に及ぶドイツでのカービングをこれで切り上げ、帰国します。
次は日本にて。